山田裕貴&青木玄徳が“15禁”なセリフで見事なコンビネーション? 映画『闇金ドッグス4』初日舞台あいさつ

2016.12.10
レポート
イベント/レジャー

左から、青木玄徳、山田裕貴、升毅

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12月10日、映画『闇金ドッグス4』が公開初日をむかえ、初日舞台あいさつに主演の山田裕貴、出演者の青木玄徳升毅高橋ユウジェントル、そしてメガホンをとった元木隆史監督が登壇した。
 

左から、ジェントル、青木玄徳、山田裕貴、升毅、高橋ユウ、元木隆史監督


『闇金ドッグス』シリーズは、『ガチバン』シリーズのキャラクター・安藤忠臣(山田裕貴)を主人公にすえてスタートした作品。『ガチバン』でヤクザの構成員だった安藤がその後組長となり、さらにひょんなことから闇金業者に転職。金と人間の欲望をめぐり、地下アイドルや主婦、悪徳芸能事務所の社長ら個性豊かなキャラクターたちと生々しいドラマを繰り広げてきた。『闇金ドッグス2』からは元ホストの須藤司(青木玄徳)が安藤の部下・相棒として参戦。 2017年1月14日には、須藤を主人公とした2度目のシリーズ作『闇金ドッグス5』が公開される。

 

山田裕貴

元木隆史監督

 

『闇金ドッグス』4作目の初日をむかえた感想を、山田は「シリーズを通して観てもらえるのは、ぼくの成長も、安藤忠臣の成長も観てもらえるのですごく嬉しいです」と神妙な面持ちでコメント。しかし、司会のプロデューサー・飯塚達介氏が前回の舞台あいさつと比べてテンションが低いことを指摘すると、今度は元気よく「そうですよね!みなさん、元気ですかッ!」と観客に呼びかけていた。また、山田は自身の役・忠臣が登場した作品『ガチバン ULTRA MAX』の元木監督との再会にも触れている。山田が「(元木監督は)安藤忠臣の産みの親なので……」とコメントすると、元木監督はすかさず「母です」とボケる。ところが、山田は「……すごく今回もやれることが嬉しくて」と話し続け、青木から「母の下り流しちゃていいの?」とツッコまれることに。「すいません、拾えなくて」とかしこまりつつも、「クランクインの日に(元木監督に)『忠臣を撮れるのが嬉しい。山田を撮れるのが嬉しい』と言ってもらえて身が引き締まりました」と語っていた。

 

左から、青木玄徳、山田裕貴

青木玄徳

 

一方、『闇金ドッグス』シリーズで幾度となく相棒・須藤司として共演してきた青木は「毎回、バディ(相棒)を組んでるのに、(山田は)目があった瞬間お辞儀しましたからね。どうゆうことやねん!もう、慣れたでしょ?」と暴露。すると、山田は「慣れて逆に会話が少なくなったかな、と。現場では自然とセリフが出てきて、言い返して。そういうやりとりが『バディだ!』と思った」「長く続けてきてよかったと思いました」と振り返る。青木も、「アドリブもパッと出してきてくれて。バディ感がかなり強くなって、楽しくてやりやすかったですね」と、山田と息がさらにあってきたことをよろこんでいた。

 

升毅

左から、山田裕貴、升毅

 

忠臣のヤクザ時代の兄貴分・豊田を演じた升は「闇金もの、さらにかつての兄貴分との葛藤ということで、現場でもかなりシビアに戦わせてもらったので、すごく『一緒に作った』という感じでした」と語り、WEBムービー『踊る大宣伝会議』以来となった山田との共演を喜ぶ。山田が「ほぼ目だけの会話があります。すごく楽しかったです」と振り返ると、升は「ちょっと、一瞬惚れそうになった」ともらし、会場の笑いを誘っていた。

 

高橋ユウ

 

升演じる豊田と同居し、過酷な運命をたどる元子役で出演した高橋は、「(元子は)色んなものを背負っている人なので、どうしようかと考えはしたんですが……現場で升さん演じる豊田さんから貰おう。プランとかはなく、ただ升さんの目を見ようと思っていました」と撮影を振り返る。また、冷酷なヤクザを演じたジェントルについて、高橋が「全然、ここにいるジェントルさんと違うんです」と明かすと、一同揃って「全然ジェントル(紳士的)じゃない!」とコメント。一方のジェントルは、甲高い声で「そういっていただけるとよかったのかな、と思わされます!」と話し、役とのギャップで観客を笑わせていた。高橋とジェントルの“あるシーン”については、出演者、監督が揃って絶賛。山田は「本当に迫真のお芝居をされていた。ぼくらも空気読まなきゃと思って(現場から)はけました」「自分たちのシーンも気合が入りました」と、その迫力を語っている。

 

ジェントル

抜群のコンビネーションを見せた山田裕貴と青木玄徳

 

舞台挨拶の最後には、シリーズ初の15R+(15歳以下は鑑賞禁止)指定となった同作を象徴する、あるセリフを山田が披露することに。山田が「ぼくはこの舞台あいさつに、三つの“き”を持ってきました!本気、やる気、ぼっ……く裕貴!」と叫ぶと、青木も「ぼく、青木」と元気よくかぶせ、見事なコンビネーションで会場から大きな拍手を受けていた。山田と青木が披露したセリフは、劇中でのAV制作会社・ドビュッシー社長のスローガンをもじったもの。どんなセリフか気になる方は、『闇金ドッグス4』で確認してみてはいかがだろうか。
 

左から、青木玄徳、山田裕貴、升毅

左から、ジェントル、青木玄徳、山田裕貴、升毅、高橋ユウ、元木隆史監督


 

映画『闇金ドッグス4』は公開中。

作品情報
『闇金ドッグス4』 
 

(C)2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会


山田裕貴 升毅 高橋ユウ 坂田聡 ジェントル 瑛蓮 百瀬朔 副島淳 / 木村祐一 青木玄徳

監督:元木隆史
脚本:池谷雅夫
企画・配給:AMGエンタテインメント
製作:「闇金ドッグス4&5」製作委員会(AMGエンタテインメント/JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)

【ストーリー】
ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)。若くしてヤクザの親分になったものの、稼業を引退して、闇金の世界へ足を踏み入れた。元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)と共に、癖のある債務者を追い込む毎日。ある日、ヤクザ時代の大兄貴分の豊田(升毅)が10年のお勤めを経て、シャバに戻ってくる。もう、あの塀の中には戻りたくないと、足を洗う事を宣言した豊田。男として、ヤクザとして、常に目標としてきた豊田に、忠臣は放免祝いとして30万を包む。常に債務者には冷徹な忠臣の意外な態度に、司は突っかかるが、「優遇は一度まで。次に融資する時は、きっちり回収する」とその信念は変わらない。しかし、出所した元ヤクザには、世間の風当たりも厳しく、就職先もままならない。それでも堅気になると誓い、喫茶店で慣れない履歴書に向かう日々を過ごす。そんな豊田の姿を微笑ましく見ていた喫茶店の店員・元子(高橋ユウ)の前に、突然チンピラが現れる。元子を拉致ろうとするチンピラを、圧倒的な腕力でぶっ飛ばし、元子と共に逃げる豊田。金銭トラブルを抱える元子と元ヤクザの豊田。頼る相手がいない二人は、束の間の安息を得て、共に惹かれあうのであった。幸せな時間を守る為、元子の借金を肩代わりする事を決めた豊田が向かったのは、ラストファイナンスであった。

(C)2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会
公式サイト http://yamikin-dogs.com/
『闇金ドッグス5』 

青木玄徳 菅原大吉 美谷和枝 牧野ステテコ 蒲生純一 副島淳 / 荒木宏文 山田裕貴

監督:元木隆史
脚本:池谷雅夫
企画・配給:AMGエンタテインメント
製作:「闇金ドッグス4&5」製作委員会(AMGエンタテインメント/JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)

【ストーリー】
女性債務者から、絶大の信頼を得ているラストファイナンスの須藤司(青木玄徳)は、かつて、街金から金を騙し取る為に、結婚離婚を繰り返し、戸籍上の名字を忘れてしまっている。そんなある日、銀行系のローン会社から、電話が入り、「あなたの奥様が借金をして、飛んだ。夫である貴方には支払いの義務がある」と。困り果てている司には、にべもなく、社長の安藤忠臣(山田裕貴)から、新規の客をあてがわれる。その客は、大手電機メーカーの下請け会社でエアコンの設置業者の契約社員として働く、沼岸光夫(菅原大吉)。ブラック企業では人扱いをされず、冷遇のなか必死にしがみついている。それは、ひとえに認知症を患っている母の為。だが、薄給で生活費もままならず、致し方なくラストファイナンスを利用している。沼岸の状況は悪くなるばかりで、理不尽な理由で急に解雇されてしまう。困った沼岸は、生活保護の申請をするも断られ、無職になったので、司から追加融資も受けられずにいた。そんな沼岸の前に、NPO法人で貧困ビジネスを営む五条礼(荒木宏文)が現れ、申請が通った生活保護費を不正に搾取されてしまう。母の病も進行が速くなり、生活は究極に困窮する。藁をもすがる思いで、沼岸はラストファイナンスを再び訪れた。

(C)2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会
公式サイト http://yamikin-dogs.com/
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