ReoNa、Aqua Timezとの特別公演“Aqua Timez & ReoNa Special Live 2025『合流地点』”開催!ReoNaが歌う「決意の朝に」ライブ映像も公開
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写真:平野タカシ
2025年12月2日(火)に“Aqua Timez & ReoNa Special Live 2025『合流地点』”が神奈川・KT Zepp Yokohamaにて開催され、オフィシャルレポートが到着した。
今回のツーマンライブは、Aqua Timezのボーカル・太志が、ReoNaの“歌”に深い共鳴を覚えたことがきっかけで実現したもの。ReoNaが長年カバーし、歌い続けてきた「決意の朝に」を通じて“なぜ歌うのか”が互いに響き合い、世代や時代を超えて“心の痛み”“生きること”に寄り添う音楽が交錯する、まさに“合流地点”の名にふさわしい一夜となった。
“特別”とは、まさにこの夜のことをいう。弱さや孤独を抱える人に寄り添い、前向きな力を与えてきたAqua Timezと、“絶望系アニソンシンガー”として生きづらさに寄り添い、魂と命を歌ってきたReoNa。Aqua Timezの代表曲「決意の朝に」をReoNaがカバーしたことをきっかけに、ついに実現したツーマンライブ 。それぞれの道を歩んでいた2組が、同じ想いを抱えた音楽を通じて合流したこの日。20周年を機に期間限定で再結成を果たしたAqua Timezのラストマンス、最後のライブハウス公演での“一期一会”がそこにあった。
写真:平野タカシ
大歓声を受けて先に姿を現したのはReoNaだ。暗転したステージのスポットライトを浴びて凜と立ち、“魂の色は 何色ですか”と歌で問いかけたのは、彼女の代表曲「ANIMA」だ。客席から沸き立つクラップ、力強いバンドの音が一気に会場の温度を上げて「生命線」へ。伸びやかに、だが儚げな“命”を歌うReoNaの唯一無二の世界へと誘っていく。ライブは一期一会の場だと宣言し、「今だけは全てを忘れて踊りましょう」と語って軽やかなダンスと共に「シャル・ウィ・ダンス?」を華やかに届けた後は、ReoNaの“絶望”の本質に迫る切々としたバラード「生きてるだけでえらいよ」で空気を一変。張り詰めた静寂の中、ピアノの音とReoNaの泣き出しそうな歌声だけが、どこまでも切々と響き渡った。
写真:平野タカシ
自身が“絶望”を歌う理由と、アニメ『ブレイブストーリー』の主題歌だったAqua Timezの「決意の朝に」が自分に寄り添ってくれたと出会いを語って届けた「unknown」。「くすぶったままでも生きていこう」と言葉を添えてアコースティックギターを掻き鳴らした「Debris」。そして改めてオーディエンスと、再結成という限られた時間の中で“合流地点”というツーマンライブの場を設けてくれたAqua Timezへの感謝を伝え、ReoNaステージのラストを飾ったのは、みんな一人きりの旅路だからこそ「それでも生きていく」んだと告げて始まった「HUMAN」だ。微笑むReoNaの温かな歌声と降り注ぐオレンジ色の光が、KT Zepp Yokohamaを一筋の希望で満たしていった。
ひとときの転換を挟み、軽快なBGMと歓声の中でAqua Timezのメンバーがスタンバイ。巻き起こるクラップを浴びてボーカル・太志が登場すると、エスニックなイントロが鳴り、客席が喜びにどよめく。スタートしたのはドラマティックな「アスナロウ」。太志の深く届くボーカル、キレのあるTASSHIのドラム、躍動するOKP-STARのベース、mayukoの軽やかなピアノと大介の鋭いギターとコーラスが絡み合い、KT Zepp YokohamaをAqua Timez色に染めていく。
写真:平野タカシ
「いいものをいいと言える大人になりたい。だからReoNaさんの曲、世界観が大好きです。ここに来ている全員に敬意を込めて。今日は最後までよろしく」。太志の言葉に観客が沸き、軽快な「生きて」にクラップが重なる。ReoNaとのライブのためにセットリストも世界観を合わせようとしたが、「もともと世界観、合ってた」と太志が楽しそうに言って放たれたのは、静かな客席に染み入った「手紙返信」からの「MASK」、そして太志を支えるようにオーディエンスのシンガロングが響いた「STAY GOLD」。ReoNaもAqua Timezも楽曲に込めた想いは同じなのだと改めて気づかされる。
ReoNaの「決意の朝に」のカバーから始まった今回の対バンライブに「運命のようなものを感じる」と太志が微笑み、自分のために笑っていいんだと歌う「ALONES」へ。キャッチーなメロディー。高まる熱。「辛いこと思っている時を、生きていて良かったと変えるように俺達は音楽をやってるんだ」と、オーディエンスにメッセージを伝えながら歌った「シンガロング」。そしてAqua Timezステージの最後に届けたのはクールで熱い「オーロラの降る夜」。さらに終盤の重厚なリフに続いて太志が歌い出したのは……“魂の色は 何色ですか”のフレーズ! 沸きに沸く観客と「ANIMA」のサビを大合唱。ReoNaの魂と共鳴したサプライズに、大きな拍手が贈られた。
そしてアンコール。太志が大介とmayukoを伴って登場し、普段のワンマンではアンコールをやらないReoNaを呼び込んで、静かに歌われたのは太志が大好きだと語ったReoNaのバラードナンバー「まっさら」だ。そこからAqua Timez全員が集結してReoNaと一緒に放ったのは、もちろん「決意の朝に」。太志とReoNaが最初で最後となるこの“合流地点”への想いを込めたメッセージを語り合い、歌声を交えたこの曲に感動が押し寄せた。
終演を目前にしたステージでは、もう一つ、ReoNaがAqua Timezに宛てた感謝の手紙を読み上げるというサプライズも。「決意の朝に」をリリースした時には、まさかこんな未来が待っていると思ってなかったと言い、Aqua Timezの最後となる12月に「間に合って良かった、幸せはここにあったね」と語った太志。音楽の力と受け継がれる楽曲、その想いの強さを心から感じた夢のような一夜。2組の音楽を愛する人に、この日の景色は必ずや語り継がれていくことだろう。
取材・文:阿部美香 写真:平野タカシ
<ReoNa コメント>
いつか、私がお歌に、アニメに、寄り添ってもらったように。
傷に、痛みに、孤独に。
寄り添えるお歌を、紡いでいたい。
“絶望系アニソンシンガー”ReoNaの原点になる想いをくれた、大切なお歌「決意の朝に」。
お歌が、アニメが、出会わせてくれたご縁。
何年と渡る月日の流れの先で、繋がった日。
Aqua Timezさんが、手を差し伸べてくれたから“合流”できた今日の日。
間に合って、良かった。
お歌、楽しんでいただけていますように。
お歌の遺伝子を、託された想いを、これからも歌い続けます。
ありがとうございました。
<太志 コメント>
今回、「合流地点」というタイトルのライブで、ReoNaさんとご一緒できたこと、とても光栄に思います。ReoNaさんの音楽とAqua Timezの音楽には、親和性があると感じています。活動終了前にツーマンライブができたことをとても幸せに思います。
また、アンコールで披露された2組を繋いだ楽曲「決意の朝に」の前に、太志とReoNaからメッセージが込められたブレイクビーツが改めて本日SNSで公開された。
そして今回の公演で両者のコラボレーションにて披露された、Aqua Timez の代表曲「決意の朝に」を「ReoNa ONE-MAN Concert ”Birth 2024”」にてカバーしたライブ映像も公開されている。
さらに12月2日の2マンライブを観覧したRAB(リアルアキバボーイズ)のネス氏が参加し、ReoNaとAqua Timezが躍る「シャル・ウィ・ダンス?」の踊ってみた動画の公開も予定している。終演後にサプライズ的に発生したもう一つの『合流地点』となるこちらは、各SNSから発信予定とのこと。公開を楽しみに待ちたい。
ツアー情報
『ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2025 “HEART”』
11/24(月・祝)大阪・フェニーチェ堺 大ホール【終了】
12/5(金)福岡・福岡国際会議場
12/20(土)北海道・サッポロファクトリーホール【Sold Out】
12/22(月)東京・昭和女子大学人見記念講堂【Sold Out】
12/27(土)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
全席指定 ¥8,400(税込)
※6歳以上
※未就学児童入場不可
リリース情報
ReoNa 最新アルバム『HEART(ハート)』
■商品仕様:
【完全数量生産限定盤 [CD+BD] 】
VVCL-2756〜2757 / ¥8,800(税込)
【初回生産限定盤 [CD+BD] 】
VVCL-2758〜2759 / ¥4,400(税込)
【通常盤 [CD] 】
VVCL-2760 / ¥3,300(税込)
「HEART(ハート)」配信URL:https://reona.lnk.to/HEART_DG
「HEART(ハート)」CD購入:https://reona.lnk.to/HEART_AL
More Information:https://ReoNa.lnk.to/artistpage