『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』顔合わせで語られるそれぞれの意気込み

この夏最大のエンターテインメントショー『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』の顔合わせが行われた。
キャストは勿論、スタッフなどショーに関わる全ての人物が一堂に会し、それぞれこの大規模なアリーナショーという公演に向けての並々ならぬ想いを語った。
 

日本テレビプロデューサー　依田謙一
今日この顔合わせを迎えられたことに感謝しております。ドラゴンクエスト30周年の記念すべき今年、日本のライブエンターテインメントに「これが日本で初めてオリジナルでつくられたアリーナショーだ」ということを提示したいと思います。

演出家　金谷かほり
出演者もスタッフの皆様も“これを実行するならこの人だ”という私が信頼をおける方々に集まっていただいたので、これが日本で最高のショーになると実感しております。ここからの冒険が非常に厳しい旅になっていくと思いますが、とにかく全力を尽くしてやり抜きたいと思っています。

勇者役　松浦司
勇者を演じさせていただく松浦司です。今回このような素晴らしいショーに出演することができて光栄です。来場される皆さんに感動の涙を、そして皆さんの記憶に残るようなショーにしたいと思います。宜しくお願いします！

アリーナ役　中川翔子
アリーナ役をやらせていただきます、中川翔子です。 “自分の人生はRPGだ”という堀井雄二先生のお言葉通り、ドラゴンクエストは本当にたくさんの感動・愛・夢、そして未来・命・親から子へ受け継がれる想いなど語りつくせぬほどの希望を与えてくれた太陽のようなタイトルで、実際にそのドラゴンクエストの世界が実現すると思うと胸がいっぱいです。やっぱり生きているといいことがあるんですね！（一同笑）この夏、皆さんと伝説を作り、お客様と私たちの心に一生消えない冒険の書をセーブしましょう。ガンガンいこうぜ！！

パノン役　田中精（すぐる）
パノン役をやらせていただきます田中です、宜しくお願い致します。この場に立たせていただけることを本当に感謝しています。戦いがメインのパーティの中で「なぜパノンなんだ」と色々な方が思われていることでしょう。ただ、最後には「やっぱりあいつがいてよかった！」と思われるような役回りと人間性で応援団長として頑張りたいと思います！

ヤンガス役　田尻 茂一
ヤンガスが人気キャラクターと言うことは重々存じ上げております。引き受けたからには全身全霊やらせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します！

竜の女王役　高橋洋子
この役を頂いたときにマネージャー、家族、友達みんなに「ぴったりだよ」と言われました(笑)一番自分が自分を知っているようで、知らないのは自分だなと気づかせてくれたこのショーに参加させていただけることを、とても光栄に思っております。

このあとも、その場にいる全員の挨拶が交わされ、スタッフチームの中には『ドラゴンクエストⅠ』を発売初日に買いにいったというエピソードを話す舞台監督もいた。ステージに立つキャストだけでなく、ステージをつくる側にも原作を知っているからこそのショーにかける情熱や想いがありそうだ。

それぞれの挨拶が終わったところで、今後の稽古に向けて金谷が舞台での動きやポイントなどを台本に沿って説明する時間も設けられていた。

ストーリーや場面に合わせた解説をおこなうために、事前に金谷と依田の2人が台本を読み合わせ、録音した音声を流しながら、リアルタイムで金谷がシーン毎に動きや流れの説明をする、という手法がとられていた。台本をこの日初めて手に取ったキャスト陣は金谷と依田の渾身の音声劇に時折笑いを見せながらも、その顔は真剣そのもの。解説中の金谷に直接質問をしにいく場面も見受けられた。

スタッフチームもシーンに合わせて各セクションでの動きやタイミングを綿密に確認しており、アクションあり・ダンスあり・バトルありのとにかく破格なこのショーが現実のものになるのだと肌で感じることのできる顔合わせとなった。