【なまえをいれてください】さあ、冒険の旅に出よう『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』
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※写真は制作途中のものです (c)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
2016年、この夏だけのアリーナショーが始まる。皆さんは『ドラゴンクエスト』というゲームをご存知だろうか。プレイヤー自身が主人公となって、ゲーム内の世界の出来事を体験することをコンセプトに作られた国民的なRPGである。今年で30周年を迎える『ドラゴンクエスト』が、新たな冒険の舞台に選んだのは日本全国のアリーナ会場だった。
『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』と題されたこのショーは、国内で初めて1から作られたアリーナショーである。「アリーナショー」と言われてもいまいちピンと来ない人も多いと思うが、要は「アリーナという大きな会場を使ってドラゴンクエストの世界を表現する」ということらしい。今回は、7月16日(土)に静岡にておこなわれた公開リハーサルの様子をお届けする。
この日は、関係者と一般からの観覧応募により当選したお客様が会場へ招待され、座席へ案内された観覧者からは「すごい!」という声が飛び交っていた。それもそのはず、会場に設営された舞台は、中央の大きな円形ステージから十字にアーチ状の橋がかかっており、橋の先にまた別のステージがあるのだ。このように変形したステージを見たことがある人はなかなかいないと思う。この舞台からは、わくわくしか感じない。
※写真は制作途中のものです (c)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
上演時間5分前になるとプロデューサーの依田氏が登場し、観覧者へ向けて今日の注意事項を述べる。その後、依田の話をさえぎるようにステージに突如あらわれたのは商人トルネコ(芋洗坂係長 ※7月28日~31日のさいたま公演・福岡公演は我善導が務める)だった。
そのトルネコの語りから物語は始まる――。
勇者(松浦司)は王様から父の仇である魔王バラモスの討伐を任命され旅にでるが、すぐにモンスターたちに囲まれてしまう。1人でモンスターに立ち向かう勇者の元にテリー(風間俊介)・アリーナ(中川翔子)・パノン(田中精)・ヤンガス(田尻茂一)の仲間が集い、それぞれのキャラクターの呪文や特技を駆使してモンスターを倒していく。
中央の円形ステージはドーナツのように昇降する仕組みで、360°席に囲まれるアリーナという大きな会場でも、観客がどの席からでも楽しめるよう高さを活かした演出が成されていた。さらに、この円形のメインステージから伸びる十字に分かれる橋の先のステージも昇降するようになっているので、勇者たちはもちろん、マーシャルアーツをふんだんに盛り込んだモンスターたちの動きや村人たちの姿があらゆる場所から見る事ができた。
勇者たちは旅の途中に立ち寄った村の異変を解決し、平和な村に戻った村人たちはお祭り騒ぎをはじめる。ここで注目してほしいのが、妖艶なポールダンスや空中で舞うエアリアルダンスの美しさである。勇者たちの動向を追いたいのに、シルク・ドゥ・ソレイユのような華々しい演出にいつの間にか目をうばわれてしまっていた。
お祭りムードの中、勇者たちは己の強さを確かめるために闘技場へ向かい、トルネコや、アリーナの付き人であるクリフトと再会を果たした。原作ファンにはたまらない戦いも観る事が出来るのでこちらのシーンは是非会場でチェックしてほしい。
旅の途中の楽しい要素もとりいれつつ、勇者たちはついにバラモスの元に辿り着く。果たしてその結末とは。
※写真は制作途中のものです (c)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
皆さんはこの『ドラゴンクエスト』をプレイした事は有るだろうか。必ず最初に“なまえ”を入力するはずだ。それはもしかしたら自分の名前かもしれないし、適当に考えた「あああ」かもしれない。でも、その勇者に自分を重ねてレベルをあげ、物語を進めていく。戦いにやぶれ、教会へいくこともあっただろう。アイテムを求めて迷った事も、冒険の書が消えてしまった事も。
勇者を奮い立たせるのは、かつて勇者として物語の主人公だったプレイヤーである観客次第なのだ。観客からの想いが輝きだすとき、奇跡が起こる――。
海外のゴージャスなショーを見てしまったようなこの気持ちはなんなのだろう。ただの“ドラゴンクエストのショー”ではない、様々なエンターテインメントをドラゴンクエストの世界観の中にぎゅっと凝縮して表現したショー。それが『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』の正体だ。
きっと、1度観に来た方は違う席からもう一度観たいと思ってしまうのではないかと思う。なにか1つに焦点を当てて見ていると、隣のステージでは既に違うアクションが起きていて、どこからでも楽しめるがゆえに、見える物が多すぎて1回では見尽くせないのだ。ずるい、ずるいぞドラゴンクエスト。
この夏、勇者の旅がはじまる。
■公演日程/会場
さいたま公演
2016年7 月22 日(金)~31 日(日) さいたまスーパーアリーナ ※7 月25~27 日休演
福岡公演
2016年8 月5 日(金)~7 日(日) マリンメッセ福岡
名古屋公演
2016年8 月12 日(金)~14 日(日) 名古屋 日本ガイシホール
大阪公演
2016年8 月18 日(木)~22 日(月) 大阪城ホール
横浜公演
2016年8 月26 日(金)~31 日(水) 横浜アリーナ ※8 月29 日休演
■
S 席 大人9500 円(税込)/子ども7500 円(税込)
A 席 大人7500 円(税込)/子ども5500 円(税込)
詳しくは公式WEBサイトをご覧下さい。
【公式サイト】
http://dragonquestlive.jp/