ベッド・イン × The Soap Girls 公式インタビューが到着 両者が自らの音と歌詞に込めたメッセージの真意とは?

2022.9.26
インタビュー
音楽

ベッド・イン × The Soap Girls

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1980年代末から1990年代初頭へのリスペクト精神を掲げ、ボディコンシャスな衣装に身を包み、レトロなロックをぶちかます“バブル系アイドル” ベッド・イン。
他に類をみないベッド・インのスタイルに、来日前から関心を寄せていたミリー(Ba&Vo)とミー(Gt&Vo)は、とても早い段階で、ベッド・インとThe Soap Girlsにとても強い共通点を見つけていたのだという。
1985年から1991年までの日本で起こったバブル景気をバブル時代と呼ぶのだが、ベッド・インの2人=益子寺かおり(Vo)と中尊寺まい(Gt.&Vo)は、リアルにバブル時代を経験していない。彼女達は何故“バブル時代”をこよなく愛し、そこに強く惹かれるのだろう? そして、もちろんそんな時代を知るはずもないThe Soap Girlsは、ベッド・インの2人が放つサウンドと歌詞に込めたメッセージに、強く惹かれたのだろう?
ベッド・インとThe Soap Girls。
両者が自らの音と歌詞に込めたメッセージの真意とは?

●70分ロングセットで挑むガチンコ対バン!

ベッド・イン × The Soap Girls

――ベッド・インとThe Soap Girlsの共通点としては、2人構成のガールズユニットバンドということですが、オーソドックスなバンド構成ではなく、敢えて“2人”というユニットでのバンド構成を選んだ意味から訊かせてもらってもいいですか?

ミー:私達が2人という形態を貫いているのは、この2人としてバンドサウンド全体を操るという意味を大事にしたいからなの。

ミリー:サポートドラマーを入れてセッションすることで、その時々のThe Soap Girlsのサウンドが完成するんだけど、そこで生まれるそれぞれのThe Soap Girlsの音も、私達2人のその時のThe Soap Girlsの形だから。だから、いろんな国をツアーで回って、いろんな国の人達とセッションして、“その時にしかないThe Soap Girls”を私達2人が表現していくことがとても大切だと思っているの。

益子寺かおり:なるほど。でも、私達も同じかも。もともとのキッカケは私もまいもバンドだったんです。それぞれ別々のバンドをやっていて、そこで出逢ったんです。

中尊寺まい:私はもともと文系パンクバンドをやっていて。

益子寺かおり:私はアングラな歌謡ロック系のバンドをやっていて、それぞれのバンドで共演する形で知り合ったんです。お互い「バブル顔って言われな~い?」って盛り上がって(笑)。私もまいもバブル文化が大好きだったこともあり、意気投合したんです。バブル文化…1980年代末期から90年初頭の日本のカルチャーです!分かりますか?ジャパニーズ・トラディショナル・バブルスタイル!ボディコンシャス!

中尊寺まい:イエ〜ス! (自らの体のラインをなぞりながら)ピシッ! 分かりますか?

益子寺かおり:ベリーベリータイト!

中尊寺まい:アーンド、ゴージャス! 分かりますか?

ミリー&ミー:はい! 分かります! とても素敵!

益子寺かおり:エキサイティングガールスタイル! OK?

中尊寺まい:ディス イズ バブリースタイル! You know?

ミリー:はい! 分かります! 大好き!

ミー:とても共感できます!

――かおりちゃんとまいちゃんは、バブル文化のどういうところが好きなの?

中尊寺まい:バブル文化時代って、ただただ見た目のゴージャスさだけではなく、実は奥深いものだと思っているんです。“女性”という存在がすごく強く、とても自由でいられた時代だったんじゃないかなって思うんです。私たちは、バブル時代をリアルに生きてる世代ではないので、歴史を遡って知った世界ではあるんですけど、本当にその時代に憧れているんです。The Soap Girlsのインタビューを読んだとき、同じ気持ちなんじゃないかな? ってすごく共感したんですよね。勝手に親近感が湧いたというか。

ミー:ありがとう。本当にそう思う。私達もベッド・インについて同じことを話したわ。本当に最初から親近感が湧いたの!

ミリー:そう。ベッド・インの2人は自分をすごく強く持っている女性だなって思ったの。

中尊寺まい:同じように思っていてくれたなんて、感動!

益子寺かおり:あ~ん! マンモスうれP~! 私達もThe Soap Girlsの2人にチンパシーを感じていたわ♡

中尊寺まい:マンモスヤッピ〜♡(自らの胸を両手で抱えて揺らす)

ミリー&ミー:あははは。グラマー(笑)!

――あははは。おっぱいの大きさでは負けたね、The Soap Girls(笑)。ベッド・インの勝ちだね!

ミー:そうそうそう!

ミリー:私達は男性よりも小さいです(笑)!

中尊寺まい:私達は、おっぱいだけじゃなくて、他のところにもいっぱいお肉が付いてるからね! ミートテックってやつ?

益子寺かおり:100%…SO!かもね~♡美味しそうでしょ? このお肉♡

ミー:(日本語で)オニク?

益子寺かおり:そうそう! ディス イズ オニク!

ミリー:あははは。可愛い(笑)!

益子寺かおり:活動を始めた2012年頃は一気にアイドル文化が盛り上がっていた時期なんですけど、私達はバブル時代に活躍していたケバくてカッコいいセクシーアイドルの皆様に憧れていたので、持ち前の“バブル顔”と“強い女性像”を掛け合わせて、いっちょ喧嘩の安売りを始めようか! って話になって。すべて自分たちの意思で“ヤリたいことを好きなだけヤる”セルフプロデュースで、パンク精神を持ってアイドル界で闘おう! という気持ちからベッド・インは生まれたんです。

ミリー:ベッド・インは本当に精神がパンクだと思うわ! パンクって、見た目じゃなくて、本当に心の中にあるものだと思うの! そんな精神が、ベッド・インからは伝わってくるの!

中尊寺まい:本当にサンクスモニカ! そういうのって言葉を越えるモノよね。

ベッド・イン × The Soap Girls

――そうね。ベッド・インもThe Soap Girlsも、サウンドがとても分かりやすいパンクという感じでもないからね。サウンド的には自分達の感じるままの自由な表現を感じるから。でも、そんな中にもそれぞれの音楽ルーツを感じるよね。まいちゃんのルーツはハードロック? ギター、SGだもんね。

中尊寺まい:そうですね、SGはロンモチでブラック・サバスへのリスペクトです!

ミー:おぉ〜! 最高です!

――そこからアイドルに方向転換?

中尊寺まい:そうなんですよ! バブリーアイドルに(笑)。ベッド・インは純粋なアイドルではないかもしれないですけど、私はブラック・サバスやパンク・ハードコアも好きだけど、アイドルも好きだったし、バブル文化も昭和歌謡も好きだった。どれも本当に好きだったので、それを全部詰め込んだのがベッド・インだったって感じですかね。お互い最初は別々のバンドで好きな音楽をやっていたので、2人で何かやるときは、そことは全く別のことをやろう! って思って今のスタイルになったんです。

益子寺かおり:DA.YO.NE~! この2人でしか出来ないことをしたかったんです。

ミリー:そこは私達も同じよ。それぞれ性格も違うし、好きなものも少しずつ違うんだけど、2人で一緒にやるときは全部が重なり合うの。

ミー:そう。この2人じゃなくちゃ出来ないことになるの。無理して揃えようとしなくても揃っちゃうの(笑)。そういう人っているでしょ?

ミリー:ベッド・インの2人も全然個性は違うのに、何故かやっぱり飛び抜けてる感じがするから。そこは2人の持ってる力と放つ力が強いんだと思うわ!

中尊寺まい:あ〜ん、タマランチ会長♡ The Soap Girlsの2人の音楽ルーツってどこだったりするんだろ? 私は、The Soap Girlsのサウンドに、自分が好きだったグランジとかパンクとかロックの要素をビンビン物語に感じるの! 憧れていたガールズバンドの匂いがする。L7とかガールスクールとか、ランナウェイズとか。

ミリー:おぉ! 嬉しい! まさにそうです! L7とかガールスクールとかはもちろん大好き! ニルヴァーナとかもすごく好き!

中尊寺まい:やっぱり! 私が好きなバンドのテイストを音からすごく感じるの!

益子寺かおり:あ~ん! ズッポシ通じ合ったね♡やっぱし音楽は国境を超える、世界共通の素敵なサムシングね…!

――The Soap Girlsは、ほぼ1年中ツアーをしているんだって。

益子寺かおり:ゴイス~~!1年中、ずっと!?

ミー:はい! 8ヶ月ずっとツアーしているの。自分達の国に帰るのは1年のうちでたったの4ヶ月だけなの。

中尊寺まい:すごい。たったの4ヶ月だけなの?

ミリー:そうなの。たったの4ヶ月だけ。その時間に新しい曲を作ったり、歌詞を書いたりするのよ。そして、またツアーに出かけるの。

益子寺かおり:すごくパワフル♡ いいな~、色んな国を渡り歩いて曲を作り、ライヴをする生活…憧れちゃう!

中尊寺まい:忙しいと思うけど、日本をマン喫してほしいぞぇ〜!

ミリー&ミー:ありがとう!

ミー:アメリカもずっと行きたかった国だったけど、日本もずっと来たかった国だったの。日本の文化がとても好きだから。

ミリー:今回日本に来れたことが本当に嬉しいから、1日1日をとても大事に過ごしているのよ。

ベッド・イン × The Soap Girls

――長くツアーをしている中で、自分達がホームだなって感じる国はあるのかな?

ミリー:道そのものよ。国じゃなく、ツアーというロード。その道自体が、もう自分達のホームだと思ってる。

益子寺かおり:なんて素敵な話! 行ったその土地その土地がホーム…そうしてThe Soap Girlsファミリーが全世界に広がっていくのね…♡ 私達もワールド・ワイドに活動してみたい!

中尊寺まい:本当にそうだね。ベッド・インにオススメな国は何処だと思う?

ミリー:アメリカとドイツ! フランスも良さそうだけど、やっぱりそうね、まずはドイツがオススメです!

ミー:アメリカはいろんなものが溢れているから、常に新しい刺激を求めているのよ。きっとベッド・インを観たら、みんな虜になると思うわ!

益子寺かおり:そんな風に言って貰えて嬉しい!ジャパニーズ・スタイルの自由の女神として、アメリカで景気よくジュリ扇振りたいわ♡ドイツはWhy、なぜに!?

ミリー:ドイツはとにかくライヴが大好きな人達だから、きっとベッド・インをみんなが好きになるわ!

中尊寺まい:ドイツに行って、CANとかクラフトワーク聴きながらルービー飲みたいなぁ〜♡

益子寺かおり:フランクフルトもパックンチョしたいわ…♡ あーん、イッてみたーい! ドイツ在住のマル金パパ、ポケベル鳴らしてぇ~♡

中尊寺まい:実はベッド・インって、まだ海外でライヴしたことがないんですよ!

ミリー:そうなの!? 勿体無い! きっと世界中のみんながベッド・インを求めるはずよ! 海外でライヴをするなら、何処でライヴをしてみたい?

中尊寺まい:イギリス!コリア!

益子寺かおり:アフリカ!エジプト!

ミー:おぉ! エジプト!? (益子寺かおりを見て)絶対にエジプトでモテると思う!

益子寺かおり:え!? そうなの!? いや~ん♡ 夢がMORI MORI~!いつかエジプトで石油王を引っかけたいわ〜♡メキシコもいいなぁ〜! プロレスの聖地、アレナ・メヒコ!

中尊寺まい:かおりさんは情熱的な国担当で!(笑)。

益子寺かおり:ケーオツ♡ ライヴでもプライベートでも、海外に行きたい欲がビンビンに高まってきた!こうやって二人と話していると、世界がすごく近くなった気がする~!

中尊寺まい:うん。たしかにその感覚分かる気がする! The Soap Girlsの生まれた国のことも、知ってみたいな。どんな国なんだろう?

益子寺かおり:ね! 2人が生まれた南アフリカ! 私達がDAISUKI! な昭和歌謡みたいなポジションの音楽って、南アフリカにもあるのかな?

ミリー:はい! あります! 喉を鳴らして歌う昔のサウンドがあるのよ。

ミー:ちょっと一緒にやってみて! “ア、エ、イ、オ、ウ”!

益子寺かおり&中尊寺まい:うわぁ! どうやってるの!? すごい!

益子寺かおり:わぁお!ぶっとびぃ~~!

中尊寺まい:(やってみる)“ア、エ、イ、オ、ウ”!

ミリー&ミー:そう! やれたね!

中尊寺まい:あ、やれてる!? 本当!? もっと練習しよっかな♡

ミリー&ミー:(1曲アカペラで歌い始める)

益子寺かおり:素敵! 踊り出したくなっちゃう♡歌とビートを同時に感じられる、独特な発声方法…でもやっぱり何処となくメロディラインはレトロで懐かしさを感じるわ!

中尊寺まい:たしかに! その国、その時代を深く知らなくてもノスタルジーを感じる。それって日本の昭和歌謡にも通づるかもね!

益子寺かおり:リズムの強さも感じるよね。

ミリー:そう。木琴とかも入っていたりするの。アフリカにも太鼓の文化があるから、日本の太鼓文化と近い感じなのかもしれないわよね。

益子寺かおり:なるほど! そういう意味でも、すごく“生きてること”と密接な繋がりを感じますね。文化がそのまま音になっている感じというか。すごく密接してるんだなって感じる。

中尊寺まい:そうだね。なんか、音楽が出来る前からの密接した部分というか、始まりというか、そんなところを感じさせられる話だなって思う。

――たしかに。ブルースとかもそうだもんね。

中尊寺まい:たしかに、そうですね!

ミー:文化と音楽を混ぜ合わせている感じよね。

ベッド・イン × The Soap Girls

――歌詞に込められた共通点とかはどれくらいあるんだろう? ベッド・インが自らの曲に込めるメッセージで、1番基軸にしているところって?

中尊寺まい:これは、ベッド・インを結成するきっかけにも繋がってる部分なんですけど、私が歌詞の中で1番大事にしているのって、バブル時代の女性の強さなんですよね。生き様というか。私達はその時代をリアルには知らないけど、感じることは出来るんですよね。客観的な見方しか出来ないんですけど、やっぱりそこに憧れたんです。

――具体的に、どういう女性をイメージしているの?

中尊寺まい:バブル時代って、女性が男性と肩を並べて社会に出て行けるようになったキッカケを作れた時代でもあったと思うんです。

――そうだね。ちょうど始まりだったかも。

中尊寺まい:ですよね。私はトレンディードラマがDAISUKI!なんですけど、ヒロインたちの強がりながらも、一生懸命働きながら恋もして、楽しくお酒飲んで、タバコも吸って、自由を求めながらもガムシャラにもがいて頑張ってた姿に共感したし、それがキラキラして見えたんです。そんなバブル時代の女性像に憧れたし、女性の気持ちっていつの時代も変わらないんじゃないかなって。そういう部分を歌詞に落とし込めたらなって思っていつも書いています。

――かおりちゃんは?

益子寺かおり:私もそうですね。あの当時の自由な精神に憧れているので、歌詞を書く上でもそこはすごく大切にしています。芯がありつつも、強くてタカビーで…具体的な女性像としては、ディスコのお立ち台の上で踊りまくっていたボディコン姿のお姉さま方のFREEDOMなスピリット!パンチラなんて気にしない。男の目なんて気にしない。自分が気持ち良ければそれでいい!みたいな解放感。“人にどう見られたいか”ではなく、自分が着たいから、自分がカッコイイ・可愛いと思っているから着ているって、自分の欲望に正直に生きることの大切さを伝えていけたらと。今の時代って、本当に人の目を気にする時代になっちゃたなって思うんです。みんなと同じじゃなくちゃいけない、みんなと違うことしたら独りぼっちになっちゃう、だから、自分が着たいと思う服も我慢して着ない、っていう人もすごく多いと思うんです。

中尊寺まい:服だけじゃなく、考え方もそうだよね。自分の意見を言えないというか。言ったら仲間はずれにされちゃう、浮いちゃうから言えないとか。

益子寺かおり:そう。ナウでヤングな日本人は特にね。

――そうだね。SNSがなかった時代は、イジメも今ほど陰湿ではなかった気がするというか。本当に右に倣え感が強くなってしまっている気がするよね。

益子寺かおり:本当にそうなんです。だから、そうやって一歩が踏み出せない人や、自分を出せない人に、“もっと自由でいいんだよ。もっと自分を大切にして。もっと自由に生きて!”って伝えることが出来たらいいなって思いながら歌詞を書いているんです。

ミリー:すごく共感出来ます。本当に。みんな公平に、平等であるべきだと思う。そんな簡単なことなのに、すごく難しい問題になっていたりする。そういうところにメッセージを贈りたいんです。特に、自分が女性であるから、女性という視点で、もっと自由に、強くなって! っていうメッセージを贈りたいの。

ミー:人によっては、着ている服装で損をしてしまっている人もいると思うの。先入観でね。特に、私達みたいな服を着ているとね。違う意味で女性を売り物にしているんじゃないか、って思われる。でも、それを敢えて逆手に取ることが出来るんじゃないかって思っているの。

ミリー:そう。逆手にとって、そういう先入観を潰したいの。男性は自由に服を脱げるけど、女性はやっぱり自由に服は脱げない。想いを伝えるという意味でも同じだと思うの。言いたいことを言えず、胸の中にしまってしまうというか。でも、もっともっと開放的になるべきだと私達は思っているの。

中尊寺まい:本当にまさにそういうとこなの!ベッド・インが伝えていきたいところって!

益子寺かおり:本当に全く同じ気持ち! 私達も歌詞はロンモチのこと、ビジュアルや服装でもそれを体現して伝えたいと思っているの! 好きなだけ食べちゃうし、ナイスバディーではないけど、体型もまったく気にせず、ずっとハイレグ水着も着ているわ♡ なぜなら、大好きなバブル時代の憧れのアイテムで、自分達が純粋に着たいから!

――そうね。ベッド・インも誤解を受けがちだったりするだろうからね。

中尊寺まい:そう。ただ好きな服を着てるだけなのに、何でそんな穿った見られ方をしなくちゃいけないの? っていう憤りを感じることがすごくある。自由って何? って思うんですよ。年齢とか関係ないし。好きなものを着たらいい。何も悪いことしてないんだから。それで自分が楽しくて幸せだったら、それでいいんだから。

益子寺かおり:本当にそうだよね。幸せなんて、他人が測れるものじゃないから、自分自身がABCDE気持ちになれることが一番MANよね! きっと同じなんだろうなって思う、The Soap Girlsが伝えていきたいことと、ベッド・インが伝えていきたいことは。今日の衣装も本当に素敵だし、MVやアートワークなど色々見させてもらったんですけど、音はもちろん、衣装もとっても気になって!衣装やメイクなどの表現の中に2人のこだわりと愛を感じたんです。それぞれ衣装はオリジナルで作っているの?

ミリー:私達は全部自分達で手作りよ! 下着やカーテンの生地で衣装を作ったりするの。

ミー:曲のイメージに合わせていつも作ったりしてるの。ヴィンテージの下着とかで作るときもあるの。

中尊寺まい:MVも全部見せてもらいました! 映像も演奏も本当にクールでカッコ良かった!

益子寺かおり:衣装、まさかDIYだったなんて…! 細部までこだわりが宿っている感じがして、本当に素敵だなぁって思ってた!何より2人がゲロマブすぎて…! 早く会いたい!って思ってたわ!

ミリー:私達も本当に早く会いたかったの!

ミー:そう! ライヴを観るのが本当に楽しみで!

益子寺かおり:私も~! 早くThe Soap Girlsのライヴをおナマで体感したいわ! お客さんより自分達が1番楽しんじゃうかも(笑)!

中尊寺まい:あ、それは間違いないね(笑)!

ベッド・イン × The Soap Girls

――お互い楽しみっていいね。ところで、かおりちゃんとまいちゃんの衣装はオリジナル?

益子寺かおり:そうなんです!曲のコンセプトやイメージに合うテーマを自分達で決めて、作って貰っています♡

中尊寺まい:バブル時代のテイストを入れつつ自分達らしく表現させるにはどうしたいいのかを話し合いながら、デザイナーさんと相談してオーダーメイドしてるんです! 今回の衣装は、5月にリリースされた乳(NEW)アルバム「FREEDOM」をイメージして作ったから、特別自由で煌びやかなの!

益子寺かおり:そういえば、ベッド・インのライヴ現場って、いつからか女の子のお客さんがたくさん増えるようになって、自分達的にもビックリしたんです。その理由のひとつに、自分たちが大好きなボディコンや水着を着て、ロックをやっているという部分もあるのかもしれないと思っていて。観に来てくれる女の子達が、“着たいなって思ってたけど、着る勇気が持てなかったけど、着ても大丈夫な場所が出来たから嬉しい”って言って、ボディコンでライヴに来てくれたりする子もいるんですよ! 服だけじゃなくて、ジュリ扇振って、思いっきり発散してくれたり♡誰かの何かのキッカケになったり、解放の場になってくれることが本当に嬉しい!

中尊寺まい:そう。真似してくれたりしてると本当に嬉しい。

ミリー:でも、そこよね! 本当に私達はそれをやりたくて音楽を通してメッセージを送っているんだと思うの。人に“あ、これやっていいんだ”とか“自由に生きていいんだ”って思ってもらえることって、本当に素敵なことだと思うの。とても大事なことだと思う。

ミー:“ほら、やってみて! あなたも出来るから!”って言いたいの。そして、一緒に幸せになりたいの。

益子寺かおり:本当に同じ!

中尊寺まい:うん。全く同じ気持ち!

益子寺かおり:同志が見つかって、めちゃくちゃ嬉しい!

中尊寺まい:日本には居ないの。残念ながら。こういうベッド・インみたいな格好でロックや音楽をやってる人が他に居ない。だから仲間が居ないの、私達(笑)! だから、本当に初めて出来た仲間だよ!

益子寺かおり:露出はセクシーさを追求してるというより、私達の中では、“ボディコンを着て闘ってる”って気持ちなの!

――戦闘服?

益子寺かおり:そう! 戦闘服なの!

ミリー&ミー:同じよ! 私達も同じ!

ミー:自分達の殻を破るためでもあるの。まずは自分。自分と戦わなくちゃだから。弱い自分とね! ぶち破らないと!

益子寺かおり:めちゃくちゃ分かる! そう、私も闘う相手は自分自身!誰かと比べるんじゃなく、誰かと争うのではなく、自分と闘って高めてこそだよね…! それこそがハッピーや、心の平和に繋がっていくと思う。本当に共感出来るし、私もとっても大事MANにしている精神! The Soap Girlsの音楽や映像作品、ヴィジュアルからも、そんな反骨精神や自由や解放のメッセージが伝わってきたの!

中尊寺まい:すごく強いメッセージを感じるよね!

――もう仲間だね。

ミリー&ミー:(日本語で)ナカマ!

益子寺かおり&中尊寺まい:そうそう! ナカマじゃぁ〜ん!

ミリー&ミー:(日本語で)ナカマジャ〜ン!

ミリー:人から影響を受けて、それをキッカケに自分の生き方を見つけられるって、すごく素敵なことだし、本当に自由な生き方だと思う。

ミー:私達みたいに、ちょっと過激な服装やパフォーマンスを見て、少し驚く人がいたとしても、驚かせられたってことは、目を向けてくれたってことだから、その人の視覚に入れたっていう最初の一歩でもあるからね。

中尊寺まい:うん。本当にそう思う。だからね、The Soap Girlsの2人が、こうして来日してくれることが、日本の音楽シーンにとても大切なことだと思うの。

益子寺かおり:実際にライヴを体感出来たら、もっともっと生々しい温度でメッセージが伝わってくるんだろうな~!ライヴ当日が待ち遠しいわ…!

ミリー:ライヴ、本当に最高の時間に出来るように頑張ります!

ミー:ベッド・インと一緒に音を鳴らせることが本当に嬉しいです! 何か一緒にやりたいです!

益子寺かおり:一緒にステージでジュリ扇振りましょ~! 絶対に華やかなステージになるし、4人がひとつになったら、最強じゃない!? やまだかつてないわ…!

中尊寺まい:最高〜! ジュリ扇の振り方、リハーサルでHOW TOするからね♡

ミリー:素敵ですね!

ミー:クール! 本当に楽しみ!

益子寺かおり:本当に仲間が出来た気分。こんなに近いスピリットを持っていたなんて、感動!

中尊寺まい:本当だよね。ライヴ当日、ガンバルンバします! よろしくお願いします!

ミリー&ミー:(日本語で)コチラコソヨロシクオネガイシマス!

益子寺かおり&中尊寺まい:ヨロシクオネガイシマス! アリガトウゴザイマシタ!

ミリー&ミー:(手の爪を見せながら)ねぇ、見て! 気付いてた?

益子寺かおり&中尊寺まい:(自分達の爪を見る)ん? ハッ! ネイルが一緒だ!

ミリー:そう! 私はThe Soap Girlsの悪魔役で、かおりはベッド・インの悪魔役でしょ。同じ色なの!

ミー:私はThe Soap Girlsの天使役で、まいはベッド・インの天使役でしょ。まいと同じネイル!

益子寺かおり&中尊寺まい:すごいシンクロ! これはもうやっぱり、仲間だね!

ミリー&ミー:(日本語で)ナカマジャ〜ン!

益子寺かおり&中尊寺まい:そうそう! ナカマじゃぁ〜ん! 当日ヨロシクお願いします!

ミリー&ミー:(日本語で)コチラコソヨロシクオネガイシマス!

ベッド・イン × The Soap Girls


取材・文=武市尚子 撮影=小林ばく©

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ツアー情報

ザ・ソープガールズーBIJR-Japan Tour 2022
■公演概要
◎スケジュール
・2022.9.25(日) 東京 WOMB ゲスト:Gacharic Spin
・2022.9.26(月) 東京 新宿MARZ ゲスト:ベッド・イン
・2022.9.28(水) 京都 磔磔 ゲスト:東京初期衝動
・2022.9.29(木) 京都 磔磔 ゲスト:チャラン・ポ・ランタン
・2022.9.30(金) 東京 WOMB ゲスト:Kaya、bulb
・2022.10.1(土) 東京 下北沢25 ゲスト:FEMM
・2022.10.2(日) 東京 WOMB ゲスト:ASP
・2022.10.3(月) 東京 新宿MARZ ゲスト:東京初期衝動
・2022.10.4(火) 東京 新宿MARZ ゲスト:BRIDEAR
・2022.10.5(水) 東京 新宿MARZ ゲスト:土屋アンナ
・2022.10.6(木) 東京 下北沢シャングリラ ワンマンライブ
・全公演OP:tokyo honey trap (B.I.J.Records.)
◎公演時間
平日:開場17:30 開演18:30 
土日:開場16:00 開演17:00
9月28日(水)29日(木)30日(金)開場17:00 開演18:00

7月13日14:00よりB.I.J.Records.オンラインShopにて先行販売
7月20日14:00より e+にて一般発売
前売り券:4,800円 当日券:5,300円
オンラインShop:1Dayパス 4,000円 :サブスクリプションパス 20,000円
はいずれも税込価格です。
・各会場規定のドリンク代が別途かかります。
  • イープラス
  • ベッド・イン
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