コドモドラゴン 初の47都道府県ワンマンツアーを完遂、そして新たな挑戦への誓い

レポート
音楽
2016.8.11
コドモドラゴン 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン 撮影=Keiko Tanabe

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47都道府県 Oneman Tour「DRINK UP THE HEMLOCK!!」
2016.8.9(TUE)Zepp DiverCity

コドモドラゴン初の47都道府県ワンマンツアー『DRINK UP THE HEMLOCK!!』のファイナル公演が8月9日(火)にZepp DiverCity Tokyoで開催され、ロングツアーの48本目をみごと完走。痛快なライブで楽しませた。

客席のキラキラ光るリングとステージに飛び交うレーザー光線がまるでクラブのような空間を作り出す中、大歓声に迎えられてメンバーが登場。「やっちまおうか! 東京!」とハヤト(Vo)が叫び、オープニングの「砉」から、いきなり炸裂。場内はヘドバンの嵐。「クロトアカ」ではフロアが飛び跳ねながらタオルを振り、前半からハンパない一体感だ。最新シングル「HEMLOCK」に収録されている「白濁」ではハヤトの歌とチャムのドラムだけになるセクションや、4人がドラムの前に集結するエンディングなど見せ場もたっぷり。のっけからライブ三昧の日々を過ごしてきたコドモドラゴンのパワーとフットワークの軽さを見せつけた。

コドモドラゴン ハヤト(Vo) 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン ハヤト(Vo) 撮影=Keiko Tanabe

「元気かい? よくぞ平日に駆けつけてくれた。どうもありがとう! 今日は自由にやろうと思って。会場が大きくなってへなちょこになるようなバンドはダメなんだよ。2年半前の自分に言って聞かせてやりたい。俺たち、ちっちゃいライブハウスも大好き! こうやって人がたくさん集まる会場、もっと大好き! 48本目だ! すげえに決まってるよな!? 東京!」

コドモドラゴン ゆめ(G) 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン ゆめ(G) 撮影=Keiko Tanabe

ハヤトが煽り、スモークが派手に噴射された「アリア」を投入。「BLACK STAR」ではセンターでハヤトがmeN-meN(B)と向き合い、華那(G)とゆめ(G)がステージセットの上に設けられたスロープでギターを弾くなど視覚的にも楽しませるエネルギッシュなステージが繰り広げられ、ハヤトもスロープに昇り、「いい眺めだな」とコドモドラゴンのライブの代表曲のひとつ「平成マキシマナンバー」を披露。タオルを振ってみんなが歌い、コール&レスポンスを楽しむ中盤戦に突入した。コドモドラゴン初体験の人も巻き込むキャッチーさと全力投球の熱さ、激しさを兼ね備えた楽曲が矢継ぎ早に飛び出すライブはひとことでいうと爽快だ。しっとりした曲はナシ。モヤモヤした頭の中をリセットしてくれる魅力がある。

コドモドラゴン 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン 撮影=Keiko Tanabe

「俺たち、めっちゃ楽しいよ。楽しい? 柵ぶっ壊してこっちまで来いよ。修繕費はワリカンだ(笑)」とハヤトが笑顔でみんなに問いかけ、ライブは瞬く間に後半戦。47都道府県ツアーのキラーチューンとなった「絶望論。」ではハンドクラップで盛り上がり、meN-meNのスラップがフィーチャーされる「RAD MUSIC!!」から、ハヤトがステージを降りた「ゼロアイデンティティー」へ。セキュリティスタッフも付けずにカメラマンと2人だけでヘドバンの渦のフロアを移動しながら歌い、全員がエキサイトする中、柵の上に立って煽る姿はまるでキングのよう。全国各地を廻って作り出した景色がそこに広がっていた。

コドモドラゴン 華那(G) 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン 華那(G) 撮影=Keiko Tanabe

「オマエたちの存在理由が俺たちの楽曲の存在理由だ!」という言葉とともに本編最後に演奏されたのは、本ツアーのために作られた最新シングル「HEMLOCK」。当たり前のことは何ひとつないという想いを込めたこの曲が鳴らされると、場内はシンガロング。ファイナルにふさわしい感動に包まれた。

コドモドラゴン meN-meN(B) 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン meN-meN(B) 撮影=Keiko Tanabe

アンコールではスクリーンに本邦初公開の最新ミュージックビデオとそのメイキングシーンが流され、11月9日に3rdフルアルバム『WOLFMAN』をリリースし、11月から全国ワンマンツアー『狼男は妄想を喰う。』がスタートすることが告知された。場内が歓声に沸いたのは言うまでもなく、ステージに登場したメンバーが一人ひとり挨拶。全力の47都道府県ツアーへの感謝の想い、コドモドラゴンは自分たちが思っていた以上にタフなバンドだったと実感したことなどが語られた。そして再び場内は狂乱状態に突入し、ラストナンバーは「チルドレンズドープ」。

コドモドラゴン チャム(Dr) 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン チャム(Dr) 撮影=Keiko Tanabe

会場はほぼ満員に近い状態だったが、すべての演奏を終えた後、ハヤトは「この会場をパンパンにするまでやる!」と宣言。48本目を完走し、大歓声の中、ステージを去っていった5人の姿は頼もしく、清々しかった。

取材・文=山本弘子 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン 撮影=Keiko Tanabe

コドモドラゴン 撮影=Keiko Tanabe

 
セットリスト
47都道府県 Oneman Tour「DRINK UP THE HEMLOCK!!」
2016.8.9(TUE)Zepp DiverCity

01. 砉
02. クロトアカ
03. 白濁
04. アリア
05. 毒林檎
06. WYSIWIS
07. BLACK STAR
08. 修羅
09. 平成マキシマナンバー
10. TETRA
11. ISOLATION
12. 不謹慎が笑う
13. シリアルキラー
14. 絶望論。
15. RAD MUSIC!!
16. ゼロアイデンティティー
17. HEMLOCK
<ENCORE>
18. 【VIper】
19. Sick?
20. チルドレンズドープ

 

リリース情報
3rdフルアルバム『WOLFMAN』(ウルフマン)
2016年11月9日(水)発売
■Atype【初回限定盤】CD+DVD
¥3,500(税別)/
[CD]11曲
[DVD]「WOLFMAN」PV・メイキング
[封入]全タイプ購入特典応募券「A」+応募ハガキ
■Btype【通常盤】CD
¥3,000(税別)/
[CD]11曲+ボーナストラック1曲
[封入]全タイプ購入特典応募券「B」
※全タイプ共通封入特典:トレカ2枚(全10種)
※全タイプ購入応募特典:8th Oneman Tour「WOLFMAN」ツアーパンフレット
 
ライブ情報
コドモドラゴン8th Oneman Tour「狼男は妄想を喰う。」
11月12日(土)【東 京】高田馬場AREA
11月13日(日)【神奈川】F.A.D YOKOHAMA
11月16日(水)【埼 玉】HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
11月19日(土)【千 葉】柏PALOOZA
11月20日(日)【栃 木】HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
11月22日(火)【群 馬】高崎clubFLEEZ
11月25日(金)【福 島】郡山club #9
11月26日(土)【宮 城】仙台JUNKBOX
11月29日(火)【岩 手】盛岡CLUB CHANGE WAVE
12月01日(木)【青 森】青森Quarter
12月03日(土)【北海道】札幌DUCE
12月06日(火)【新 潟】新潟GOLDENPIGS RED STAGE
12月10日(土)【愛 知】名古屋SPADE BOX
12月14日(水)【広 島】Hiroshima CAVE-BE 
12月16日(金)【福 岡】福岡DRUM Be-1
12月17日(土)【熊 本】熊本 Be.9 V2
12月21日(水)【香 川】高松DIME
12月23日(金)【岡 山】岡山IMAGE
12月25日(日)【静 岡】浜松窓枠
12月28日(水)【大 阪】梅田AKASO

-Tour Final-
01月08日(日)【東 京】Zeep Diver City
【開場/開演】17:30/18:00
※ファイナル、大阪、名古屋17:00/18:00
【前売/当日】\4000/\4,500(D代別)
※ファイナルのみ¥4800/¥5300
【FC先行】
■応募期間
8月26日(金)~9月05日(月)23:59
【チケット一般発売日】
2016/10/01(土)~各プレイガイド

 
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