松坂桃李×菅田将暉!兄弟役・W主演でGReeeeNの「キセキ」誕生を映画化へ 『キセキ ーあの日のソビトー』

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2016.6.3
左から、松坂桃李、菅田将暉、GReeeeN ©彦坂栄治 ©渞忠之

左から、松坂桃李、菅田将暉、GReeeeN ©彦坂栄治 ©渞忠之

4人組音楽グループGReeeeNのヒット曲「キセキ」誕生を描く映画『キセキ ーあの日のソビトー』が、松坂桃李、菅田将暉のダブル主演で製作されることが決定した。


『キセキ ーあの日のソビトー』は、GReeeeNの楽曲すべてのプロデュースを手がけるJIN(ジン)と、同グループリーダーのHIDE(ヒデ)2人の青春期を描く、実話をもとにした映画。二人が家族、仲間との衝突を経て、自らの進むべき道を切り開いていく姿を描き出すという。


『マエストロ!』『日本のいちばん長い日』の松坂桃李がJINを演じ、『暗殺教室』『ピンクとグレー』の菅田将暉がJINの実弟HIDEを演じる。2人は『王様とボク』『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』『ピース オブ ケイク』以来4度目の顔合わせながら、初の兄弟役、初のダブル主演となる。

メガホンをとるのは、『海街diary』『そして父になる』など多くの是枝裕和監督作品で助監督を務めた兼重淳監督。脚本は『秘密』でシッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀脚本賞を受賞した斉藤ひろし氏が担当する。

「キセキ」は、2008年5月28日に発売されたGReeeeNの代表曲。2009年7月に着うた・着うたフル総計で590万超のダウンロードを記録し、Best selling download single in Japan(もっとも多くダウンロード販売されたシングル)として正式にギネス認定された。2016年5月31日時点で、記録は760万件に及んでいる。

なお、タイトルにある“ソビト”とは、素人または空人のこと。 自由に新しいことに挑戦していく人を指す、GReeeeNによる造語だという。


なお、映画化を受け、松坂と菅田、そして小池賢太郎プロデュサーがコメントを発表している。

■松坂桃李 コメント
最初この映画は名曲「キセキ」に関わる人たち、兄弟や家族・仲間の物語だと伺い、どう映画化するのか上手くイメージができませんでした。ですが、実際にJINさんHIDEさんにお会いしてみたらものすごく魅力的で、お二人から出てくるエピソードのどれもが本当に興味深くて、感動もあり、なるほどこれはきっと面白い物語になるだろうと理解しました。人を惹きつけ、運気を上げてくれそうな“パワースポット”のようなJINさん、そんな魅力的で、かつ実態が明かされていない実在の人物を演じることに責任を感じますが、兄弟お二人のわかりあっている雰囲気や空気感をしっかり表現して、兄弟の関係性や家族の形、GReeeeNがデビューするまでの仲間たちに対する二人の思いを、丁寧に作品に乗せていきたいと思います。JINさんはGReeeeNのプロデューサーですが、彼の昔のバンド時代も描かれているので、僕にも歌うシーンがあります。役としてしっかり歌うのは初めてで苦戦していますが、JINさんからも「楽しんでやってください」と言っていただいて、心強く思っています。

■菅田将暉 コメント
GReeeeNさんは素顔を公表していないので、その実態は知られていないけど、曲は誰しも知っていると思います。そんなグループのメンバー役を演じさせていただくことは、今生きている実在の人物を演じる上でも、僕にとって異色の経験になるなと思いました。僕と(松坂)桃李君が演じることによって、GReeeeNさんの学生時代や結成当時の様子を世の中に伝える役目を担えるというワクワク感があります。この時代に歯医者とミュージシャンを両立させるなんて、本当にあり得るのかなと思っていましたが、なぜ、どうやってその形になっていったのか、そこにはどんな家族や仲間がいて、どんな“キセキ”があって今こうなっているのかという経緯がすごく面白かったので、それを映画で表現するのが楽しみです。GReeeeNさんの曲は決して単純ではないのに歌詞はストレートだったり、かなり入り組んだ構造になっているので歌うのはすごく難しいですが、理論的なところから音楽を勉強させていただき役作りをしています。

■小池賢太郎プロデュサー コメント
偶然にもある日、GReeeeNのプロデューサーのJINさんが、少年のような輝いた目で、彼らの昔話を聞かせてくれました。それは、実話なのですが、聞いていくほど、まるで、ひとつの物語のように感じられ、私は、そのお話に本当に感動させられました。GReeeeNの「キセキ」は今まで一番、聴かれている歌かもしれません。
でも、なぜか彼らは、顔を出していないので、彼らの実態は、誰にも知られていません。他にも名曲がたくさんあるのに、とても不思議なことに思いました。ですので、もし、可能であれば、私が幸運にも聞くことができた物語を現実に映画にできたら、そしてみなさんに紹介できたらと思いました。顔も分からない彼らの音楽が、なぜ、こんなにみんなに届くのか?たくさんの人の心に届く音楽の素をこの映画で表現できたらと思います。
そして、この映画を引っ張ってくれる主役の松坂桃李さん、菅田将暉さんは、名実ともにすばらしい役者さんです。お二人の魅力で、この物語もより具現化して光輝くだろうことを今から確信しております。
そして、この映画が皆様のキセキの素になることを期待しております。

映画『キセキ ーあの日のソビトー』は2017年新春 公開
 

作品情報

映画『キセキ ーあの日のソビトー』

監督:兼重淳 
脚本:斉藤ひろし 
主演:松坂桃李、菅田将暉 
配給:東映 
公式サイト:kiseki-movie.com

 

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