スキマスイッチ、ファンからのリクエストで構成された日本武道館公演の公式レポートが到着

2023年にデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎えるスキマスイッチ。2021年に続き、年末恒例となった日本武道館公演を、2023年は『“Live Full Course 2022”～20年分のライブヒストリー』と題して、ファンからのリクエストを募ってそれを全部詰め込んだライブになった。本記事では3部構成で行われた同公演のレポートをお届けする。

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12月22日（木）、武道館で一夜限りのスペシャルライブ『スキマスイッチ “Live Full Course 2022”～20年分のライブヒストリー～』が開催された。『フルコース』というツアータイトルの通り、ファンからの様々なリクエストに応えた内容でこれまでのスキマスイッチのライブの醍醐味を余すことなく詰め込んだ3部構成で展開。

1部は原点回帰としてスキマスイッチ2人だけのアコースティックステージ。拍手に迎えられて二人きりで登場するとまずはデビュー曲「view」を披露。2人だけの演奏はデビュー当時のインストアライブを思い出すというMCを挟みながら、ヒット曲「雫」や最新アルバム『Bitter Coffee』から「いろは」、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』主題歌として大ヒットした「Revival」を二人きりのアコースティックアレンジで披露した。

2部はバンドメンバーを呼び込んで、映画音楽から他アーティストへの提供曲まで様々な楽曲をカバー。Anlyとのコラボレーション曲として大ヒットした「この闇を照らす光のむこうに」を皮切りに、大橋卓弥が日本語吹替版に声優として参加した映画『SING／シング；ネクストステージ』から「ア・スカイ・フル・オブ・スターズ」、さらには敬愛する小田和正の「東京の空」、さらには自身のクリスマスソング「クリスマスがやってくる」とダニー・ハザウェイの名曲「This Christmas」のクリスマスメドレーを披露。そしてスキマスイッチ二人のルーツとして、常田選曲の槇原敬之の「素直」と大橋選曲のMr.Childrenの「タガタメ」をそれぞれ披露し会場全体が聴き入った。

3部はファンからのリクエストをもとに代表曲をふんだんに詰め込んだ2022年のライブ活動の総決算とも言える内容。クリスマススタンダードをイントロにアレンジした「星のうつわ」に始まり、大ヒット曲「ゴールデンタイムラバー」「奏（かなで）」で会場を沸かせ、恒例のロングMCを挟んだあとは、初期の代表曲「ふれて未来を」から最新曲「up!!!!!」で会場は一気にヒートアップ。そして最後の「全力少年」では、ステージ上のスクリーンに過去のライブ映像も映写される中、曲中のMCで来年20周年を迎えることとファンへの感謝を述べると会場は割れんばかりの拍手と手拍子に包まれ、記念すべき一夜限りのライブを締めくくった。

撮影＝岩佐篤樹