丸尾末広原作のカルト漫画『少女椿』が実写映画化!中村里砂が初主演へ

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2016.2.11
『少女椿』 ©2016『少女椿』フィルム・パートナーズ

『少女椿』 ©2016『少女椿』フィルム・パートナーズ

モデル・タレントの中村里砂が主演の映画『少女椿』5月下旬に劇場公開されることが決定した。

同作は、1984年発刊の丸尾末広原作でカルト的人気を誇る同名漫画を初めて実写映画化したもの。「少女椿」アニメ映画版は高い評価を受けたが、過激な表現から海外の一部地域では上映禁止になり、日本ではメディアを入手するのも困難な状況。その後も舞台化はされたものの、実写映画化の企画は30年もの間進むことはなかった。

そんないわくつきの作品を実写化したのは、短編映画『ミガカガミ』でモントリオール他、国内外の映画祭で数々の賞に輝いたTORICO監督。主人公のみどりを演じる中村里砂は中村雅俊、五十嵐淳子の娘で、映画初出演にして主演の大役を務めることになる。さらに、演技派として高い評価を受ける風間俊介、ヴィジュアル系ロックバンドSuGのボーカル武瑠、グラビアでも話題の森野美咲、若手俳優の佐伯大地、実力派の深水元基、作家の中谷彰宏ら個性豊かな面々が競演を果たしている。

また、主題歌は海外で「オルタナティブ・シャンソン」と評される姉妹音楽ユニット チャラン・ポ・ランタンが担当する。異色のスタッフ・キャストで、丸尾末広氏の過激な世界観がどう実写化されているのか、原作ファンならずとも気になるところだろう。

映画『少女椿』はシネマート新宿ほか5月下旬全国順次ロードショー

【物語】
ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていた。ある日、家に帰ると母親は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座、美少年のカナブン、蛇使いの紅悦、足芸の鞭棄、異人の海鼠、蟻男といった個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、苛めにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光という超能力を持った男が加入する。苛めにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけて、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、みどりを苛める。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄もみどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒し、超能力で鞭棄を殺害する。その光景を見たみどりはワンダー正光に恐怖を覚え、避けようとするが。

イベント情報

『少女椿』

(2016年/日本/デジタル/カラー/90分/R-15)
出演:中村里砂、風間俊介、森野美咲、武瑠(SuG)、佐伯大地、深水元基、中谷彰宏

監督・脚本:TORICO
原作:丸尾末広「少女椿」(青林工藝舎)
製作:太代眞裕 柏木登 奥田真平
エグゼクテイブプロデユーサー:前田伸一郎
プロデューサー:堀越大
撮影:曽根剛
美術:佐々木健一
美術デザイン・監修:宮下忠也
衣装デザイン:武田久美子
音楽:黒石ひとみ
主題歌:「あの子のジンタ」チャラン・ポ・ランタン(avex trax)

製作:『少女椿』フィルム・パートナーズ
配給:リンクライツ
©2016『少女椿』フィルム・パートナーズ

 

 

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