吉澤嘉代子、満員のホールに歓喜「この場所で、この歌を歌うことをずっと楽しみにしてました」

絶景ツアー "夢をみているのよ"　2016.4.30　東京国際フォーラム ホールC​


4月30日、吉澤嘉代子が全国7都市を巡るワンマン『絶景ツアー "夢をみているのよ"』のファイナル公演を東京国際フォーラム ホールCにて行なった。
 

吉澤嘉代子 撮影=鳥居洋介

 

同公演は、吉澤の2ndアルバム『東京絶景』のリリースを記念して開催。サポートに、バンマスの横山裕(Key)、KIRINJIの弓木英梨乃(G)、伊賀航(B)、伊藤大地(D)というそうそうたるメンバーを迎え、アルバム収録曲全曲を含む全21曲が披露した。

全体を演劇の舞台のように仕立てて構成された今回のライヴは、学校を卒業し新たな環境で生活を始める“主人公の女の子”と、それを見守る”相棒の犬”が進行していった。そんな物語の1曲目は、大切な人の幸せを願って作られた楽曲の「雪」 そして、"回転寿司屋でのバイトが決まり、店の店長に恋をする"シーンに差し掛かると、カントリーポップ調が印象的な「ガリ」を歌唱しながら客席に降りてきて本物のガリを投げる場面や、ポップな恋愛ソング「手品」を歌唱しながら実際に手品を披露するというユニークな演出もあり、会場は大歓声に包まれた。その後、アルバム『東京絶景』に収録されている「ひょうひょう」や「胃」、「ジャイアンみたい」、「野暮」など、計6曲を立て続けに披露した。
 

吉澤嘉代子 撮影=鳥居洋介

吉澤嘉代子 撮影=鳥居洋介

 

ライヴの後半に差し掛かり、物語を一緒に進行してきた相棒の犬がいなくなってしまう場面では、大切な者を送りだす曲として制作された「movie」を大切に歌い上げた。その後、忘れかけてしまった自分を信じる魔法を取り戻すために書かれた楽曲「ストッキング」を歌うと、会場からはすすり泣く声も。最後に、吉澤は「東京国際フォーラムというこの場所で、この歌を歌うことをずっと楽しみにしてました」というMCを挟み、アルバムの表題曲でもある「東京絶景」を歌唱して本編を締め括った。
 

吉澤嘉代子 撮影=鳥居洋介

 

アンコールでは、吉澤本人が「今日ここに来てくれた皆さんに速報があります。わたし、吉澤嘉代子は夏にアルバムを出します！！」とアナウンスすると会場の温度は最高潮に。新作を待ち侘びていたファンから歓喜の声が巻き起こった。
 

吉澤嘉代子 撮影=鳥居洋介

 

その温度感を保ちながら未発表曲の「残ってる」を披露。そして、吉澤は「皆さん、今日は東京の絶景をありがとうございますー！」と叫び、代表曲「未成年の主張」を披露した。最後はファンからのリクエストにより、同じく代表曲「ケケケ」で本公演を締め括った。『東京絶景』収録曲を始め、それぞれの楽曲の主人公を創って演じる吉澤嘉代子の世界観を生で体感することができる非常に貴重な一夜となった。


撮影＝鳥居洋介

吉澤嘉代子2nd アルバム『東京絶景』


発売中

 

初回限定盤

初回限定盤（CD＋DVD） CRCP-40446   3,241円＋税
 

通常盤

通常盤（CD） CRCP-40447   2,778円＋税

【CD】
01.movie
02.ひゅー
03.胃
04.ガリ
05.ひょうひょう
06.ジャイアンみたい
07.手品
08.化粧落とし
09.綺麗
10.野暮
11.ユキカ
12.東京絶景

【DVD】
・綺麗（MUSIC VIDEO）
・ユキカ（MUSIC VIDEO）
・東京絶景（MUSIC VIDEO）
・ジャケット撮影メイキング映像