石丸幹二「夢の世界に行ってきます」 ミュージカル『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』開幕
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ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
『オペラ座の怪人』『キャッツ』を手掛けた作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『美女と野獣』『ライオンキング」で知られる作詞家ティム・ライスというゴールデンコンビのデビュー作、ミュージカル『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』が7月13日(水)から東急シアターオーブにて上演が始まった。
本作は、今年のトニー賞を受賞した『ハミルトン』の振付師であり、今ブロードウェイで最も注目されているアンディ・ブランケンビューラーが、新たな演出と振付でよみがえらせたことでも話題となっている。
カナンの地に住む12人の息子を持つ父ヤコブは、息子の一人ヨセフを溺愛し、カラフルなコート(=テクニカラードリーム・コート)を授ける。しかし残りの兄弟たちはヨセフを妬み、ついには奴隷商人にヨセフを売ってしまう。家を追い出され人生の旅に出たヨセフは、ときには生命の危機に遭遇するが、それでもあきらめず、自らの力で道を切り拓いていく。
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
やがてヨセフは、夢を解き明かす能力を活かして、エジプトのファラオの側近となる。そこに、飢饉に見舞われ、食べ物を求めて兄弟たちがエジプトにやってくる。果たしてヨセフは自分を捨てた兄弟たちに、どんな行動をとるのだろうか。
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
旧約聖書「創世記」の「ヨセフ物語」をベースにしているが、“聖書発”とは思えないくらいポップな楽曲と身体が動き出しそうになるダンス、舞台や衣装にも映し出される美しい映像…どれも目が覚めるようなテクニカラー(色とりどり)の音楽絵巻は、たとえ聖書や言葉がわからなくても、非常にわかりやすく表現していることもあり、子どもから大人まで十二分に楽しめることだろう。とりわけ音楽のすばらしさには注目せざるを得ない。耳から身体にすっと入り、気が付けば思わず口ずさんでしまうロイド=ウェバー楽曲の原点がまさにここにある!
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
ミュージカル「ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート」
本日の初日を観るべく、劇場には石丸幹二、片岡鶴太郎、久野綾希子、パックン(パトリック・ハーラン)、おぐねぇー(小椋ケンイチ)も訪れ、これから観る夢のような世界に心躍らせていた。石丸は記者からコメントを求められると、作品への期待を口にし、「では、これから夢の世界に行ってきます!」と笑顔で言い残し、足早に客席に向かっていった。
石丸幹二
片岡鶴太郎
久野綾希子
パックン(パトリック・ハーラン)
おぐねぇー(小椋ケンイチ)
■日程:2016年7月13日(水)~24日(日)
■会場:東急シアターオーブ
■作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
■作詞:ティム・ライス
■演出・振付:アンディ・ブランケンビューラー
■出演:アメリカ・カンパニー ※生演奏/英語上演/日本語字幕付
■特設ページ:http://theatre-orb.com/lineup/16_joseph/top.html