三波春夫が音声合成技術で甦る!? バーチャルアーティスト『ハルオ ロイド・ミナミ』がデビュー

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2016.10.20
『ハルオロイド・ミナミ』 (C)三波クリエイツ / XING INC / TEICHIKU ENTERTAINMENT, INC.

『ハルオロイド・ミナミ』 (C)三波クリエイツ / XING INC / TEICHIKU ENTERTAINMENT, INC.

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三波春夫の音声を元に、最新の音声合成技術によって誕生したバーチャルアーティスト『ハルオ ロイド・ミナミ』(HAL-O-ROID)がデビューする。

三波春夫は、1964年の東京五輪と1970年の大阪万博のテーマソング歌い日本中を盛り上げた国民的歌手。

ハルオロイド・ミナミは、名古屋工業大学が独自で開発しつづけてきた「統計的パラメトリック音声合成技術」を基本に制作されたもの。三波春夫本人の歌唱データをもとに、あたかも本人が歌っているかのような日本調のこぶしの効いた音声が実現している。また、三波春夫の特徴である所作や着物姿も3Dキャラクターで体現されており、ビジュアルでも大いに楽しむことができる。

ハルオロイド・ミナミの第一弾シングルとして、10月20日(木)から、1963年の自身の大ヒット曲「東京五輪音頭」のリメイク版と、カバー曲「海の声」の2作品が配信限定リリースされる。YouTubeでは、3Dキャラクターのハルオロイド・ミナミが動く「東京五輪音頭」と「海の声」のプロモーションビデオ(ショートバージョン)も限定公開。また「東京五輪音頭」のフルバージョンはカラオケJOYSOUNDで配信される。

(C)三波クリエイツ / XING INC / TEICHIKU ENTERTAINMENT, INC.

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今後、ハルオロイド・ミナミは年内に第2弾のリリースを予定しているほか、三波春夫の出身地である米どころ新潟にちなみ、米粉を応援する新曲のリリースも検討されている。さらに、Windows向け音声創作ソフトウエア『CeVIO Creative Studio S』向けのソングボイスとして『ハルオロイド・ミナミ(HAL-O-ROID)』も無料公開される。これによりだれもが自由に好きな曲をハルオロイド・ミナミに歌唱させることができる。

 

 

株式会社三波クリエイツ 代表取締役 三波美夕紀
ハルオロイド・ミナミに寄せて
『ハルオロイド』は、本物の「三波春夫」の歌藝の、宣伝マンです。ハルオロイドで、三波春夫をご存知ない世代の方々にも三波春夫を知って頂き、ハルオロイドの音声で、創りたい歌の世界をどんどん生み出して頂きたい!
ハルオロイドに、三波春夫が歌った「東京五輪音頭」や「世界の国からこんにちは」のような、日本中を盛り上げる、新しい歌を!と、夢が広がります。
1992年に、ヒット曲をハウスミュージック仕立てにして歌ったとき、三波春夫は、「オリジナルの歌のほうがいいのは当然ですが、もっと工夫してみよう、おもしろいものもつくってみよう、というのは、藝の道を歩む者の執念ですね」と、取材で語っておりました。存命でありましたら、ハルオロイドのデビューを、とても喜んだことでございましょう! どうぞよろしくお願い致します。
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