新宿髙島屋にバルタン襲来?!生みの親・富田菜摘さんに直撃インタビュー

2016.4.18
インタビュー
アート

富田菜摘《バルタン》

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今年、開店20周年を迎える新宿髙島屋。その10階にある美術画廊は、今年でオープン10年目を迎えた。そんなメモリアルイヤーに開催されているのが、今年2016年に放送開始50年という節目を迎える『ウルトラマン』とコラボしたアート展、『「ART of ULTRAMAN」 ULTRAMAN×SHINJUKU TAKASHIMAYA』だ。ウルトラマンや怪獣などをモチーフに制作されたアートの数々が一堂に会した、大人も子供も楽しめる展覧会となっている。

 

そんな世界でも類のないウルトラマンアートを制作したのは、ウルトラマンを見て育った、30代~40代を中心とした16名の人気若手アーティスト。サラマンダー(サンショウウオ)をモチーフにした立体作品を発表する現代美術家・井上裕起さんをはじめ、

ウルトラマンカラーとゼットンカラー(新作)のサラマンダーを手掛けた井上さんご本人

 
 

松浦浩之さんや三瀬夏ノ介さん、山本太郎さんら、国内外で活躍する実力派アーティストが、その名を連ねている。どの作品からも、『ウルトラマン』に対するリスペクトが伝わってくるようだ。とても3分では見切れない展覧会となっている。

 

さて、そんな展覧会の中で、ひときわ存在感を放っていたのが、こちらのバルタン星人。「フォフォフォ」というあの声が今にも聞こえてきそうだ。

 

制作したのは、アーティストの富田菜摘さん

普通ならゴミとして捨てられてしまう材料を使って、可愛くてユーモラスな動物たちを生み出してしまう、今大注目の若手女性アーティスト。数年前より富田氏と親交のあった筆者は、新作の《バルタン》について、ご本人から直接お話を伺ってきた。

新作《バルタン》とともにポーズを決める富田さんご本人

 


--今回は動物を題材にした作品ではないんですね。

今回の「ART of ULTRAMAN」の依頼を受けてすぐのときには、ブースカにしようと思ってたのですが、最終的にはバルタン星人が作りたくなりました。

 

--《バルタン》のなかで、特にこだわったパーツはどれですか?

お腹の部分です。これ、何だと思いますか?

 

--う~ん・・・。湯たんぽ?オートバイのタンク?

違います。正解は、街灯のカバーなんです。

 

--そんなもの、どこで手に入れたんですか(笑)?

以前、新宿区の依頼でお仕事したことがあって、その縁で、いらなくなった街灯のカバーを譲って頂けました。

 

--サイズ感といい、腹筋(?)の部分といい、バルタン星人の一部となるべくして生まれたパーツって感じですね!

あと、このハサミの部分のパーツもこだわりです。

 

--自転車のタイヤカバーですね。

そうなんです。

 

--色は富田さんが塗ったんですか?

いいえ。このパーツをくれた人が、自分でこの色に塗ったみたいで。でも、たまたまなんですが、お腹のパーツと色がピッタシ合ったんです。

 

--奇跡ですね!

それと、重要なパーツがあるんですけど、とに~さん、何か気づきませんか?

 

--えーっと・・・・・あれ!どこかで見覚えがあるような。

 

気づきました(笑)?バルタンを作っていて最後の最後に腰まわりに何かワンポイント欲しいなぁと。その時に、とに~さんから以前もらった素材の中に、ベルトがあったことを思い出したんです。それを巻いてみたら、「これだ!」とハマりました。とに〜さんのお下がりを気に入って愛用してるみたいです。

 

--確かに(笑)

それと、鼻のあたりにもたぶん見覚えのあるパーツがありますよ。

 

--あー!(レストランのホールのバイトで使っていた)ソムリエナイフだ!これも提供しましたね。

良い部品をありがとうございました。

 

--こちらこそ、第2の人生を与えてくれてありがとうございました。ちなみに、今後のご予定は?

今年の夏に、ここ新宿髙島屋で個展があります。今それに向けて、大きな新作を制作しているので楽しみにしていてください!

 

イベント情報
『「ART of ULTRAMAN」 ULTRAMAN×SHINJUKU TAKASHIMAYA』

日時:2016年4月13日(水)~4月25日(月)(※最終日は午後4時閉場)
会場:新宿髙島屋 10階美術画廊

イベント詳細:http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/event3/