前回王者ヴィッセル神戸が連覇に向け発進! サッカー『天皇杯』2回戦は6月11日・18日開催

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2025.6.11
6月11日と18日に2回戦を迎える『天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会』

6月11日と18日に2回戦を迎える『天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会』

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『天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会』は6月11日(水)と18日(水)に2回戦を迎え、J1チームが登場する。そして、11月22日(土)の決勝戦まで、激闘を繰り広げる。

トーナメント表

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最も注目されるのは、前回の覇者・ヴィッセル神戸。6月11日19:00、ホームのノエビアスタジアム神戸(兵庫県)で、J3の高知ユナイテッドSCと対戦する。

ヴィッセル神戸は、今年、記念すべき30周年を迎えた。川崎製鉄サッカー部を前身に、1995年1月にJFLチームとして始動。初練習を予定していた1月17日の明け方に阪神・淡路大震災が起き、発足当初は練習会場が転々とするジプシー生活を余儀なくされるも、市民の後押しもあって、翌96年末にはJリーグ昇格を決めた。

その後、2005年末と2012年末にJ2降格という辛酸をなめるも、2014年シーズンからはJ1に定着。2018年にスペインの至宝・イニエスタの電撃加入もあって、2019年には天皇杯で初優勝を飾った。新国立競技場のこけら落としとなる元日の決勝で、名門鹿島アントラーズに2-0で快勝という、大きなオマケ付きだった。

そして、イニエスタが退団した2023年には、クラブ史上初のJ1優勝を果した。さらに、2024年には11月23日の天皇杯決勝で、ガンバ大阪を1-0で下して、2度目の栄冠に輝くと、12月8日のJ1最終節に勝ち、連覇を果たしている。

このように波瀾万丈の30年を過ごしてきた。記念イヤーの今年は、天皇杯2連覇・3度目の優勝と、J1リーグ3連覇がかかる。今や、J1最大のビッグクラブと言ってもいいヴィッセル神戸。勢いに乗るためには、6月11日は大事な1戦となる。

また、J1在京3チームの中で期待したいのは、元日本代表DF室屋成の復帰を5月末に発表したFC東京。6月18日19:00開始の2回戦では、ホームの味の素スタジアム(東京都)に、J3のツエーゲン金沢を迎え撃つ。

現在31歳の室屋は、明治大学在学中に、FC東京で2015JFA・Jリーグ特別指定選手となり、2019にはJリーグ優秀選手賞受賞、ベストイレブンに選出された。そして、2020年からはドイツ・ブンデスリーガ2部のハノーファー96に移籍し、切磋琢磨してきた。

今回、古巣への復帰にあたり、室屋は、FC東京の公式サイトに「帰るべき場所に帰ってきました。ふたたび青赤のユニフォームを着て、素晴らしいファン・サポーターとともにこの東京で戦えることを光栄に思います。東京の歴史の大きな一部になれるよう信念を持って戦います。また味の素スタジアムで会いましょう」とコメントを寄せ、活躍を誓っている。

今季のFC東京は、J1で下位に低迷している。5月31日の試合を終えて18位と降格圏内。室屋の復帰を起爆剤に、上位進出を目指したい。天皇杯では、J2当時の2011年に優勝を飾るなど結果を残してきたFC東京。この大会で勢いをつけ、J1戦線でも本来の力を見せてほしいものだ。

はイープラスで発売されている。

イベント情報

『天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会』2回戦

日程:6月11日(水)・18日(水)

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