ケプラ、Conton Candy、ルサンチマンが競演 『PLAYLIST presents“ヘッドフォンを外して vol.6”』のオフィシャルレポートが到着

2024.2.9
レポート
音楽

ルサンチマン

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2024年1月19日に下北沢シャングリラにて、『PLAYLIST presents“ヘッドフォンを外して vol.6”』が開催された。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。


2024年1月19日。一段と寒さが厳しくなってきた金曜日の夜、Instagram音楽メディア・PLAYLISTが贈る新世代イベント『PLAYLIST presents“ヘッドフォンを外して vol.6”』が下北沢シャングリラにて開催された。

このイベントはInstagram音楽メディア「PLAYLIST」が企画し、SNSが発達した今こそライブハウスで生の音楽を楽しんでほしいという思いで実現したもの。邦ロックの聖地下北沢で初の開催となるvol.6では、Conton Candy、ルサンチマン、ケプラと、SNSでもライブシーンでも大注目の若手バンド3組が揃った。
 

まずトップバッターを飾ったのは、「これからのこと」などが話題になり、10代を中心に支持を集めるケプラ。「何年先も憶えててほしい」「グランピー」「噂のツインズ」と続き、冒頭からオーディエンスは一気にケプラの音楽に惹き込まれていく。

2024年に入ってから5本目、東京では今年最初のライブとなるケプラ。MCではVo.柳澤律希が新年の挨拶をする場面も。「仲良くさせてもらっているConton Candyとルサンチマン、楽しくて嬉しいです。今日が暖かい日になりそうな予感しています。」と、昔から親交のある2バンドと一緒にライブが出来る喜びも伝えた。

ケプラ

「ルーシー」、続けて1月31日に配信となる「記念日」も披露された。「記念日」はリリース前になるものの、既にオーディエンスがクラップで楽しむ様子も。ケプラらしい、暖かで思わず身体が揺れるメロディーにVo.柳澤律希の優しくも芯のある歌声が乗る。Gt.けんたも揺れながらその空間を楽しむ。「これからのこと」ではサビでオーディエンスが一気に手を挙げ楽しむ様子が印象的だった。DrハヤトとBaかずの安定感のあるサウンドが楽曲を支えていく。どの曲を挙げてみても、存分にケプラの魅力を楽しむことのできるステージだった。

「2024年も盛りだくさん、詰め込んだ1年にします。恵比寿リキッドワンマン、挑戦です。是非立ち会ってくれたら嬉しいです。」とワンマンライブへの決意を示し、ラストは「剣」でお別れ。
磨かれ続ける実力で表現されるケプラらしい暖かな音楽。等身大のフレッシュさに、確かに積み上げてきたケプラらしさが加わり更に魅了される楽曲とライブが生まれていく。全7曲、30分。トップバッターを飾るにぴったりなステージだった。

ケプラ


続いて登場するのは、昨年「ファジーネーブル」が大ヒットするなど音楽シーンを盛り上げるConton Candy。「濁り」を1曲目に、「baby blue eyes」「プードル」と、Conton Candyらしい楽曲たちが続く。Vo./Gt.紬衣(読み:つむぎ)の「シャングリラまだまだいける!?」という一言とともにオーディエンスが一気に手を上げクラップ、Ba./Cho.楓華(読み:ふうか)、Dr./Cho.彩楓(読み:さやか)も笑顔で自分たちの音を掻き鳴らし応える。ライブならではの熱量により一瞬で会場の空気が1つになった。

「足攣った」「ステージに出てきたらすぐ靴紐ほどけた」などと話すお茶目な一面も。「ケプラが出番前に優勝しますと言っていた。私達も3バンドの中で優勝します。」と決意を示し、続くのは代表曲「ファジーネーブル」。熱量を保ったまま会場を盛り上げていく。

Conton Candy

「色んな勝ち負けと評価を経験して、今ここに立ってる。”これしかない”からやってるじゃない、”これがやりたい”からやってる。」Vo./Gt.紬衣が、これまでの経験が故に生まれた確かな想いを伝えた。その想いに応えるようなオーディエンスの歌声と共に始まった「ロングスカートは靡いて」。「行くよシャングリラ!」の一声で更に盛り上がる。最後は「好きなものは手のひらの中」でお別れ。Ba./Cho.楓華が前列のオーディエンスとグータッチするなど、全員でライブを作り上げるその一体感が最後まで続いていた。

ヘッドフォンを外してライブ会場に来たからこそひしひしと伝わったConton Candyの熱さは、間違いなくオーディエンスにとっても忘れられないものになった。可愛さやおしゃれさ、キャッチーさだけではない。熱量に魅了されているうちにあっという間に駆け抜けた、全6曲、30分。

Conton Candy


 

最後を飾るのは、着々とライブシーンで人気を集めてきたルサンチマン。「だっせ」「ニヒリズム」と冒頭2曲から、オーディエンスがクラップで応えるなど盛り上がりは最高潮に。

「not(inst)」では、他のバンドにはない楽器演奏のみで魅せ、更に会場がルサンチマンの世界に染まっていく。言葉が無いからこそ、Vo.Gt北の掻き鳴らす魂のギターやGt.クーラーNAKANOが魅せるこだわりのソロ、Ba.清水とDr.もぎの確かな技術と熱さを秘めた音、それぞれのバランスの良さが存分に伝わる。一瞬で空気を掌握し、圧倒していく。
「異質のトリ、ルサンチマン最後までよろしくお願いします」「3月18日にSpotify O-Westでワンマンやります、圧倒的ライブをお届けしますので必ずよろしくお願いします」とMCは簡潔に。ただ、その少ない言葉からも、イベントへのリスペクトと次回ライブへの気合いが見えた。

ルサンチマン

「tsukiochi」そして「俗生活」とラストスパートをかけて更に会場の熱気を高めていく。勢いのあるサウンドながらも、まったく雑音にならずルサンチマンの音楽として際立っていく。「いやいや」と続いて最後は「荻窪」。Ba.清水も頭を揺らしながら全身全霊で演奏し、Dr.もぎも応えるように迫力を増していく。Vo.Gt北の力強い歌声でサビに入った瞬間今日1番というくらいオーディエンス全員が腕を上げて楽しんだ。Gt.クーラーNAKANOとVo.Gt北が向き合って無我夢中で掻き鳴らしていく。最後までルサンチマンの音楽を貫いた。

終演かと思いきや、鳴り響く拍手に応えるようにアンコールへ。「最後の方本気出してくれてよかったです、もうちょっと本気出してくれたら嬉しいです」の一言でオーディエンスの熱気も一体感も高まる。「ikki(inst)」「十九」と続いていった。勢いを落とすことなく、そのまま駆け抜けていく。老若男女、前列後列問わず全員で熱くなる様子が印象的だった。ルサンチマンの魅力が十分に伝わるアンコール含め全9曲、30分。


こうして幕を閉じた『PLAYLIST presents“ヘッドフォンを外して vol.6”』。回ごとに出演するアーティストが届ける音楽のジャンルは幅広く、常に新しい景色が見られるイベントで、終わった瞬間から未来が楽しみになる。次回は3月1日(金)、史上最大キャパとなる豊洲PITで『PLAYLIST presents“ヘッドフォンを外して vol.7”』の開催が決定。PEOPLE 1、Tele、Lucky kilimanjaroとvol.6とはまた違う良さのあるラインナップで豊洲の夜を彩る。の一般先着販売は明日2月10日(土)の午前10時から始まるので是非チェックしてほしい。更に今後続いていくイベントでも、また違う楽しみ方ができるに違いない。

イベント情報

PLAYLIST presents “ヘッドフォンを外して vol.7”
【⽇時】2024年3⽉1⽇(⾦)
開場 18:00 / 開演 19:00
【会場】豊洲PIT(東京都江東区豊洲6丁⽬1−23)
【出演者】Lucky Kilimanjaro、PEOPLE 1、Tele、(順不同)
代⾦】
6,000円(税込) ※未就学児⼊場不可
⼊場時別途ドリンク代600円
【一般販売(先着)受付期間】
2024年2⽉10⽇(土)10:00〜2⽉29⽇(木)23:59
※先着販売のため売り切れ次第販売終了

【主催】PLAYLIST
【企画/制作】PLAYLIST
【制作】 株式会社バシットエンタテインメント
【運営協⼒】 ディスクガレージ

【公式HP】https://headphone.blowout.co.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/playlist_of/
【お問合せ】DISK GARAGE https://info.diskgarage.com