ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭が2017年の開催概要を発表、テーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」

2016.12.13
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クラシック


2005年の初開催以来、延べ724万人が熱狂した日本最大級のクラシック音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭が、2017年もゴールデンウィークに東京国際フォーラム等で開催されることが発表された。

LFJ2017の主な特徴

テーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。日本クラシック史上最大級となる舞曲の祭典となる。太古の昔より、人が踊るところにはいつも音楽が奏でられていた。最も原初的な表現行為であるダンスは、常に音楽とともに民衆の中から生まれ、ごく早い時期からクラシック音楽に影響を与えてきた。2017年のラ・フォル・ジュルネでは、ルネサンスから今日まで600年間にわたるダンスと音楽の密接な関係をたどる。舞曲のわくわくするような躍動感と爆発的なエネルギーが、会場全体にみなぎることだろう。

LFJ2017テーマビジュアル

ダンスの躍動感、舞曲の民族色ゆたかな旋律、そして音楽からみなぎる生きる喜びや祝祭感を、踊るヴァイオリニストと初夏の風に吹かれる色とりどりのテープで表現した。またクラシックの舞曲がさまざまな地域の民衆の音楽から生まれたことにちなんで、地平線には世界各地のランドマークをシルエットでかたどった。中央には、日本のラ・フォル・ジュルネの開催地である東京国際フォーラム、びわ湖ホール、りゅーとぴあも並んでいる。

主な出演アーティスト

■LFJならではの多彩なピアニスト―アルゲリッチも絶賛するネルソン・ゲルナーが初参加。レミ・ジュニエ、小曽根真をはじめ常連や若手も多数出演。

ネルソン・ゲルナー

■LFJの看板オーケストラが世界中から集結 ― フランス国立ロワール管弦楽団、オーベルニュ室内管弦楽団、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィアが来日する他、新日本フィルハーモニー交響楽団が出演。
■ナントでも注目を集めた和太鼓奏者 林英哲が今年も登場。注目のパーカッショニスト シモーネ・ルビノとの共演も。

シモーネ・ルビノ


■LFJのもうひとつの顔 “脱ジャンル集団” 渋さ知らズオーケストラは、今回も奇想天外なステージを披露。
■メキシコの伝統音楽アンサンブルTembembe(テンベンベ)など民族音楽のグループが初来日。

Tembembe(テンベンベ)

主なプログラム

■民族舞踊に触発された傑作/ブラームス:ハンガリー舞曲、ドヴォルザーク:スラヴ舞曲、バルトーク:ルーマニア民族舞曲、ビゼー:カルメン組曲、グラナドス:スペイン舞曲集、ファリャ:恋は魔術師
■バレエ音楽の傑作/チャイコフスキー:白鳥の湖、くるみ割り人形、ストラヴィンスキー:火の鳥、ペトルーシュカ、春の祭典、ボロディン:だったん人の踊り
■舞曲のリズムを取り入れたバロック~ロマン派の傑作/J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ、ベートーヴェン:交響曲第7番、ヴァイオリン協奏曲、三重協奏曲、ショパン:ピアノ協奏曲第1番、マズルカ集、ポロネーズ集
■舞曲のリズムを取り入れた20世紀以降の傑作/ラヴェル:ボレロ、ラ・ヴァルス、ラフマニノフ:シンフォニック・ダンス、ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲、バーンスタイン:ウエスト・サイド・ストーリー、ガーシュウィン:キューバ序曲、ライヒ:18人の音楽家のための音楽、グラス:2つのティンパニとオーケストラのための幻想的協奏曲

※プログラムや出演アーティストは変更となる場合あり。
※プログラムや出演者等詳細の発表は、2017年2月中旬を予定。

公演情報
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017 
■テーマ:ラ・ダンス 舞曲の祭典
■開催日: 2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土) 
■会場: 東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町エリア 
一般発売開始: 2017年3月18日(土)
■公演数(予定): 約350公演(うち有料公演122公演) 
■来場者見込み: 約43万人(うち東京国際フォーラム 約37万人)
■主催: 株式会社東京国際フォーラム 
■企画制作: CREA/KAJIMOTO 
■公式サイト: http://www.lfj.jp