串田和美が44年ぶりにリア王を演じる『キング・リア』 ビジュアル解禁 演出はシェイクスピアを追求する木村龍之介
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『キング・リア』ビジュアル
2022年3月12日(土)~3月16日(水)まつもと市民芸術館 小ホールにて『KING LEAR-キング・リア-』が上演される。このたび公演ビジュアルが解禁された。
まつもと市民芸術館総監督を務める串田和美がシェイクスピア四大悲劇の「リア王」を演じる舞台『KING LEAR -キング・リア-』。
44年前、自由劇場時代に「リア王」を演じ、その後も多くのシェイクスピア作品を手がけてきた串田自らが舞台に立ち、全身全霊で挑む舞台を演出するのはシェイクスピア作品を上演し続けてきたカクシンハンの木村龍之介。
裏切られ狂気に囚われていく孤独な老王リア。誰もが知る本作で、互いにシェイクスピアを追求し続ける木村龍之介×串田和美がどのような化学反応を起こすのか。迫力あるビジュアルが公開され、ますます期待が高まる。
串田和美 コメント
「リア王」は、当時、何を考えていたのか思い出せないくらい昔、今から44 年前の自由劇場時代に演じたのですが、その時とはまた違う解釈が沸いてきて、長く生きていくのは良いことだなぁと感じています。この作品は若いころに感じた魅力とは全然違う、かといって歳を重ねたから悟れるものじゃない。分からないものは分からない、怒りはさらに沸いてくるし、それが虚しいことも感じながら、それでも怒りしかない。そんな風に感じていて、そう感じさせるシェイクスピアは、すごい作家だと改めて思います。演出の木村さんは、僕が育った時代のおっかない演出家とは違い(笑)紳士的でとても丁寧。でもきっとそういう人ほど、芯が強くて心の奥の方には絶対に譲らないものを持っていると思っています。老王リアが娘たちに裏切られていく話です。騙したり、騙されたり、そしてそこに「怒り」を覚え、その先に悲しみがある・・・そういう物語は、現代でも実感できると思います。今までにはない新しい舞台が生まれると思います。是非、ご期待ください。