汗だく！ジャニーズWEST濵田の初主演舞台「歌喜劇／市場三郎～温泉宿の恋」

ジャニーズWESTの濵田崇裕が初座長を務める舞台「歌喜劇／市場三郎～温泉宿の恋」が4月22日（金）から東京グローブ座にて開幕する。同日昼、本作のフォトコールが行われ、舞台の一部が披露された。

付き合っていた彼女がドイツに行ってから5年。彼女とは音信不通となり、パッとしない日々を過ごしていた主人公・市場三郎。三郎は、勤務先の運送会社の面々と温泉街に慰安旅行に出かける。宴会・温泉・朝食バイキング・道の駅などを訪ねる観光・そして三郎は新たな「出会い」も期待しつつ…。「社員旅行・温泉旅行あるある」を交えながら、心から笑って泣ける人間味あふれる物語が繰り広げられる。

芝居の見どころの一つが『音楽』。といってもほぼBGMはなく、出演者が口ずさむアカペラが音楽のすべてとなっている。時には某有名ミュージカルを彷彿とさせるあの曲やこの曲もおもしろ替え歌となって場を盛り上げる。

フォトコールのあとに行われた囲み会見には、濵田と市場三郎の彼女役・入山法子、演出の河原雅彦が出席。初の座長公演に滝のような汗を隠し切れない濱田。「歌喜劇とはどういうものなのか？」と聞かれると、「お芝居の中に歌が入ってくるんですが…」までは言えたが、緊張からから言いよどんでしまう。記者が河原に助け舟を要請すると「座長なのでこういう時は甘やかしちゃいけない。しっかり自分の言葉で言いなさい」と笑顔で突き放され、苦笑いの濵田だった。

※ちなみに「歌喜劇」とは、脚本を務める福田転球が自身のユニットでも表現する手法で、演者と観客の持てる想像力を使って魅せる物語。まるで温泉につかっているときにふと口ずさむ鼻歌のような心地よいアカペラのメロディーが加わる、一風変わったお芝居とのこと。

とはいいつつも、河原は「初座長ということなので、とにかく盛り上げてやろうと。これ（マスコミ）、半分サクラだから」と濵田をフォロー、さらには「初日前なのであまり濵ちゃんを追い込むのはやめてもらいたい（笑）」とたびたびマスコミをけん制していた。入山も「まんまこういうあったかい雰囲気の方なので、それによってみんなの結束力が高まった」と語っていた。

カンパニーの様子を聞かれると入山は「楽屋では誰かが歌いだすといつの間にかみんなで大合唱になっている。そのくらいみんな歌喜劇の魅力にはまっていますね」、そして河原は「濵ちゃんはともかく、歌を生業にしていない役者さんばかりなので、ものすごい稽古をした。こんなにやるの！？ってくらい。2，3日おきに4，5時間ずつ稽古をしていたので、本業が何かわからなくなっていた」と振り返り、「伴奏も全部メンバーが口でやるので、毎回テンポをキープするのが大変。お客さんが入ると歌中に手拍子とかが入ってくるだろうが、それが邪魔になるかも。繊細な舞台なので、リズム感のいいお客さんだけ来てほしい（笑）リズム感ないなあ、と思う人は心の中で手拍子を」と冗談か本気かわからない発言をすると濵田と入山が笑い崩れていた。

温泉街での物語なので、当然ながら入浴シーンも登場。“なで肩”がたびたび話題となる濵田もバスタオル一枚の姿に。いい感じで割れた腹筋にご注目を！

公演2日目となる23日（土）は、所属するジャニーズWESTのCDデビュー2周年の記念日。「もっとジャニーズWESTを広めたいですね。この舞台を通してでかくなりたい」と意気込む濵田だったが「2年のお祝いよりも、まずはこの舞台を成功させたいです」と、改めて座長としての責任を言葉にしていた。