自分だけの感動の夜景を切り取ろう~東武ワールドスクウェアイルミネーション

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2016.3.7
東武ワールドスクウェアイルミネーション

東武ワールドスクウェアイルミネーション

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冬の日光を彩る夜景のうち東武ワールドスクウェアイルミネーション・湯西川温泉かまくら祭・奥日光湯元温泉雪祭りの3つは日光市に大きな三角形を描くように位置し、冬の日光夜景大三角と呼ぶに相応しい感動を与えてくれます。

 

東武ワールドスクウェアイルミネーションの特徴

東武ワールドスクウェアで世界の有名建築物を25分の1に縮小して展示してあるのはなじみの深いところです。

次の画像はスカイツリーを昼と夜に撮影したものです。

実は右のスカイツリーが本物なのですがわかりましたか?ミニチュアを見ると、スカイツリーが出来てすぐに見に行った時の感動が、写真で見るとき以上に思い起こされました。

東京ドームを上下に並べてみました。下の東京ドームは2015年から16年にかけて実施されていたウインターイルミネーションのものなので行ったことがある人は分かったかも知れません。

装飾された時だけ訪問した場所が普段どうなのだろうという疑問にも答えてくれるのです。

 

マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」でピラミッドと高層ビルが似合うというセリフがあったのを思い出してしまったのが次の画像です。

スカイツリーとアメリカの高層ビルがピラミッドの後ろに見えていますが確かに違和感ありません。

 

マンガにあった細かいエピソードも再現してるのですから、イルミネーションにありがちなカップル向けのものも当然あります。

「縁結び 愛のこみち」というストレートな表現が妙に魅力的ですが、道を進むと良い意味で裏切ってくれます。

中央のモザイク上の部分を見た人は思い思いに歓声を上げていました。まだまだぎこちないカップルの距離が縮まっているようにも感じました。左右の木はどんぐりの木で、どんぐりの花言葉は「永遠の愛」と案内板に書かれているのも温かさを感じます。何があるのかは自分の目で確認してください。

 

夜景ってどうして感動するのだろう?

ふと、夜景ってなんだろうという疑問が沸いてきました。光っているものが美しいというだけではないような気がします。

話はそれますが、日光東照宮が御鎮座400年なので立ち寄ってみました。着物姿の女性と外国人観光客の会話に遭遇したのですが、興味深いものでした。

外国人観光客が案内板に何が書いてあるのかを訪ね、女性は案内板に書いてあることをそのまま英語に直して話していたのですが、流暢な英語にもかかわらず通じていません。女性が身振り手振りを交えてもう一度説明すると通じたのですが、外国人観光客はこの先に何があるのか案内板に書いてあると思っていたようで、案内板に書いてある人生訓を英語に翻訳されてもすぐに理解できなかったようです。

外国人観光客とコミュニーケーションする時に必要なのは流暢な英語ではなく、相手の要望を汲み取ろうとする心だと実感しました。

東武ワールドスクウェア販促部齋藤様は、「あまり英語は得意ではありませんが、片言の英語で頑張っています」と語ってくださいました。

外国人観光客への取り組みは日本人観光客を軽視するものではないかとの危惧がどうしても付きまといますが、おもてなしの心を磨くのであれば日本人観光客にも大きなプラスになります。

齋藤様の言葉で特に印象に残った「せっかく来て頂いたお客様全員に楽しんで頂きたい」という信念のこもった言葉は、心を磨き続けていくという決意にも聞こえました。

入ってすぐのところにおみくじがあるのですが、10ヶ国語分も用意されています。東武ワールドスクウェアでは外国人観光客に大きな偏りはなく、出来る限り多くの言語を集めたい一心でおみくじを作った結果10ヶ国語にのぼったとのことです。

初詣でおみくじを引いて盛り上がるように、10言語のおみくじが日本人観光客と外国人観光客のコミュニケーションのきっかけになるかも知れませんし、多言語化が進むHPや音声ガイドは言語の勉強を助けてくれるかも知れません。

飲食店には英語のメニューもありましたが、英語が出来なくても写真を指せば購入できるよう工夫がされていました。宗教上食べれないものがある人やベジタリアンでも食べれるようにも工夫されているだけでなく、県内初になる礼拝室まで設立されています。

こうした東武ワールドスクウェアのみなさまの温かさが、夜景をさらに感動的なものにしているのではないでしょうか。夜景は光っているものが美しいというだけでなく、その光の下にいる人の営みが温かく感じるからこそ感動するのでしょう。

この感動は写真で表すことが出来ないものですが、少しでも感じ取って頂けるでしょうか。

 

SNS時代に必要な自分だけの写真を作ろう

もう一つの大きな楽しみは、自分だけの夜景を切り取ることです。

夜景が綺麗な場所に行って写真を取ってSNSにアップしても、同じところに行った友人の写真があればあまり変わり映えしないものになってしまいます。東武ワールドスクウェアには102ものミニチュアがあり、イルミネーション開催時間中だけでは一通り写真を撮るだけで精一杯です。普通に撮っても被りにくいはずです。

隣のミニチュアを含めてぼかすか、ズームで細かいところを狙うか、広角で複数のミニチュアを取り込むかなどいくつもの方法を思いつくことが出来ます。イルミネーション時間中はミニチュア以外の部分が暗く写りにくくなっているので、自分だけの素敵な夜景を切り取ることが可能です。

新しく出来た台北101ですが、次の画像のようなイルミネーションがあるので、

その中から台北101を撮ったり、

他のミニチュアと絡めて夜景を切り取ることが出来ます。

水面に映ったスカイツリーは撮影スポットでも紹介されていますが、

お城の上にスカイツリーが覗いている写真も取れます。

凝ったものでなくても普通の夜景に見えるものも簡単に撮れます。

思い通りの写真を撮るには1日では時間が足りません。最終バスに間にあわないことも十分考えられます。小佐越駅までは800mと歩けない距離ではありませんが、繁盛期には東武ワールドスクウェアから鬼怒川温泉への無料シャトルバスが出ていることがあります。

心のこもった夜景を自分のものに出来る東武ワールドスクウェアイルミネーション。寒い中でしたが、受付で頂いたカイロが最後まで温かく守ってくれました。

 

イベント情報
イルミネーション in 東武ワールドスクエア

 日時:2015年11月14日~2016年3月6日、12、13、19~21、26、27日
 時間:17:30~19:30(2月15日~3月6日)、18:00~20:00(3月12日~27日
 料金:イルミネーション入園料 大人(中学生以上)1500円/小人(4歳以上)1000円
     ※園内で利用できる500円のお買物券 付
 会場:栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1 東武ワールドスクウェア内

 

 

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