川島海荷主演 脚本:山本卓卓(範宙遊泳)、演出:岩崎う大(かもめんたる) 演劇&スペシャルドラマ『君しか見えないよ』のプロジェクトが決定
株式会社レプロエンタテインメントが運営する「浅草九劇」と「BS松竹東急」がタッグを組み、演劇&スペシャルドラマ『君しか見えないよ』のプロジェクトが決定した。
本作品は、「演劇で、テレビドラマで、」シリーズ第一弾として、演劇作品を制作・上演し、演劇の物語が後にテレビドラマとしても放送され、それぞれの観劇・視聴体験で違った感覚で楽しむことができる、新しい形でのプロジェクトとなる。
演劇公演は、2023年6月1日(木)より浅草九劇にて開幕予定で、ドラマ放送は、7月9日(日)21:00~23:00 BS松竹東急(BS260ch/全国無料放送)にて放送予定だ。
脚本に『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞し、今話題の劇作家・演出家の山本卓卓氏(範宙遊泳)、舞台演出に、かもめんたるとして、キング・オブ・コント2013 チャンピオン、脚本・演出を手がける劇団かもめんたるの主宰として2020年/2021年岸田國士戯曲賞に2年連続ノミネートした岩崎う大(かもめんたる)を迎え、演劇界でも注目の2人がこの度タッグを組む。
主演に、現在上演中の舞台『キングダム』(帝国劇場、他)で河了貂役として出演中の川島海荷。さらに、岩谷健司、郡山冬果、浜名一聖、岩崎う大(兼演出)、ベンガルと、舞台・映像の双方で活躍する実力派が顔を揃える。
(上段左から)川島海荷、岩谷健司、郡山冬果(下段左から)浜名一聖、岩崎う大、ベンガル
川島海荷(主演)コメント
川島海荷
舞台と映像を融合させ、新しいエンタテインメントに挑戦していく作品ということで、いまから楽しみです。台本を読んだだけではわからない、私の想像を超えた演出が待っている気がしています。このストーリーから生み出されるパラレルワールドをぜひ沢山の方に楽しんで欲しいです!
浅草九劇コメント:株式会社レプロエンタテインメント 企画プロデューサー 森永恭平
演劇とテレビを接続する。双方の魅力的なクリエイターやアーティストがクロスオーバーするような場所を作れないか。BS松竹東急さんとともに、そこからこの企画は始まりました。
上手に説明もつかない内から、脚本の山本卓卓さんが素晴らしい物語を作り上げてくれました。
演劇演出に岩崎う大さん、ドラマ演出に杉山弘樹さん、主演に川島海荷さん、そして岩谷健司さん、郡山冬果さん、浜名一聖さん、ベンガルさんと各界で活躍する素敵な方々に集まってもらいました。クロスオーバーの準備は万端です。みんなのアイデアを結集させながらこの物語を作り上げていきたいと思います。そして何よりお客様には、是非この物語のふたつの違ったエンタメ体験を楽しんでいただきたい。ただただそれが本望でございます。
BS松竹東急コメント:BS松竹東急株式会社 編成局 執行役員 局長 柏木恒二
BS松竹東急では歌舞伎をはじめとした演劇を数多く放送しておりますが、いつか演劇とテレビをクロスオーバーしてみたいと考えておりました。演劇には演劇の、テレビにはテレビの楽しさがあります。それぞれの欠点を補いながら、それぞれの持ち味を増幅する、そんな考えにレプロエンタテインメントのみなさんが共感してくださいました。今回は新しいエンタテインメントの発明に、素敵なスタッフのみなさんと進めることが楽しみで仕方がありません。
熊村家の玄関の前で熊村亜寿が観客に語りかける。
「覚えてるかな?君がはじめてわたしんちにきた時。そうだよ。タランチュラがきた時。ママはブチぎれるしパパは泣くしじいじは⼑振り回すし。私はでも、楽しかった気がするな。私と私の家族と君と、タランチュラと。楽しかった気がする。だってたまに、見返したりもするんだよ?あの番組。録画した動画。ほんとに滅茶苦茶な一日だったけどさ、きれーいにやっぱり編集されてるの。時が経てば経つほど、カットされた部分の思い出がなくなって、あの番組を、リアルな視聴者として見ている感覚になるの。それでね、そんな風に他人として見てみると、ああやっぱり良い家族かもなあって思うんだよね。やっぱり好きかもこの家族って、思うんだよね。」
亜寿がドアを開け家に入ると、、、
8年前のある日、熊村家にズケズケてぃーびーのロケクルーがやってくる。
そこから巻き起こるハプニングとドタバタの連続、今か昔か、こちらかあちらか、ファンタジックな渦の中に喜怒哀楽がたっぷり詰まった、笑いと愛が溢れる家族のお話。