植原卓也、狂気の美しさを纏うシンになる~ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』ビジュアル撮影レポート

2021.10.6
レポート
舞台

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』 シン:植原卓也  (C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GS-111

画像を全て表示(3件)
 
全世界、累計発行部数1億部超えの伝説的人気コミック「北斗の拳」が、日本発のオリジナルミュージカルとして、2021年12月、東京・日生劇場にて上演される。タイトルは、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』。音楽にフランク・ワイルドホーン、演出に石丸さち子、脚本・作詞に高橋亜子というトップクリエイターたちが集結して創作される注目の本作において、ケンシロウの敵・シン役は、成長目覚ましい植原卓也と上田堪大が、ダブルキャストで演じる。このほど、植原卓也のビジュアル撮影のレポートが届いたので紹介する。


2021年8月上旬のある日、ミュージカル『フィスト・オブ・ノース・スター〜北斗の拳〜』でシン役を務める植原卓也のビジュアル撮影が行われた。

スタジオ内の準備が整ったところで「自分じゃないみたい」とつぶやきつつメイクルームから登場した植原。思わず目を奪われずにはいられないブロンドの長髪に全身白づくめのゴージャスな出で立ちは、麗しくもフォトジェニック。ファーストカットから現場のテンションも一気に高まった。

植原卓也 ビジュアル撮影の様子  (C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GS-111

まっすぐにレンズを見つめる憂いのある表情。スッと立っているだけでも漂う自信、威圧、高貴さがカメラに収められていく。ロング丈のマントの下から覗くのはやはり眩しい白のスーツ。大きくポーズを取るのではなく、ちょっとした手の上げ下げや顔の角度で静かな躍動を生み出しながら、全身でシンらしさを探る。「強くニヤリとして」「今のすっごくかっこいい!」とカメラマン。「ありがとうございます!」と少し照れ気味の植原。モニタには次々に魅力的なカットが並んでいく。

続いて原作絵を参考にしながらのポーズ撮影。まずトライしたのは、今まさにケンシロウの胸に七つの傷を刻もうとするあのシーンだ。原作監修の方に「ここにケンシロウ、こちらにユリアがいるイメージです」とシチュエーションを託される。求められるのは必要最低限の動きで圧倒的な存在感を出すこと。余裕の表情で顔の前に手を立てて──植原の長い指が手に豊かな表情を添え、物語性のあるカットが完成した。

後半はさらにアクティブに。「人生初めてのポーズかも」と言いながらマントを豪快にバサッ。威風堂々とした画力に一斉に歓声が上がる。ジャンプ、そしてキック! 長い足が天高く蹴上がった瞬間は今日イチの「おお〜っ!」。さらに「狂気の眼で」のオーダーに応え、シンという人物の生き様を顔そのものから伝えるポートレイトを撮ってオールアップ。静から動へ、キャラクターの振れ幅を一気に駆け抜けた充実のセッションとなった。

植原卓也 ビジュアル撮影の様子  (C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GS-111

植原卓也 コメント

この姿になって数時間、まだまだ慣れていない自分もいるけれど(笑)、スタッフのみなさんにテンションを上げていただき、自分でも「よし」と思えるショットを出せて……少しずつですが「自信を持って挑んでいけるぞ」という気持ちになれています。“漢”なキャラクターたちとは一線を画すモノがシンには求められているのだと、この撮影からも学ばせてもらいました。「足、そんなに上がるんだ!」と褒めてもらったのも嬉しかったな(笑)。

これまでも漫画原作の作品に関わらせていただくことはありましたが、出演の報告をしたときの父の喜びようからも、改めて「北斗の拳」という作品が愛されてきた歴史とパワーを実感しています。その原作を得てのミュージカル。百戦錬磨のキャストとスタッフが集結しました。みんなでギューッと絞り出したエンターテインメントのエキスが漲った、壮大なスケールの舞台になるのは間違いないでしょうね。僕も歌、ダンス、芝居、アクション……日生劇場のステージで自分が持てるものを最大に放出していく瞬間がとても楽しみ! 全てをやりきった、出し切った、届けられたと、役者として自分が思い描く高みに到達できたと胸を張れるように、そして、どの要素もひとつもこぼさずお客様に楽しんでいただけるように、常にチャレンジを忘れず挑みたいと思います。

主人公がものすごく強くて、さらに周りにも強い男たちがいて……これは、彼らの愛と欲望の物語。観ている間ずっと血が滾っているような気分になるんじゃないかなぁ。ぜひ何度も観て、じっくり味わっていただけたら嬉しいです。

取材・文=横澤由香

公演情報

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
 
<スタッフ>
原作:漫画「北斗の拳」(原作:武論尊 漫画:原 哲夫)
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:石丸さち子
脚本・作詞:高橋亜子
振付:
辻本知彦 顔安(ヤン・アン)
※辻本の「辻」はしんにょうの点ひとつが正式表記
 
<キャスト>
ケンシロウ:大貫勇輔
ユリア:平原綾香・May’n(Wキャスト)
トキ:加藤和樹・小野田龍之介(Wキャスト)
シン:植原卓也・上田堪大 (Wキャスト)
リュウケン 他:川口竜也
トウ・トヨ:白羽ゆり 
マミヤ:松原凜子
レイ/ジュウザ:伊礼彼方・上原理生(交互で役替わり)
 
バット:渡邉 蒼
リン:山﨑玲奈・近藤 華(Wキャスト)
リハク 他:中山昇
青年ラオウ 他:一色洋平
ライガ 他:後藤晋彦
フウガ 他:田極翼
青年トキ 他:百名ヒロキ
ダグル 他:宮河愛一郎
ミスミ 他:安福毅
飯作雄太郎
岩瀬光世
輝生かなで
坂口杏奈
澄人
内木克洋
中野高志
原広実
妃白ゆあ
福田えり
藤田宏樹
LEI‘OH
 
■公演時期・会場
<東京公演>
日程:2021年12月8日(水)~29日(水)
会場:日生劇場
主催:ホリプロ/博報堂DYメディアパートナーズ/染空间 Ranspace/イープラス
 
<大阪公演>
日程:2022年1月8日(土)・9日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール
主催:梅田芸術劇場
お問合せ:梅田芸術劇場 06-6377-3800 (10:00~18:00)
https://www.umegei.com/schedule/1007/
 
<名古屋公演>
日程:2022年1月15日(土)・16日(日)
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
主催:中京テレビ放送
お問合せ:中京テレビ事業 052-588-4477 (平日11:00~17:00/土日祝休業)
https://cte.jp/hokuto-no-ken/
 
※2022年秋 中国ツアー公演あり
 
企画制作:ホリプロ
 
■イープラス特設:https://eplus.jp/hokutonoken/