星元裕月、栗田学武、桑原勝、河合龍之介ら出演　23年カンゲキ大賞受賞作、舞台『いい人間の教科書。』の上演が決定

2024年7月、東京すみだパークシアター倉にて、舞台『いい人間の教科書。』が上演されることが決定した。

本作は、突如小さな空間に閉じ込められた出演者たちが、「いい人間とは何か？」という問いに他者を通じ自身と向き合い答えを探す物語。全編エチュードで作られる会話劇で、客席に四方から囲まれた全てが見られる空間。内容は、閉じ込められた 5人が「この中で一人いい人間を決めてください、その一人を解放します」という指示の元、激しい討論を繰り広げ生命を削る2時間を少人数の出演者で表現する。

演出・構成は鈴木茉美。また、本作は2023年のカンゲキ大賞受賞作。4418票の投票を集めた2023年カンゲキ大賞の副賞として再演支援を受け実施する作品。

出演者は舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花 地蔵行平役、ミュージカル『薄桜鬼 真改』南雲薫役に出演している星元裕月、劇団アレン座旗揚げ時から鈴木作品に出演し、主演映画『未曾有』（工藤将亮監督）ではタリンブラックナイト映画祭「Rebels with a Cause」部門ノミネートされるなど近年では映画作品にも出演する栗田学武、『ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン山吹中 南健太郎役の桑原勝、ミュージカル『テニスの王子様』1stシーズン、映画『モルエラニの霧の中』など幅広く活躍する河合龍之介の出演が発表された。

演出・構成：鈴⽊茉美　コメント

2019年劇団員3人から始まり、過去4回の再演をしてきた舞台『いい人間の教科書。』は、構成は同じものの、役者によって全く違う作品になります。
「役者によって」というよりも、「人間によって」なのかもしれません。
一人の人間の核が暴かれそれでも最後に残った心は、優しいものであるように、いい人間であるように。
そんな思いを込めて作った赦しの物語です。
5回目の「再演」、決して他人事ではない彼らの選択を、ぜひ目の前で、見に来てください。