斎藤vs未来、サトシvs矢地！ 大晦日『Yogibo presents RIZIN.33』でリベンジマッチ

大晦日に開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が行われ、注目されていた朝倉未来の出場が正式に決まった。

「大晦日は格闘技が一番盛り上がる日。盛り上げるために出場を決めた」と語った朝倉。先月のTV企画で左ひざを負傷したとしていたが、記者からの質問に対し「ケガなんてありましたっけ？」とコメント。不安説を一蹴している。

対戦相手は、2020年11月に初代RIZINフェザー級のベルトを賭けて対戦し、判定で敗れた斎藤裕に決定した。この戦いでベルトを戴冠した斎藤は、今年10月の『Yogibo presents RIZIN.31』で牛久絢太郎の跳び膝蹴りをくらい、2R・ドクターストップTKO負け。今回が王座陥落からのリベンジマッチとなる。

1年越しの対戦となる両者。「前回の対戦からすごく研究している。（相手が）希望するような展開にはならない」と朝倉がコメントすると、斎藤は「前回の対戦で出していない技もある。（1年前とは）全く違う展開になるだろう」と返し、両者ともに、この1年で積み重ねた経験や自信が勝敗を分けるとの見解を示した。

「1年前は朝のスパーリングしかやっていなくて、そこから格闘技の厳しさを教えてもらった。ラントレだったりウエイトトレだったりを始めて格闘技と向き合って、成長してる部分が自分でわかる。（今回は）それを試す場所」と語る朝倉。今年6月の『Yogibo presents RIZIN.28』で、衝撃の“失神“1本負けを喫したクレベル・コイケへのリベンジを前に、もう一人の因縁の相手・斎藤を沈めることができるか。2021年の集大成となる大一番。全格闘技ファンからの視線が集まる試合となる。

■スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール：5分 3R（66.0kg）
斎藤裕 vs. 朝倉未来

そして、“リベンジ”の一戦に臨む男がもう一人。ライト級王者・ホベルト・サトシ・ソウザに挑む、矢地祐介だ。

2020年8月の『RIZIN.22』のメインで対戦。その時はサトシにグラウンドパンチを無数に落とされ、1R TKO負けを喫した矢地。「このカードには賛否両論あると思うし、いろいろ皆さん思う所あると思う」と、圧倒的な差があった両者のリベンジマッチに対する周囲の想いを理解しながらも、「環境を一新して、チームも練習仲間も変え、今年2連勝という結果を迎えられている。去年とは全く別人になった。僕自身もすごいサトシ選手と闘うのが楽しみ。矢地祐介にちょっと夢を託してください」と前向きだ。

「打撃では僕の方が上。あとは寝技をどう攻略するか、チームで考えたい」と自信をみせる矢地が、タイトルを賭けた戦いで成長の証を示すことができるか。

■ライト級タイトルマッチ RIZIN MMAルール：5分 3R（71.0kg）
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 矢地祐介

そのほか発表された追加カードは以下の通り。

■スペシャルワンマッチ RIZIN 女子MMAルール：5分 3R（49.0kg）
浜崎朱加 vs. 伊澤星花

■スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール：5分 3R（66.0kg）
萩原京平 vs. 鈴木博昭

■スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール：5分 3R（71.0kg）
武田光司 vs. “ブラックパンサー”ベイノア

■スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール：5分 3R（120.0kg）
シビサイ頌真 vs. 関根“シュレック”秀樹