年末恒例の演劇イベント『ミソゲキ』が今年も名古屋で!
-
ポスト -
シェア - 送る
『ミソゲキ2015』チラシ表
若手12劇団による怒涛の上演で、演劇まみれのアツ〜イ年越しを
名古屋駅近くの小劇場「ナンジャーレ」と名古屋の演劇情報サイト「名古屋演劇アーカイブ」の共同企画として、2010年にスタートした年末イベント『ミソゲキ』がまもなく、29日~大晦日の3日間にわたって開催される。
若手劇団による短編芝居の連続上演(1グループ4団体が各20分の作品を上演、1日3ステージ全12団体が公演×3日!)という衝撃のスケジュールで、最終日の大晦日夜には、参加作品についてのディスカッションやカウントダウンイベントも行われるなど、とにかく演劇づくしのお祭り的イベントで年越しを楽しんでほしい! という企画なのだ。
企画者のひとりである「名古屋演劇アーカイブ」の長谷川公次郎氏は、
「『ミソゲキ』を始めた当初は、こういう演劇イベントがあまりなくて。若手は上演の場を求めていたと思うので、「ナンジャーレ」が出来た時にすぐ、代表の大和田さんに企画を持ちかけたんです。最初は人気の若手劇団による合同公演、という形で考えていたんですが、大和田さんが「せっかくならもっと盛り上がるイベントにしよう」と。といっても、ガチガチな形にはしたくなかったのでお題は特に設けず、参加劇団には「自分たちが面白いと思う作品を出してください」と伝えています。」と、イベント立ち上げの経緯を語ってくれた。
3日間にわたる濃密な現場を共にすることで劇団間交流が生まれるなど、演じ手側の関係を繋ぐ場として、また、新たな劇団との出会いを求める観客にとっても貴重な場となりつつあるようだ。過去5年の開催で年々知名度も高まり、6回目の今回は12月初旬の時点で前売券が完売、と興行としても成功といえる状況に。当日券についてはツイッター(公式サイトからも閲覧可能)で情報が告知されるので、観劇希望の方はご参照を。
また、「名古屋で公演を行いたいという他県の劇団の足がかりになれば」と、2011年からは県外劇団も招致。限られた予算ながら、公演費用の一部負担と劇場を宿泊所として提供することで、来名公演に助力している。近年は県外から視察にも訪れるなど注目度が高まってきたことに加え、1ステージの収容人数(約60名)も既にMAXなため、「規模を広げては?」との声も上がっているそうだが、「『ミソゲキ』は「ナンジャーレ」でやることに意味があると思っています。他の場に移したら、それはもう別のイベントなんです」と長谷川氏。熱い想いに支えられた若手パワー炸裂の演劇イベントで、新年に向けて英気を養ってみては?
【参加劇団】 ※各劇団のプロフィールは公式サイトにも記載あり
<Aグループ>・がっかりアバター(大阪)
・牛乳地獄(名古屋)
・サンピリ(福岡)
・電光石火一発座(名古屋)<Bグループ>
・劇団んいい(名古屋)
・赤いスリッパ企画(名古屋)
・プロトテアトル(大阪)
・廃墟文藝部(名古屋)<Cグループ>
・劇団わに社(名古屋)
・大名(名古屋)
・虚構オメガ(名古屋)
・壱劇屋(大阪)
『ミソゲキ2015』チラシ裏
■日時:2015年12月29日(火)11:00~/A、15:00~/B、19:00~/C 30日(水)11:00~/C、15:00~/A、19:00~/B 31日(木)11:00~/B、15:00~/C、19:00~/A、22:30~カウントダウンイベント
■会場:ナンジャーレ(名古屋市中村区亀島2-26-5 キジビル4F)
■料金:1ステージ券 /一般1,800円、学生1,500円 2ステージ券/一般3,000円、学生2,500円 3ステージ券/一般4,000円、学生3,500円
■アクセス:名古屋駅新幹線口から徒歩10分
■問い合わせ:090-9269-5309(長谷川)
■公式サイト:http://misogeki.com