伊東歌詞太郎、ストリングス編成によるクラシック公演『Live Classics 2025 〜The Symphony〜』のオフィシャルレポートが到着

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レポート
音楽

伊東歌詞太郎

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シンガーソングライターとして研ぎ澄まされた表現力を持つアーティスト・伊東歌詞太郎が、12月6日に通算6回目となる特別公演『Live Classics 2025 〜The Symphony〜』を、満席となった日本橋三井ホールにて開催。未来古代楽団によるストリングス編成にて華麗にアレンジされた伊東歌詞太郎の代表曲から最新楽曲までを奏でる本公演の模様を速報・オフィシャルレポートとしてお届けする。


会場に一歩足を踏み入れた瞬間から観客はすでに伊東歌詞太郎の世界へ誘われていた。ステージに配置されたピアノとコントラバス、淡いブルーのライトに照らされた伊東歌詞太郎のチェア——まるで舞台の幕開けを予感させる、特別な空間。大きな拍手とともに伊東歌詞太郎が登場。

オープニングを飾ったのは、壮麗な弦楽器のアンサブルが空気を震わせる「百火繚乱」。鮮烈なボーカルとクラシカルな響きにより、観客のざわめきは一瞬にして静寂へと変わり、その眼差しは確実に伊東歌詞太郎を捉えて離さない。続く「誰かと誰かが出会う時」、そして「Storyteller」では、温かくも切なさを含んだ歌声が空間をやさしく満たす。伊東歌詞太郎のステージングは決して大げさなものではなく、指先一つ、呼吸一つに物語が宿る。

伊東歌詞太郎

中盤のハイライトとなったのは、アニメ『わたしの幸せな結婚』第二期エンディング主題歌「月影おくり」と、アニメ『夜は猫といっしょ』の主題歌「ひなたの国」。華麗なクラシカルアレンジで披露すると、観客それぞれの胸に眠る物語の記憶を呼び覚ます。さらに続く「約束のスターリーナイト」では、言葉の一つひとつを丁寧に紡ぐ伊東歌詞太郎にバイオリンの音色が感情を押し広げるように寄り添い、観客一人ひとりが物語の主人公へと導かれていくような深い没入感を生み出した。

伊東歌詞太郎

「音楽というのは正解がない。芸術というのは正解がないという人もいる。でも僕はアートには必ず正解がある。100点満点のアートはあると思っている。それを追求したい。」と言う伊東歌詞太郎。どこまでも音楽というものへの探究心に満ち溢れ、常に前へと進む姿が多くの観客の心を掴んで離さないのであろう。

そして、温度感を一気に押し上げた後半戦。これまでソロでのフルバージョンを披露したことが無かったアニメ劇場版『異世界かるてっと〜あなざーわーるど〜』の主題歌「メロディックロードムービー」が始まると、これまでとは異なる高揚感溢れるサウンドに、観客は音の旅路へと連れ出される。

伊東歌詞太郎

伊東歌詞太郎のボーカルはさらにエモーショナルに跳ね上がる。会場の熱が最高潮に達したのは「ハローグッバイ」。来年1月に発売されるEPアルバムに収録される曲をこのステージで初披露。爽やかでメロディックな歌詞の中にある力強いメッセージが、華麗なストリングスと重なり合い、観客の感動を誘う。拍手が止まないまま続く「singer. song. writers (alpinist.)」では、『雨にも風にも負けない 見えないものは見えないままで輝くんだね』という伊東歌詞太郎からの強いメッセージがそのまま観客一人一人の胸に刻まれ、まさに“今しかない瞬間”を共に駆け抜ける。

本編ラスト「magic music」は、ライブを象徴する一曲として、この夜にふさわしい余韻を残した。観客の心を眩しく照らす伊東歌詞太郎の魔法——それがステージの上に確かに存在していた。

伊東歌詞太郎

12月の恒例となった《Live Classics》。その名が示すとおり、伊東歌詞太郎の音楽観と表現活動の中でも特異かつ特別なシリーズである。今年のテーマ“The Symphony”は、単なるクラシック編成のライブではなく、楽曲、声、観客、そして空気までもが重なり合う“交響体験”だった。次回の開催が待ち望まれる理由が、この一夜にすべて詰まっている。
伊東歌詞太郎は、歌を届けるだけのアーティストではない。物語を紡ぎながらも時に心の奥に静かに寄り添う声を持つシンガーだ。その魅力が結晶となって輝いた、忘れがたい一夜であった。

ライブの最後に「今夜だけの特別な一夜。みんなで創り上げました。本当に来てくれて有難うございました!」と来場してくれた多くの観客に感謝を述べ、幕を閉じた。

伊東歌詞太郎

ライブ終了後は恒例となったアフタートークイベントを実施。自身の音楽にこだわるポイントを観客に惜しげもなく語る伊東歌詞太郎からは、音楽への飽くなき探究心が伝わってくる。会場からは感嘆と笑顔が絶えず、最後まで伊東歌詞太郎とファンによる共鳴のムードが続いた。

2026年1月21日には4曲入りEPアルバム『遠くで響くのは誰の足音?』のリリース、さらにアルバム発売直後から始まる待望の全国7会場を巡る『ライブツアー2026 「memory&present」』ではファンの期待に応えるように鋭意準備をしている伊東歌詞太郎。2026年 冒頭よりアクセル全開で突き進む。

セットリスト

Live Classics 2025 〜The Symphony〜
2025.12.6 日本橋三井ホール
1. 百火繚乱
2. 誰かと誰かが出会う時
3. Storyteller
4. 月影おくり(アニメ『わたしの幸せな結婚』ED主題歌)
5. ひなたの国(アニメ『夜は猫といっしょ』主題歌)
6. 約束のスターリーナイト
7. メロディックロードムービー
(劇場版「異世界かるてっと~あなざーわーるど~」主題歌)
8. ハローグッバイ
9. singer. song. writers (alpinist.)
10. magic music
以降、アフタートークイベント実施

リリース情報

EP『遠くで響くのは誰の足音?』
(全4曲収録)
2026年1月21日(水)発売
【通常盤CD】 税込¥2,200  アニメイト専売+ECサイト
【先行限定EP付きライブ盤CD】 予約受付終了(完売)
同日より、Spotify, Apple Music他各配信サービスサイトにて全世界同時配信開始!

ツアー情報

伊東歌詞太郎 ライブツアー2026 「memory & present」
1月25日(日) 仙台darwin
1月31日(土)名古屋ボトムライン
2月1日(日) 岡山KINGDOM
2月8日(日) 福岡DRUM Be-1
2月11日(水・祝) BIGCAT
2月21日(土) 札幌cubegarden
2月28日(土) 豊洲PIT
席種:スタンディング/東京公演のみ全席指定
前売:6,000円(税込)/東京公演6,300円(税込)
*ドリンク代別途必要 *スタンディングは整理番号順入場
一般発売:受付中 

放送情報

ZIP-FM『FAIR NEXT INNOVATION ICONIC MOMENTS』
出演日時:2026年1月30日(日)26:00~26:30頃
 
福岡 LOVE FM『Dazzling Place』
出演日時:2026年12月31日 (水) 19:30~20:00
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