京都でガンダムのデカさを体感、特別展『日本の巨大ロボット群像』で鉄人28号や宮武一貴(スタジオぬえ)の描きおろし巨大ロボ絵を展示

2024.5.24
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特別展『日本の巨大ロボット群像ー鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫ー』

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7月6日(土)〜9月1日(日)の期間、京都文化博物館にて特別展『日本の巨大ロボット群像ー鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫ー』が開催される。ともにロボットアニメの声優を務めた銀河万丈と水樹奈々が、音声ガイドのナレーションを担当する。

『鉄人28号』(1963年モノクロアニメ) (c)光プロダクション・エイケン

『鉄人28号』(1963年)をロボットアニメの嚆矢として、『マジンガーZ』(1972年)や『機動戦士ガンダム』(1979年)の影響下、現在に至るまで多数のロボットアニメが制作され、魅力的なロボットがデザインされてきた。同展では、『鉄人28号』から近年のロボットアニメにおけるロボットのデザインと映像表現の歴史を、それらの「リアリティ」形成において重要な役割を果たした設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証。「巨大ロボットとは何か」を問いかける。

福岡会場の様子 ※京都会場の実際の展示とは一部異なる可能性あり

さらに1/1の実物大で床にプリントされたガンダムの展示も。ガンダムの上に立って、そのサイズを体感できる。

■みどころ1 巨大ロボットの「メカニズム」に注目

「搭乗」、「合体」、「変形」は巨大ロボットアニメの、いわば「お約束」。玩具展開を前提としたデザインには工夫が凝らされ、そのデザインに隠された「メカニズム」には合理性がある。同展ではメカニズムの魅力を、デザイン画やアニメ劇中の場面などから制作した造形物によって伝える。

■みどころ2 気分はパイロット? ロボットの「大きさ」を体感

巨大ロボットの「大きさ」は、アニメ劇中にていかに表現されてきたのか。1980年代になると、巨大なロボットは実用機械レベルに小さくなり、同時にその表現はリアリティを増す。現実にありそうなそうしたロボットたちの一部分(あるいは全部)を、劇中で設定されたとおりの大きさに引きのばしたらどう見えるか、アニメの登場人物になった気分で鑑賞できる。

■みどころ3 「内部メカ」にもえる!

勇者ライディーン (c)東北新社

架空のロボットが、あたかも本当に存在するかのように、「内部透視図」が描かれてきた。装甲の裏側、隙間にのぞくメカは、架空メカの「実体化」への欲望なのか、制作者のフェティシズムなのか。現在ではプラモデルや玩具でも当たり前のように再現されることが多くなったロボットの「内部」に注目する。

■みどころ4 メカニックデザイナー・宮武一貴による圧巻の巨大絵画を展示

『宇宙の戦士』(1977年) 加藤直之・宮武一貴 (c)スタジオぬえ

宮武一貴(スタジオぬえ)が同展のために、巨大ロボットをテーマとした描きおろしの巨大絵画を制作。博物館ならではの大画面で、宮武の描くロボットワールドを堪能できる。また、宮武が所属するスタジオぬえの仕事も特別展示で紹介。

チケットはイープラスにて販売中。

イベント情報

特別展『日本の巨大ロボット群像ー鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫ー』
会 期:2024年7月6日(土)〜9月1日(日)
開室時間:10:00〜18:00(金曜は19:30まで)※入場は閉室の各30分前まで
休 館 日:月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、8月13日(火)
会 場:京都文化博物館 4階・3階展示室[〒604-8183 京都市中京区三条高倉]
主 催:京都府、京都文化博物館、産経新聞社、関西テレビ放送
協 力:AIC、AICライツ、エイケン、エディット、KADOKAWA、キングレコード、クロスメディア、KOBE鉄人PROJECT、シグナル・エムディ、スタジオぬえ、創通、ダイナミック企画、東映、東映アニメーション、東北新社、トムス・エンタテインメント、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、バンダイナムコフィルムワークス、光プロダクション、ビックウエスト、フライングドッグ、Production I.G、ボークス、メディアウェイブ、ライツ・イン
企 画:西日本新聞イベントサービス、ぴあ
企画協力:廣田恵介、タルカス(五十嵐浩司)
入 場 料(税込):一般・大学生1,800(1,600)円、中高生1,300(1,100)円、小学生700(500)円
※( )内は前売および20名以上の団体料金。
※未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)。
※学生料金で入場の際には学生証をご提示ください。
※障がい者手帳などをご提示の方と付き添い1名までは無料。
※上記料金で2階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます(ただし催事により有料の場合があります)。
※前売券は2024年7月5日(金)までの期間限定販売(会期中は当日券のみ)。
お問合せ:京都文化博物館 075-222-0888 https://www.bunpaku.or.jp/
 
【特別講演会】
■玩具・プラモから見るロボットアニメーマジンガーZからガンダム、そしてファイブスター物語へ
日時:7月6日(土)10:30〜12:00
会場:3階フィルムシアター
講師:五十嵐浩司(アニメーション研究家、本展ゲストキュレーター)、山口洋三(インディペンデント・キュレーター、本展監修者)
定員:150名
参加費:無料(ただし本展入場券<半券可>の提示が必要)
■関連イベント「はじめてのロボットプラモデル講座」
プロ講師によるワークショップ!
プラモ制作に初めて挑戦する人なら、対象年齢に限らず広くお楽しみいただけます。夏休みの自由研究にもピッタリです。
日時:8月25日(日) 1)10:30~12:00 2)14:00〜15:30
定員:各回20組40名(計40組80名)
対象:小・中学生 ※小学生は要保護者同伴
参加費:2,500円(税込)(この他、本展入場券<半券可>の提示が必要)
各種イベント詳細・お申込み方法は京都展公式サイトをご参照ください。
※お申込みは、講演会6月3日(月)〜、ワークショップ7月1日(月)〜、いずれも10:00受付開始。
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