オペラ公演『ボリス・ゴドゥノフ』公演映像の無料配信がスタート

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2023.3.29

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2022年11月に新制作上演されたオペラ『ボリス・ゴドゥノフ』の公演映像が、2023年3月24日(金)深夜から6か月間、OperaVisionおよび新国デジタルシアターにて無料公開がスタートした。

OperaVisionは、EUの文化支援プログラムCreative Europeの支援の下、Opera Europeが監修するヨーロッパ最大級のオペラ映像配信プラットフォーム。新国立劇場は2022年2月よりOperaVisionのプロジェクトパートナーとなっており、現在2022年5月に新制作上演した『オルフェオとエウリディーチェ』を4月7日(金)まで配信中だ。

TRAILER | BORIS GODUNOV Mussorgsky – New National Theatre Tokyo

『ボリス・ゴドゥノフ』は、1600年前後の動乱時代に実在したロシア皇帝ボリス・ゴドゥノフを題材にムソルグスキーが完成させた唯一のオペラ。ポーランド国立歌劇場との共同制作により、同劇場芸術監督のマリウシュ・トレリンスキの演出、大野和士オペラ芸術監督の指揮で新制作上演された本プロダクションは、物語の中心に皇帝ボリスと息子フョードルの関係を据え、最高権力者であるボリスの罪の意識と葛藤、民衆の生々しい姿を描き出すことにより、作品が内在する権力闘争の残酷さを浮き彫りにし、大きな話題を呼んだ。性格表現に秀でたギド・イェンティンス、アーノルド・ベズイエンといった強力な布陣、そして、ゴデルジ・ジャネリーゼ、工藤和真ら新進気鋭の歌手たちが織り成す、観る人の心に訴えかける見ごたえ満載の公演。

配信は、2023年3月25日(土)午前3時(24日(金)深夜)~ 9月24日(日)午後7時まで。

配信情報

オペラ『ボリス・ゴドゥノフ』
 
◆配信期間
2023年3月25日(土)午前3時(24日(金)深夜)~ 9月24日(日)午後7時
 
◆配信メディア
Opera Vision 公式サイト(https://operavision.eu/performance/boris-godunov-0
新国デジタルシアター(https://www.nntt.jac.go.jp/stream/
 
◆配信内容
新国立劇場2022/2023シーズンオペラ
新制作『ボリス・ゴドゥノフ』
収録日:2022年11月17日(木)
ロシア語上演/日本語、英語、ロシア語字幕付
【指 揮】大野和士
【演 出】マリウシュ・トレリンスキ
【美 術】ボリス・クドルチカ
【衣 裳】ヴォイチェフ・ジエジッツ
【照 明】マルク・ハインツ
【映 像】バルテック・マシス
【ドラマトゥルク】マルチン・チェコ
【振 付】マチコ・プルサク
【ヘアメイクデザイン】ヴァルデマル・ポクロムスキ
【合唱指揮】冨平恭平
【児童合唱指導】林 ゆか、伊藤邦恵
 
【ボリス・ゴドゥノフ】ギド・イェンティンス
【フョードル*】小泉詠子
【クセニア】九嶋香奈枝
【乳母*】金子美香
【ヴァシリー・シュイスキー公】アーノルド・ベズイエン
【アンドレイ・シチェルカーロフ】秋谷直之
【ピーメン】ゴデルジ・ジャネリーゼ
【グリゴリー・オトレピエフ(偽ドミトリー)】工藤和真
【ヴァルラーム】河野鉄平
【ミサイール】青地英幸
【女主人】清水華澄
【聖愚者の声】清水徹太郎
【ニキーティチ/役人】駒田敏章
【ミチューハ】大塚博章
【侍従】濱松孝行
【フョードル - 聖愚者(黙役)】ユスティナ・ヴァシレフスカ
【合 唱】 新国立劇場合唱団
【児童合唱】TOKYO FM 少年合唱団
【管弦楽】東京都交響楽団
共同制作:ポーランド国立歌劇場
*本プロダクションでは、この2役はクセニアの友人という設定です。
*本プロダクションは1869年の原典版を基調に、1872年の改訂版を一部組み合わせています。
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