ウィーン少年合唱団 来日会見レポート

2016.4.29
レポート
クラシック

ウィーン少年合唱団


あなたは 《天使の歌声》 を聴いたことがあるだろうか? 1498年の創立以来500年の歴史を誇る世界で最も有名な合唱団「ウィーン少年合唱団」が今年も来日、4月30日から6月18日にかけて日本全国30公演以上を開催予定だ。彼らは世界各国でのコンサートはもちろん、日本にも度々来日しており、昨年2015年は来日60周年を記念した大々的な日本ツアーが行われた。また、東日本大震災直後には、ウィーンにて史上初の4グループ合同チャリティー公演を開催。その清らかな歌声は、日本はもちろん、世界中の人々を魅了し続けている。

そして今回の来日公演に先立ち、4月28日に都内で記者会見が行われた。

登壇者は、ウィーン少年合唱団芸術監督ゲラルト・ヴィルト氏、同合唱団カペルマイスターのオリヴァー・シュテッヒ氏、同合唱団シューベルト組の25名の少年たち、そして公演を特別協賛するキヤノンマーケティグジャパ株式会社・取締役 常務執行役員の松阪喜幸、招聘元ジャパンアーツ代表取締役社長の大内栄和氏。

ウィーンの音楽大使として世界中で愛され続け、抜群の人気と実力をもつ同合唱団は、10歳から14歳の約100名が在籍しており、そこから更にハイドン組、モーツァルト組、シューベルト組、ブルックナー組の4グループに分かれている。今回はその中からシューベルト組が来日。ここには日本人の男の子2人(ミノルくん、サトシくん)も在籍している。

ゲラルト・ヴィルト芸術監督は、まず熊本地震の被災者への哀悼・お見舞いを述べ、「現在世界はいろいろな困難に直面している。だからこそ純粋な子供達の歌声が必要。あなたも歌声を通してマジックにかかりに、是非会場へ足を運んで欲しい」と挨拶。日本ツアーで初めて歌う新曲として、今年のニューイヤー・コンサートにて披露されたヨーゼフ・シュトラウス、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲の2つの伝統的なポルカなどを紹介。

ウィーン少年合唱団芸術監督:ゲラルト・ヴィルト

オリヴァー・シュテッヒ カペル・マイスターは「今回のプログラムには、“四季”と“映画音楽”。色々な時代、何世紀もの時間、空間を超えたプログラムを用意してきた」と語った。

カペルマイスター/指揮:オリヴァー・シュテッヒ

今回の公演、《ウィーン少年合唱団と巡る四季》と題されたAプログラムと、《ウィーン少年合唱団と映画音楽》と題されたBプログラムの2つが用意されており、前者Aプログラムでは各季節にちなんだクラシックの名曲と共に、日本の歌より 《森山直太朗:「さくら」》 や、 《日本民謡:「さくら さくら」》 などが披露される予定。また後者、Bプログラムではクラシックの名曲はもちろん、映画「ライオン・キング」や「メリー・ポピンズ」の劇中歌、日本の映画からは 《久石譲:天空の城ラピュタより「君をのせて」》 などが披露される予定。

またどちらの公演でも 《菅野よう子:「花は咲く」》 の披露を予定している。復興支援ソングとしても有名なこの曲は、2012年の来日より毎年必ず披露されており、日本のファンには欠かせない一曲となっている。その他にも、今年のニューイヤー・コンサートにて披露されたヨーゼフ・シュトラウス、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲の2つの伝統的なポルカや、日本ツアーでは初めて歌われる新曲など、バラエティに富んだプログラムでファンの心を掴むことだろう。

少年たちにも質問が飛んだ。日本の第一印象について、「現代的かつ歴史的という印象を受けた」(ヤーコップ・Kくん)、「なによりも食事がおいしい(笑)」(ルカ・Vくん)と回答。日本人のミノルくんとサトシくんは、団員の友達に日本の魅力をどう伝えるかとの問いに対して、「日本には面白い場所がたくさんあるのでみんなに楽しんでもらいたい」(ミノルくん)、「将棋など日本の昔の遊びをみんなに教えたい」(サトシくん)と述べた。また、日本語の歌の難しさについて、アレクサンダーくんは「LとRの発音の違いなど、発音が難しかった」とのこと。

ヤーコップ・Kくん

ルカ・Vくん

左=サトシくん、右=ミノルくん

アレクサンダーくん

締め括りに「ふるさと」「野ばら」を披露する彼らであった。

「ふるさと」を歌う

あなたも忘れられない音楽体験をしに、天使たちに会いに行ってみてはいかがだろうか?

公演情報
ウィーン少年合唱団
4月30日(土)14:00 ロームシアター京都 メインホール プログラムA otonowa 075-252-8255
5月1日(日)14:00 柏市民文化会館大ホール プログラムB 柏市民文化会館 04-7164-9141
5月3日(火・祝) 14:00 サントリーホール Aプログラム ジャパンアーツ 03-5774-3040
5月4日(水・祝) 14:00 サントリーホール Bプログラム ジャパンアーツ 03-5774-3040
5月31日(火) 19:00 東京芸術劇場 Aプログラム ジャパンアーツ 03-5774-3040
6月17日(金) 13:30 東京オペラシティコンサートホール Bプログラム ジャパンアーツ 03-5774-3040
6月18日(土) 14:00 東京オペラシティコンサートホール Aプログラム ジャパンアーツ 03-5774-3040
6月19日(日) 14:00 東京オペラシティコンサートホール Bプログラム ジャパンアーツ 03-5774-3040
5月5日(木・祝)15:00 盛岡市民文化ホール 大ホール プログラムA 盛岡市民文化ホール 019-621-5100 岩手朝日テレビ 019-629-2930
5月7日(土)17:00 名寄市民文化センターEN-RAY HALL プログラムA EN-RAYホールセンター 01654-3-3333 ★
5月10日(火)19:00 札幌コンサートホールKitara プログラムB オフィス・ワン 011-612-8696 ★
5月12日(木)19:00 リンクステーションホール青森 プログラムA 東奥日報社事業部 017-739-1249 ★
5月15日(日)14:00 はつかいち文化ホールさくらぴあ大ホール プログラムB さくらぴあ事務 0829-20-0111 
5月17日(火)18:30 登米祝祭劇場 プログラムA 登米祝祭劇場 0220-22-0111
5月18日(水)18:30 塩竈市遊ホール プログラムA 遊ホール協会 022-365-5000
5月19日(木)19:00 アトリオン音楽ホール プログラムA 秋田アトリオン事業部 018-836-7803
5月22日(日)14:00 横浜みなとみらいホール プログラムA 神奈川芸術協会 045-453-5080
5月24日(火)18:30 久留米シティプラザ「ザ・グランドホール」 プログラムB 活水同窓会筑後支部0942-21-0974 
5月25日(水)19:00 アクロス福岡シンフォニーホール プログラムA アクロス福岡センター 092-725-9112 
5月28日(土)14:00 ザ・シンフォニーホール プログラムA ABCインフォ 06-6453-6000 [平日10:00~17:30] 
5月29日(日)14:00 ザ・シンフォニーホール プログラムB ABCインフォ 06-6453-6000 [平日10:00~17:30] 
6月4日(土)15:00    杉並公会堂大ホール プログラムA 杉並公会堂センター 03-5347-4450
6月5日(日)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール    プログラムB 神奈川芸術協会 045-453-5080
6月6日(月)19:00 加茂文化会館    プログラムA 加茂文化会館 0256-53-0842
6月8日(水)19:00 糸魚川市民会館大ホール    プログラムA 糸魚川市民会館 025-552-5900
6月9日(木)19:00 長野市芸術館メインホール プログラムB NCACセンター 026-219-3191
6月11日(土)14:30 三重県文化会館 大ホール プログラムA 三重県文化会館カウンター 059-233-1122
6月12日(日)17:00 愛知県芸術劇場コンサートホール プログラムA テレビ愛知事業部 052-243-8600