あゆみくりかまきがSPICEに「初出没」!! 新作とライヴ、そして快進撃の理由に迫る
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あゆみくりかまき 撮影=菊池貴裕
ご存知ない方のためにはじめに説明しておくと、彼女たちは「くま」の3人組……失礼、3頭組だ。さらに彼女たちは「アイドル」で、ファンのことはまたぎと呼ぶ。そしてその音とパフォーマンスはDJを配した「ロック」だ。「くま」で「アイドル」で「ロック」……という3つの要素は彼女たちを語る上で欠かせない。当然、くまなのでパワフルで、アイドルなのでルックスはキュート、ロックなのでライヴは激しいのだが、それだけでは数多のアイドルたちが群雄割拠するこの時代に彼女たちが着実に支持を獲得している事実を説明しきるには足りない。各地のライヴハウスで次々と熱狂を巻き起こし、ロックフェスにも出没(出演)し、ついにはメジャー1stフルアルバムをリリースするに至ったあゆみくりかまきは、何故快進撃を続けているのか? 3頭のくま達にSPICEが初接触、そのスタンスとマインドに迫る!
――まずはフルアルバムのリリース、おめでとうございます!
一同:ありがとうございます!!
――メジャー1stシングル「鮭鮭鮭」リリースからの約1年という期間で、色々と活動の幅も広がったんじゃないですか?
まき:ライヴがたくさんできたことがすごく嬉しくて、しかもその1年の間にCDを3枚も出させていただいたことは、本当にわたしたちの音楽を聴いてくださる方がいるからだっていうことを改めて感じました。あとは年末に交通事故に遭って、そこからの復活というのもあって、自分が歌を歌える喜びを感じた1年でもありました。
くりか:くりかが一番印象に残っているのは……やっぱり3枚シングルを出させていただくにあたって、ずっとリリースツアーをまわっていたので、すごくみんなの所に会いに行く頻度が増えたなぁと思いました。もっと増やしたいけど(笑)。
あゆみ:いま、1年1ヶ月経ったのかぁって。
――それは早いなぁと?
あゆみ:う~ん、早い……ですけど、思い返せばいっぱい色んなことがあったなって。その時はすごく長く感じたんですけど、今思えばすごく早かったなって、いま話していて思いました。
――密度は相当濃いですよね。
くりか:うん、濃かったです。
あゆみくりかまき・あゆみ 撮影=菊池貴裕
――ライヴが多かった一年ということでしたけど、ライヴをする上で、この1年それ以前とで変わったと思う部分はありますか?
まき:ライヴに挑む前の、ルーティンっていうのを改めて考えましたね。それによっていつもベストなコンディションでライヴに臨めるんじゃないかと思ったのがキッカケで始めたんですけど、それが自分なりに身になってるなって最近実感しました。
――ルーティンっていうのは、具体的にどんなことをするんですか?
まき:まずストレッチをして、そこからライヴについて「どんなお客さんが来ているのか」って3頭で想像して、そこに向かってどういう風に挑戦していこうかっていう話し合いをします。それからみんなで手を握って集中をしてから行くっていう流れを、毎回同じ時間から始めて、ライヴに臨んでます。それを始めてから3頭の気持ちがより一つになってライヴに臨めるなって感じるから、パフォーマンス中も意思の疎通ができている感覚が、最初の曲からすごく感じてます。
くりか:メジャーデビューしてからでいうと、変わったと感じることは自分の中では特に無くて。一番変わったと感じた時は、あゆみが入った時なんです。くりかとまきの2頭で活動していた時より、やっぱり3頭でステージに立てた方が自分自身も堂々と、地に足ついてライヴが出来ているなぁと。そこがすごく大きかったのでメジャーデビューしてからでいうと、くりかはそんなに変わってないかもしれないです。
――確かに、フォーメーションから違うわけだし、3頭になったっていうのは大きいですよね。今年で2年経ちます。
くりか:もうすぐ2年ですね。
まき:(あゆみが)くまになってからな。
あゆみ:はい!!(一同笑)
――くまって、なるものでしたっけ?(笑)
あゆみ:そうなんです。
まき:内に秘めてたそうです。
あゆみ、最初は世を忍ぶ仮の姿で人間だったんです。2頭に「入らないか」って言われたときも「え、くまじゃないし……」って思ってたんですけど、だんだん「あれ、わたしの何処かにくまがいるかも……」と。
――くまかもしれないって。
あゆみ:そう! っていうことで、解放したらやっぱりくまでした。
――解放して2年経つあゆみさんは、あゆみくりかまきの中でご自分の立ち位置をいつごろ確立できましたか?
あゆみ:実は今も悩んでいるんですけど(笑)。でも、2年経つにつれて、ここだけは譲れないなって部分は出てきて。それは曲をいただいてパートを分けていく時に「どうしてもここだけは歌いたい」っていう部分が自分の中にあって……そういう気持ちは芽生えました。それは曲を聴いて、一番胸に沁みるなあと思う、ギュッとするっていう自分の感覚なんですけど。そこは絶対歌いたいと思うんです。パートを分けるときって、1頭1頭全部のパートを歌うんですけど、あとからプロデューサーの方が聴いて、録れ高によって決めていただくので、(歌が)良くなければ落とされるっていう。
あゆみくりかまき・くりか 撮影=菊池貴裕
――ということは、それぞれ歌いたいところがあって、「実はあのパートを歌いたかった」みたいなことも起こるんですね?
まき:……ありますね(小声)。
くりか:あります(小声)。
――なるほど(笑)。ライヴの話をもう少ししていくと、主催ライヴの『尊敬という名のGIG』はじめ、フェスなどでも対バンも色々としているじゃないですか。先日はPANと。
まき:PANさんは以前からDJプレイでかけさせて頂いていて。それでどうしてもツーマンがしたかったのが叶ったんですけど、もう盛り上げ方がすごくて!! わたしは盛り上げ役なので、ちょっと「このままじゃダメだな」って、勉強になった部分はめちゃくちゃありました。
――ライヴバンドですもんね。
まき:すごかったです。オーディエンスを掴むのが早いし……渋谷のO-WESTでやったんですけど、もう暑かったです、なんか熱気が。自分たちのDJタイムのあとにPANさんが演られて、途中「Z好調」という曲でコラボをさせてもらった時にステージに出たら、もう空気が違って。PANさんの空気になってて、うわー、さすがだなぁと。(技を)盗んでいこうと思ってずっと齧り付いてモニターとか観てました(笑)。
――くりかさんは元々好きだったんですか?
くりか:はい。DJでかける曲を探す時はいつも動画サイトで色々な曲を聴いているんですけど、あるとき“関連動画”のところに「Z好調」が出てきて、それを聴いたら好きになって、DJでかけました。
あゆみ:対バンでは色々なジャンルの人たちと触れ合うことができるのも刺激だし、お客さんの層も違うなと思っていて。対バンしてくださったファンの方々はあゆくまを初めて聴くじゃないですか。そうしたらノリ方も違っていて。そういうところも違うんやなぁって思いました。
――ノリ方って、何度も観てればだんだんと統一されていきますけど、たとえばフェスとかでは、いろんなアーティストのファンがいて、好きなように盛り上がっていて。そこで生まれる空気って良いですよね。
まき:はい! 以前、くりかまきで初めて『ROCK IN JAPAN』に出させていただく前日に、いろんなアーティストの方のライヴを観させて頂いたんですよ。そのときに、やっぱり自分たちが感じたことのない空気感があって、そこでまずくりかまきとしての音楽に対する考え方が変わった瞬間でもありました。……なんて言ったらいいか……フェス独特の、「音楽を楽しみに来た!」みたいな空気。それまではアイドル現場でしかライヴをやってこなかったので、こういう楽しみ方もあるんだっていう勉強になりましたね。
あゆみくりかまき・まき 撮影=菊池貴裕
――そういうフェスという場にも、あゆみくりかまきっていう存在と音はよく合うと思うんですよ。アイドルではありますけど、その多様化しているアイドルという枠組みの中から、良い意味ではみ出していけるグループなんじゃないかなっていうことを常々思っているんですね。いまのシーンとしてのアイドルではなくて、本来のアイドルの意味――人気者とか、あこがれの対象みたいな意味合いの、大きなくくりでいうアイドルに成り得るというか。
まき:うちらは、“アイドルがやらないことをアイドルがやる”っていうことを、自分たちの中で大切にしていますね。なんか、イメージなんですけど……本来アイドルの方ってあまり汗まみれになってやっているイメージが自分の中には無くて。そこに憧れてこの世界に入った部分もあるんですけど、でも自分たちはそうじゃなく、自分たちの魂を全部出したいっていう。そうなるとやっぱり、どれだけ汗をかいていても顔がぐしゃぐしゃになってもいいから気持ちを伝えたいっていうことが、あゆくまのライヴでは一番大切にしている部分です。
くりか:全力でやることしか、あゆくまには出来ないので、それ以外ないなと思って毎回全力で、汗をかいてライヴをやって。すごいブサイクな顔していると思うんですよ、アイドルやけど(一同笑)。でもそこがあゆくまらしさなのかなと思ってます。
あゆみ:最初はやっぱり悩んだんですよ。アイドルって言ったらあんまり汗かかへんし、常に笑顔でやってるイメージがあったので。こういうスタンスでアイドルって言って良いのかな?とも思ったんですけど、わたしたちが全力を見せることで観ている方たちが元気になれるっていう風な言葉をもらったので、ぐちゃぐちゃになっても全力を見せていく。それがわたしたちのアイドルの形なのかなって。でも、「あーちゃん、泣き顔がガチ過ぎて、ブサイクすぎてワロタ」って書かれてたんですけど(一同笑)。
――もし、汗はかいていてもかいてないように見せて、笑顔をきめて歌って踊る……みたいなグループに誘われていたとしたら、あゆみさんは入りました?
まき:お!?
あゆみ:いや、入ってないと思います! 元々わたしはアイドルが好きだったわけではなかったんですね。歌を歌いたくて。アイドル自体もあまり聴いたことが無かったんですけど、くりかまきの曲を聴いて、くぅちゃんとまっちゃんっていう人柄が……あ、間違えた! くま柄があって(笑)、それでわたしは2人のパフォーマンスに惚れて入ろうって決意したんです。
――ということは、そこのマインドはずっと変わっていないんですよね。だからこそロックバンドと共演するような活動の方向に自然となっていってて。
まき:最初は正直、振りつけとかもあったんですよ。インディーズ時代の「アナログマガール」や「クマトナデシコ」は、曲調もアイドルらしい曲調だったので振付を付けていたんですけど、自分たちはそこじゃないなって思って。自分たちの自由さでどこまで伝えられるかっていうことをやってみたくて、あゆみが加入したのをキッカケに音楽性もだんだん自分たちのやりたい方向に向かって行ったんです。そこから振り付けじゃなくて自分たちが伝えることを一番にしようっていう方向に変わっていきましたね。
――なるほど。もう在り方がバンドに近いですよね。
一同:えへへへへ(照笑)。ありがとうございます!
まき:(事務所の)先輩にback numberさんがいるんですけど、(清水)依与吏さんが「楽器は持ってないけどバンドのように感じる」って言ってくださったのが、すっごく自分の中で響いて。嬉しかったです。
あゆみくりかまき・まき 撮影=菊池貴裕
――さっきのルーティンの話もそうですけど、ガッと気持ちをまとめて「いくぞ!」ってステージに臨む辺りもそうだろうし、気持ちを伝えることが大事で顔が崩れても気にしないみたいな姿勢とか。やっぱりそこにはロックを感じますよ。というみなさんが満を持して放つメジャー1stフルアルバム『あゆみくりかまきがやって来る! クマァ!クマァ!クマァ!』についてお訊きしていきます。もう、タイトルからして良いですよねぇ。
まき:某ね、某アーティストの(一同笑)。
――某超大物の(笑)。それこそアイドルの元祖みたいな人たちですからね。でもこれは一作目ですけど、ある意味ベスト盤みたいな感じですよね。
まき:そうですね! このアルバム一枚で、まずはあゆみくりかまきを知ってほしいっていう想いがあったんです。
くりか:本当にそうだと思います。集大成でもあり自己紹介的な作品にもなっていて。だからいま応援してくれているまたぎ(ファン)のみんなもそうやけど、今まであゆくまを知らなかった人にも、届けたいなっていう気持ちです。
――自己紹介的っていうのはまさにそうで。これを聴いたらどんなグループなのか一発でわかる。で、新曲も3曲入っていますけど、これは今までの楽曲を並べていく中で、作品に足りないピースを埋めていく作業だったんですか?
まき:まず「スターライトジャンボリー」っていう曲は初めて歌詞を書かせていただいていて。あゆくまのライヴで一番大事にしていること――初めて来た人でもライヴハウスという空間であゆくまと一つになろう!っていう気持ちを込めていつもパフォーマンスをしているんですけど、それを音楽として形にできたら最高やなっていう気持ちが前々からあって。今回音から先に仕上がってきたんですけど、聴いた瞬間に「これは良いな!」と思えたし、タイトルも「星の下の音楽会」っていう意味で先に決めて、そこから歌詞を書いていったので、自分の中でもっとも思い入れのある一曲に仕上がりました。
――詞は3頭で考えたんですか?
まき:はい。Miss Mondayさんも交えながら、3頭で。
くりか:でも色々悩みました。
まき:めっちゃプレッシャーでしたし、悩んだけど、伝えたいことは伝えたい。でも自分が生きてきた中での表現の仕方ってやっぱり限られてくる。だからめっちゃ本を読んだりとかして、表現方法を勉強したり(笑)。でもそうすることで頭でっかちになっちゃって広がらなくなったりもして。それで3頭それぞれが言葉を持ち込んで、こう組み合わせたら面白いんじゃないか、みたいな。……でも楽しかったです! また挑戦したいです。
あゆみくりかまき・くりか 撮影=菊池貴裕
――2曲目も新曲ですね。
一同:「WAR CRY」!
あゆみ:この曲は、仲間がいるよ、一緒に頑張ろう!っていう感じですね。今までもあゆくまの曲はほとんどが応援歌なんですけども、これは“あなたには絶対仲間がいるからチームで頑張っていこう”みたいな、チーム感が特に強い曲だと思います。
くりか:今のあゆくまにピッタリの曲だと思います。自分たちもいま夢に向かって試行錯誤している状態の中で、「わたしたちが背中押すから!」みたいにカッコ良いことはなかなか……言いたいけど、偉そうに言えない部分もあって。でも「一緒に頑張ろう」とは言えるなっていう、今のあゆくまの等身大の気持ちやなと思います。すごく力強い曲やから、一緒に頑張って壁を乗り越えよう、じゃなくて壁をぶち壊そうっていうイメージの曲なんですよ。
まき:うちらの曲を作ってくれるのが、いつもAPAZZIさんとU.M.E.D.Y.さんのコンビなんですけど、U.M.E.D.Y.さんっていうのは私たちの親熊(東京の父)みたいな存在なんです。色々と悩み事とかも相談しているから、それを元に自分たちの伝えたいことを作詞家さんに伝えてくれているんです。だからみんなに向ける曲でありながら、自分たちが一番奮い立つ曲でもあって……これもライヴで表現できるなって思っています。
――普段何気なく話しているような中から、3頭の思っていることや感じていることを汲み取ってくれるんですね。
まき:それを等身大で表現してくれるから、いつも曲を頂くとすんなりと消化できるんですよね。
――残りもう一つの新録曲が「What's my name?」ですが、これはどんな曲だと感じていますか?
まき:いつもはわりと疾走感のある曲が多いんですけど、この曲はスローテンポで力強いサウンドだったり。
――重みみたいな?
まき:そうそうそう、それをライヴでやっていてめちゃくちゃ感じます。あと、<歩み出せ><繰り返せ><巻き起こせ>って自分たちの名前も歌詞に入っているので、またぎとも一体感が出る曲やなと思います。
――こうやって伺っていくと、新曲3曲にはどの曲にも皆さんがどういう想いで活動しているのか?っていう部分がしっかり落とし込まれていますよね。自己紹介的要素ということで言えば、きっと伝わるんではないでしょうか。全体としては、アルバムが仕上がってみてどうでしたか? 一枚目だからこそ感じる、感想ってあると思うんです。
あゆみ:正直に言っていいですか? こんなにオリジナル曲が出来たんや!って思いました(笑)。「ジェットクマスター」で初めて自分の曲っていうものが出来て、それがすっごい嬉しくて、今でもその気持ちっていうのはあって。それがアルバムが完成したものをいただいて聴いたら、こんなに私たちのオリジナル曲があることを改めて気づいて、めっちゃ嬉しくなりました。
くりか:くりかは「スターライトジャンボリー」で始まるところから、「ナキムシヒーロー」で終わる感じが、あゆくまのライヴっぽいなって思いました。1曲目の「スターライトジャンボリー」はライヴでも1曲目でやりたい曲やなっていう思いがあるし、最後に収録されている「ナキムシヒーロー」もいつもライヴの最後にやる曲なんですよ。だから目をつぶりながらライヴをイメージして聴いたりしてます。
――まきさんはどうですか?
まき:仕上がったときは、めっちゃ嬉しかったのが一番で。わたしたちを知らない人にもこの作品を届けたいなって、自信を持てる一枚に仕上がったと思っています。だから、その某アーティスト風のジャケット写真からでも良いので、何かをキッカケに一人でも多くの方にこのアルバムを手に取っていただけたら、めちゃくちゃ嬉しいなって。
――今はなかなかジャケ買いって無いですけど、見かけたら思わず買ってしまいたくなるインパクトがありますよね。しかも当時のアナログレコードのテイストで。
まき:ね、その時代の方には懐かしさも感じてもらえるんじゃないかなって。それに“くま”っていうのもインパクトあると思いますし。
あゆみくりかまき・あゆみ 撮影=菊池貴裕
――そしてリリース後にはツアーも控えていまして、東京は赤坂BLITZですし、着々とキャパシティも大きくなっています。そこへ向けていまどんなことを考えていますか?
あゆみ:すごく個人的ですけど、“体力”ですね。ステージが大きくなればなるほど、ステージを端から端まで使うための体力づくりが要るので。初めての5大都市ですし。もう今から水泳を……今までより100m延ばしてみました!
――どのくらい泳ぐんですか?
あゆみ:1㎞泳いでたんですよ、だから1.1㎞を。なんかキリ悪いんですけど(笑)。クロールと、疲れたらたまに平泳ぎしながら。
――でもすごいですね、なかなか1㎞は泳げないです。くりかさんはどうですか?
くりか:キャパが大きくなることは、やっぱりすごく不安なんですよ。だからアルバム前のツアーから一つ一つを大事にしていくのみかなと思います。毎回経験を積みながら大きなところに。
――広さもそうですし、あんなにしっかり2階席のある会場もワンマンだと初めてですよね?
くりか:そうなんです、だから未知の世界なんです。
あゆみ:目線はどうしよう?とか……。
まき:(あおりで)「2階~!?」とかできるね。
くりか:『ROCK IN JAPAN』の時にONE OK ROCKさんのライヴを観てて、凄い遠くでTakaさんがこーーんな小さく見えるほど遠くなのに、すごくビシビシ伝わってくるものがあったんですよね。だから赤坂BLITZでも一番後ろにいる人にも届くようなライヴを、絶対しようと思います。
まき:前回の東名阪ツアーでもソロコーナーを設けたり、会場ごとに違うライヴを演出したりと、新たな試みもさせてもらって。今回はさらに仙台・広島が加わって5都市になるので、それぞれその場でしか伝えられないこと、感じられないことを思いっきり出していきたいし、演出的にもあゆみくりかまきにしか出来ないことを詰め込んでいけたらなって思っています。何がしたいかっていうのは、それぞれいっぱいあるので!
――最後に、今回実現出来るかは抜きにして、「これやりたい!」っていう演出は?
まき:あれやりたい、ボンッていうやつ。テープ! 手書きで“ありがとうございます”って書いて。記念にもなるし、そのときにしか無いものやから、やってみたいなって思います。
あゆみ:あゆみは、スタッフさんにもこの間言ったんですけど、火を吹きたいって。
――えっと……ステージからじゃなくて……
あゆみ:違います。アルコールを口に含んで、フーッて。
まき:危険やから!(笑)
あゆみ:それは要検討になっちゃったんですけどね(笑)。
インタビュー・文=風間大洋
あゆみくりかまき 撮影=菊池貴裕
初回盤
通常盤
01. スターライトジャンボリー(新曲)
02. WAR CRY(新曲)
03. ジェットクマスター
04. 蜜蜜蜜
05. 心友フォーエヴァー
06. KILLLA TUNE
07. What’s my name?(新曲)
08. アイノウタ
09. 森森森
10. 鮭鮭鮭
11. 自分革命
12. ナキムシヒーロー
期間限定生産盤
01. WAR CRY(新曲)
02. KILLLA TUNE
03. ジェットクマスター
04. 鮭鮭鮭
05. 心友フォーエヴァー
06. 自分革命
【初回生産限定盤】(CD+BD)SECL-1861~1862 ¥4,800(w/t)
■Blu-ray収録内容
・STUDIO SESSION(「What’s my name?」「心友フォーエヴァー」「蜜蜜蜜」「KILLLA TUNE」「素敵な世界」)
・AKMのプライヴェート映像 PART Ⅲ
【通常盤】(CD)SECL-1863 ¥3,000(w/t)
【期間生産限定盤】(~4月末)(CD)SECL-1864 ¥1,500(w/t)