宮崎に「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」初登場、風で動く巨大な人工生命体が集う『テオ・ヤンセン展』開催

2024.5.25
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7月20日(土)〜9月8日(日)の45日間、宮崎県立美術館にて『テオ・ヤンセン展』が開催される。

オランダ語で砂浜を意味する「ストランド」と「ビースト(生命体)」を合わせて名付けられた造形作品で、風を動力源としてオランダの砂浜を歩く「ストランドビースト」。オランダの造形作家、テオ・ヤンセン(1948~ )によって、故国の海面上昇問題を解決できないかという発想をもとに生み出された。プラスチックのチューブを骨格の主な構成材料とし、歩行するだけでなく方向転換などの機能を備え、様々な環境に適応するべく進化を続けている。物理工学を基盤としたビ
ーストは滑らかで、まるで生きもののように動く。

同展では、科学と芸術を融合させ、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも称されるテオ・ヤンセンの近作までのビースト14体と、その発想の過程やビーストの進化を、映像、スケッチ、試作品などの資料とともに紹介。会期中は、スタッフが操作してストランドビーストを動かす「リ・アニメーション」や、テオの発想の軌跡とビーストたちの進化をわかりやすく解説する「ビーストを楽しむツアー」も実施される。ストランドビーストの小さな模型を使ったタイムレースや、風で動くおもちゃを作れる工作など、体験コーナーも充実している。

チケットはイープラスにて販売中。

イベント情報

『テオ・ヤンセン展』
会期:2024年7月20日(土)~9月8日(日) (45日間)
※休館日…月曜日(8月12日は開館)
開館時間:午前10時~午後6時(展示室への入室は午後5時30分まで)
会場:宮崎県立美術館 2階 企画展示室
主催:テオ・ヤンセン展実行委員会(宮崎県立美術館 宮崎日日新聞社 UMKテレビ宮崎)
企画協力:Media Force、Gakken
協賛:宮崎太陽銀行
後援:宮崎県市町村教育委員会連合会、宮崎県芸術文化協会
観覧料:
一般 1,200円(1,000円)、小中高生 500円(300円)
※()内は前売り
※前売りには別途ペアを準備(ペアで1,900円)
※団体は有料観覧者が20名以上の場合
※全教互会員カード、グレイス会員証、JAF会員証、SD(セーフドライバー)カードご提示の方(提示者を含め5名まで)は100円引
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、ミライロIDをご提示の方は、ご本人と同伴の介護者1名は無料
※未就学児(ただし保護者同伴)、学校教育又は観光関係団体等の引率者又は添乗員、報道又は行政視察者は無料
※南九州アートラインの特別観覧券(招待券)は利用可。
関連イベント(予定):
(1) リ・アニメーション (会期中毎日実施)
スタッフが操作してストランドビーストを動かします。 (1回15分程度)
※実施時間は平日と休日で異なります。
(2) ミニビースト レース
ミニチュアのビーストを風で動かし、1.5mのタイムを競うタイムレースです。
開催日:会期中の土日
会場:アートフォーラム
参加資格:観覧者(年齢制限無し)
(3) ビーストを楽しむツアー
会場を一緒にまわりながら、テオ・ヤンセンとビーストたちの進化をわかりやすく解説します。
実施日:7月28日(日)、8月4日(日)、8月21日(水)、8月31日(土)
時間:午後1時30分~午後2時 (30分)
※申込受付は当日の開催30分前から会場入口にて行います。
※要観覧料
(4) 見て・作って・動かすイベント-風で動く「おもちゃ」を作ろう
実施日:8月14日(水)※予定
参加予定数:60(材料準備は90程度、参加券は60)
対象:観覧をし終わったあとに参加券をもらった人(1人1枚)
会場:アトリエ3
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