山寺宏一、水島裕、高垣彩陽、寿美菜子、小野賢章らが奮闘!笑いが笑いを誘う神コメディ『Run for Your Wife』GPレポート 

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2016.12.1
『Run for Your Wife』

『Run for Your Wife』

声優、俳優、タレントとして幅広く活躍中の山寺宏一と水島裕、そして演出家の野坂実の3人が、コメディをやるために立ち上げた演劇ユニット「ラフィングライブ」。2015年4月に旗揚げ公演『パパ、アイ・ラブ・ユー!』(作:レイ・クーニー)を上演したが、その第2弾となる舞台『Run for Your Wife』が11月30日(水)からZeppブルーシアター六本木にて上演を開始した。

11月30日午後、同劇場にてマスコミ・関係者向けのゲネプロ(総通し稽古)が公開された。稽古場レポートに続き、さっそくこちらも紹介しよう。

タクシードライバーのジョン・スミス(山寺宏一)はごく普通の平均的なイギリス男…だが、とんでもない秘密があった。なんと!二人の女性と結婚(つまり重婚)しており 、二つの家庭を持ち、仕事のタイムスケジュールを完璧にコントロールしながら、重婚生活を楽しく過ごしていた。

『Run for Your Wife』

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しかし、そんな生活はとあるアクシデントをきっかけに狂い出す。重婚がバレないようについた嘘が新たな嘘を呼び、その嘘を隠すためにまた嘘をつき…いつしかジョン自身もスタンリー(水島裕)を始めとする周りの人々も嘘に振り回されてしまう始末。果たしてこんがらがった糸がほどける時はくるのだろうか…!?

『Run for Your Wife』

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『Run for Your Wife』

前回の『パパ、アイ・ラブ・ユー!』でも魅力的だったファース(笑劇)だが、今回はさらにパワーアップ!ステージ上に並ぶ二つの家をまたいで山寺演じるジョン・スミス始め、二人の妻(高垣彩陽・寿 美菜子)、二人の警部(岩崎ひろし・高橋広樹)、そして旧知ゆえに今回の騒動の流れ弾をくらったようなスタンリーがそれそれの家をテンポよく行ったりきたりする様は観る者を飽きさせない。後半のおもしろみの起爆剤となるボビー(小野賢章)の存在感も見どころ。

『Run for Your Wife』

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『Run for Your Wife』

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今回出演者のほとんどが声優という公演だが、普通に舞台役者が出ているといった趣の、見ごたえのある楽しい芝居。その中でも普段七色の声を使い分ける山寺が嘘八百をマシンガンのように言いまくる様は見事。また、そんな山寺に振り回される水島のちょっと情けないキャラはなんとも魅力的。

前作同様、レイ・クーニーの魅力を失わせることなく、それでいて日本人に通じる笑いに変化させた小田島雄志、小田島恒志の翻訳力のすばらしさを改めて感じる舞台だった。

公演情報
ラフィングライブ第二回公演 『Run for Your Wife』

■日時:2016年11月30日(水)~12月4日(日)
■会場:Zeppブルーシアター六本木
■作::レイ・クーニー
■翻訳:小田島雄志 / 小田島恒志
■演出:野坂 実
■出演:
ジョン・スミス:山寺宏一
メアリー・スミス:高垣彩陽
バーバラ・スミス:寿 美菜子 
ポーターハウス警部:岩崎ひろし
トラウトン警部:高橋広樹
ボビー・フランクリン:小野賢章
新聞記者:横田健介
スタンリー・ガードナー:水島 裕
 
 
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