藤山直美「品のいい遊びを出せたら」ーー林与一、三林京子ら出演『南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり』取材会オフィシャルレポート到着
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左より、三林京子、藤山直美、林与一
11月1日(土)~24日(月・休)に南座にて、『南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり』が上演される。
出演は、藤山直美、林与一、三林京子ら俳優陣が顔をそろえる。演目は、家族愛にあふれた笑いあり涙ありの人情喜劇「一姫二太郎三かぼちゃ」、お祭りの寄付金を巡って波乱が巻き起こる「お祭り提灯」を上演する。公演に先立ち、出演者がそれぞれの作品に対する思いを語った取材会のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。
藤山直美
藤山直美:「一姫二太郎三かぼちゃ」は大好きなお芝居です。親の世話をする側・される側、目を背ける側、いろんな立場で共感できますので、まさに今の時代だからこそ、皆さまに見ていただきたい作品です。また「お祭り提灯」で丁稚の三太郎を演じるのは14年ぶりですが、この役は「無」になる役。子役を演じていた頃に気持ちを戻すように、喜劇ならではの、品のいい遊び心を出せたらと思います。
林与一
林与一:83歳になっても舞台に出られるということがありがたいです。健康に気を付けながら、最後までやり切れるように頑張ります。今回の公演では、こんな夫婦や家族、兄弟がいたらいいなと思わせる人間模様の面白さを見ていただきたい。どちらの演目も初役で勤めますので、同じ役を演じてきた先輩方とはまた違うかたちを目指したいと思います。
三林京子
三林京子:昨年に続き、藤山直美さんの公演に出演できて嬉しいです。与一さんとの久しぶりの夫婦役も楽しみにしています。毎回全員が真摯に臨んでいる舞台ですし、だからこそ面白いのだと思います。特に今回の演目はどちらも伝承されてきた喜劇ですが、これほど難しいものはありません。痩せるくらいの思いで、直美さんの胸を借りて頑張りたいと思います。
『南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり』は11月1日(土)に南座にて開幕。