トニー賞ミュージカル『キンキーブーツ』10月来日決定
NY「Al Hirschfeld Theatre」の壁 (2013)
2015年1月1日朝日新聞広告より
『キンキー・ブーツ』は、2005年製作の同名映画をミュージカル化した舞台作品。イギリスの伝統ある靴製造メーカーの若い経営者が自社の経営不振を立て直すべく、ドラァグ・クイーン向け特注靴の製造に舵を切ろうと試みる、笑いと感動に満ちた物語。これは実話に基づくものだ。劇中ナンバーの作曲・作詞をシンディ・ローパーが手掛けたことが話題となった。
2013年4月にブロードウェイに登場、同年6月のトニー賞で13の部門にノミネートされ、最終的にミュージカル最優秀作品賞、オリジナル楽曲賞(シンディ・ローパー、単独女性初の受賞者)、ミュージカル主演男優賞(ビリー・ポーター)を含む6部門を受賞する快挙を成し遂げた。また、日本人の川名康浩氏がプロデューサーとして製作に参加していたことで、日本人がトニー賞の受賞者として史上初めて名を連ねたと、わが国でも大きく報道された。
本作品、お隣なり韓国では2015年、韓国人キャストによる韓国語での上演が早くもなされている。また神奈川芸術劇場のミュージカル『HEADS UP』でも本作品が一瞬ながら言及されるシーンがあるなど、ミュージカル・ファンの間では日本での上演が熱く待ち望まれていた。「エヴリバディ・セイ・イエー」をはじめとする素晴らしい劇中ナンバーをシアターオーブにおいて生で楽しめる日も、もはやそう遠くはない。