武藤敬司組が引退ロードvol.3で勝利! そして年明けは…
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『【武藤引退ロード】ABEMA presents 有明凱旋ーTHE RETURNーPRO-WRESTLING LOVE FOREVER . 3 ~TRIUMPH~』が10月30日(日)に行われた。
6人タッグマッチ「PRO-WRESTLING LOVE FOREVER . 3 ~TRIUMPH~」では、武藤敬司・丸藤正道・稲村愛輝組が、新日本プロレスの棚橋弘至・真壁刀義・本間朋晃組と対戦。20分32秒に丸藤がエビ固めで本間を下して、武藤・丸藤・稲村組が勝利した。
公式サイトで公開された、試合後の各選手のコメントは以下の通り。
武藤「今日、武藤敬司として最後なんだよ。逆に俺の中で空回りしちゃったな」
丸藤「いえいえ」
武藤「初めてやるアリーナ、新しくて素晴らしいけど、敵の棚橋、真壁、本間とかは何かそれほど変わってない。いい意味でそれほど変わってない。こっちも変わってないんだけど。棚橋じゃないけど、1分、1秒でもホントは長く試合をしていたかったよな。今日は武藤敬司として最後だからね、少し硬くなっちゃったな。足引っ張っちゃった」
丸藤「いえいえ」
武藤「ありがとう。何か言った方がいいよ」
稲村「はい。こうやって武藤さんの引退ロードで試合ができて本当に光栄です。もっともっと自分、力つけて誰でも正面からぶちかまして、ぶっ壊せるような、そんな強い選手になりたいです」
丸藤「武藤さんとはGHCのヘビーのタッグのベルトも持ってて、それも防衛を果たせぬまま返すことになり。でも、こうやって再び武藤さんの横に立てたっていうのは、それだけで俺たちレスラー冥利に尽きると思うし。武藤さん、こう言ってるけど、まだまだ元気なんじゃないかなって俺は思うんですよね。お客さんの歓声を聞いてもらえばわかると思うし」
武藤「今日はあれだよ。同情だよ。ホントは俺、ヒールやりたかったんだけどな。隣の丸ちゃんとかだったらヒールもそんなにね。本間とかいじめて本間コールかかるぐらいの試合したかった」
丸藤「(笑)じゃあ、同じカードでもう一回どっかでやりますか?」
武藤「いや、俺、終わりって言ったんだから」
丸藤「そうですね。一つだけ。新日本プロレス、俺たちの勝ちだ」
――最後というのは?
武藤「武藤敬司としては今年最後。今年最後な。わかんない。突発的に何か生まれるかもしれないけど、とりあえず最後だよ」
――棚橋とはどんな話をした?
武藤「例のごとく通路でこいつ(稲村)のこといいなって」
丸藤「僕はダメですか?」
武藤「いや、だからあいつも上から若いのに目いっちゃうからさ。どちらかというと敵対して最初からにらみ合ってたじゃん」
丸藤「あ、みててくれたんだ」
――棚橋との対戦はどうだった?
武藤「うーん、どうなのかな。ホントに何か全然ある意味、変わってなかった。あいつも光の速さより速く進むなんて言ってるけど、いつかはあいつも立ち止まる時が来るわけだからな。ある意味、棚橋だけじゃなく。まだ数試合あるわけだから俺も。後輩のみんなにいい背中見せられるような止まり方をしたいななんて思ってますよ」
――棚橋にメッセージがあれば
武藤「いや、何もないよ。今のままでいいんじゃないの。あんまり俺からしてみたらあのチャラチャラさは好きじゃねえんだけど、通してたらいいんじゃない?(笑)」
――ムーンサルトを狙う場面があったが?
武藤「本当は…真壁もプロだからね。プロだから俺がやろうとしたら必ず止めてきてくれるんじゃないかと思って」
※取材陣爆笑
武藤「ちょっと無謀だけどやってみたよ。案の定、止めてきたよ。あれヒール気取ってるからさ」
――2年半ぶりの武藤コールだったが?
武藤「やっぱりありがたいことなんだけど、過ぎ去っていく者の同情に。あまのじゃくだからな。元気だったらさっき言った通りブーイングが来るぐらい逆を行っても面白かったななんて思ったりするけど。それはグレート・ムタの役割でね。いいんだよ。なるようになったよ」
――ムタが…
武藤「いいよ、それは。グレート・ムタに何も言わないでくれって言われてるんだよ。オーカーンともやらなきゃいけない。その前に言わないでくれって」
真壁「おい、稲村ジェーンだか、稲村だかなんだかわかんねえけど、あいつ面白えじゃねえか。ノアに勇気があったらの話だけどよ、リーグ戦でも何でも出させろ。稲村とやらせろよ。珍しいぞ。気に入った女以外にやらせろっていうのは珍しいからな。とりあえずどうかわかんねえけどよ、とにかく稲村を新日本に出稽古させるか、俺がこっち来て叩き上げてやるから。面白えじゃねえか、コノヤロー。なんでかわかるか? あいつを育てようなんて思っちゃいねえんだよ。アノヤロー、生意気な態度取るからよ、あいつの鼻っ柱を木っ端微塵に砕いてやる。いいか、第一戦とよ、第二戦、第三戦、そのうちわからしてやる。いいか? 稲村だか、稲村ヶ崎だか、稲村ジェーンだか、わからねえけどよ。いいか、ノアの責任者いるだろ? 俺を出すか、稲村を出させるか。どっちだ? 俺を呼んだほうがいいだろうな。客来るしな。どうだ? 考えてみな。オメエらのクソみてぇなちっちぇえ脳味噌で考えてみろ、コノヤロー。言いたいことはそれだけだ。わかったか、コノヤロー」
本間「試合終わったあと、武藤さんがリング上で言ってくれた。俺の手を引っ張って、『まさかお前とまたリングで会うと思わなかった』って言われた。プロレスってなんて素敵なんだ。最高に幸せですよ。負けたのは悔しいけど、また武藤さんと16年ぶり、17年ぶりにリング上で肌を合わせる。これほど幸せなことないですよ。ただ、幸せだ幸せだばっかり言っている場合じゃない。丸藤、胸が痛えよ。真壁さんがノアに殴り込むとか、込まないとか物騒なこと言ってるけど、俺は丸藤、お前を追ってここに来てやってもいいぞ。来てやってもいいじゃねえよ。行くぞ。丸藤、胸が痛えよ」
棚橋「久しぶりのノアのリング。凄いエネルギーが溢れてて、会場の声援もあったし、リングに上がらせてもらって凄く嬉しかったし。そして、言ってた武藤敬司を査定する。結果を発表します。……合格です。なので、新日本プロレスのビッグマッチにぜひとも武藤さんを招聘したいと、来ていただきたいと思ってます。まあ、武藤さんが査定してくれと言ってたんですからね。そこ大事。合格です。でも、煽りVでも武藤さんの付き人から始まって…。久しぶりの対戦だったけど、付き人孝行できたんじゃないかなと思います」
なお、2023年1月1日(日・祝)に行われる『ABEMA presents NOAH "THE NEW YEAR" 2023』では、魔界の住人グレート・ムタが、WWEのスーパースター SHINSUKE NAKAMURA(中邑真輔)と対戦。2023年02月21日(火)には武藤の引退試合が予定されている。
イベント情報
イベント情報
プロレスリング・ノア『KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE~HOLD OUT~』
日時:2023年2月21日(火)17:00試合開始
場所:東京ドーム(東京都)