"保存"をテーマにした展覧会『保存展』が開催に 発酵食品や透明標本などを展示

2016.9.28
ニュース
アート

新世界『透明標本』/New World Transparent SpecimensIori Tomita©

画像を全て表示(5件)

2016年10月21日(金)~10月30日(日)の期間、池袋パルコミュージアムにて、デザインをより身近に楽しみながら学ぶための体験型の企画展『PARCO DESIGN MUSEUM』が開催される。

本展は、インテリアとデザインを軸に活動するコンサルティングチーム『アッシュ・ペー・フランス BATOMA(場と間)』のプロデュースで開催されるもの。毎回、旬なデザインテーマを掲げながら、テーマに特化した展示に加え、ワークショップなどの体験型コンテンツも用意されているイベントだ。

アッシュ・ペー・フランス 場と間

今回のデザインテーマは、"保存"。コレクターによるモノの保存、食材の保存、アーティストが作品にした保存など、一言に"保存"と言っても、様々な意味合いが存在する。本展では、人類の発展に不可欠だった”保存”を、“食” ”デザイン” ”アート”などを切り口として、多種多様な”保存”のあり方を紹介していく展覧会となっている。

会場では、古来からの知恵によって発展してきた保存食“発酵食品”や、コレクター独自の視点で蒐集された様々なモノ、保存するための技術をアートに昇華させた作品たちが展示される。これらの展示構成は、建築事務所『SUPPOSE DESIGN OFFICE』 の吉田愛が担当する。

吉田愛

会期中は、”保存”をテーマに集められた商品が並ぶ、ここだけのミュージアムショップも登場。様々な角度から”保存”という概念を見直し、その重要性を体感する企画展となる。気になる方はぜひ足を運んでみては。

 

参加クリエイター

冨田伊織

1983年生まれ。 2006年3月 北里大学水産学部水産生物科学科卒業 北里大学水産学部在学中に、研究用の透明骨格標本に魅せられ独自に制作を開始。卒業後上京、一般企業に就職するも岩手県に戻り、漁師見習いをしながら透明標本制作を続ける。 2008年5月、新世界『透明標本』として活動開始。その独特の世界観で一躍脚光を集める。以降、透明標本作家として現在に至る。 現在は各種展示会をはじめ、写真集出版、講演会と透明標本をテーマに活動の場を広げ、日本国内はもちろん、世界中で注目を集めている。

松崎順一

家電蒐集家・Retrofitter / デザインアンダーグランド主宰
幼少期より「秋葉少年」としてラジオの製作・電子工作・アマチュア無線等を趣味に家電と親しむ。デザイン学校を卒業後20年間のインハウスデザイナーを経て2003年に「デザインアンダーグランド」設立。古いものこそ価値創造の原点として「何故、過去の家電なのか!?」という自問自答に現代のプロダクツが失った物が過去にありとの認識で、レトロフィッターとして日々廃棄された家電の発掘作業を通して、日本はのみならず世界へ古い家電を収集し廻り現代に蘇らせている。現在、主としてラジカセをベースとしてアナログ作品を通して未来の家電のあり方を提案している。

 

イベント情報
PARCO DESIGN MUSEUM 『保存展』

会 期 : 2016年 10月 21日 (金) - 10月 30日 (日) 会期中無休
10:00~21:00 ※最終日は18:00閉場。
会 場 : パルコミュージアム (池袋パルコ 本館7F) 東京都豊島区南池袋1-28-2
料金:入場無料
http://www.parco-art.com
主催:パルコ 企画制作: アッシュ・ペー・フランス株式会社 BATOMA
会場構成:SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd 吉田愛