大竹しのぶ主演でフランス演劇史上の金字塔的悲劇『フェードル』上演、演出は栗山民也!
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大竹しのぶ
フランスの劇作家ラシーヌの代表作にしてフランス演劇史上の金字塔的な作品『フェードル』が、大竹しのぶ主演で2017年春に上演されることが決定した。演出は栗山民也。
ジャン・バティスト・ラシーヌは17世紀フランス古典演劇を代表する劇作家。三一致の法則(劇中の時間で1日のうちに、1つの場所で、1つの行為だけが完結すべきとする劇作上の制約)を厳格に守りながら、ギリシア神話や古代ローマ史に題材をとることを得意とした。『フェードル』は1677年に発表された5幕の悲劇で、古代ギリシャの三大詩人エウリピデスのギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材を得て創作された。
悲劇へと向かう女性の姿を描く美しく輝く台詞、 神話的世界をもとに表現した抵抗しがたい破滅的激情は 「人間精神を扱った最高傑作」(ヴォルテール)と言われ、サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンなど、時代を彩る名女優たちが演じてきた。この歴史的名作に、名匠栗山民也の演出のもと、大竹しのぶが挑む。
《ストーリー》
舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼ(今井清隆)を探すため息子イッポリット(平 岳大)は国を出ようとしていた。
一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝く継子イッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。
苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。しかし、イッポリットの心にあるのはテゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(門脇 麦)。イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。そんな中、テゼが突然帰還して・・・
■大竹しのぶ コメント
「しのぶちゃん、古典をやってみない」 もう何年も前に、栗山さんに言われた言葉です。 その夢が叶い『フェードル』に出逢えることに、今からワクワクしています。
肉体と感情をこれでもかと動かし、演劇の原点とはこういうものなのかと思って頂けるよう、 私自身が体感できるよう、頑張ります。
■翻訳:岩切正一郎
■演出:栗山民也
■出演:大竹しのぶ他
<東京公演>
■会期:2017年4月
■会場:Bunkamuraシアターコクーン
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■企画:パソナグループ
■お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10時~18時)