レキシ&ハナレグミ、事務所10周年を盛大に祝福!フォーラムの舞台で求人募集も

レポート
2016.12.18
ハナレグミ(左)とレキシ(右)。(撮影:田中聖太郎)

ハナレグミ(左)とレキシ(右)。(撮影:田中聖太郎)

12月11日に東京・東京国際フォーラム ホールAにてハナレグミレキシのツーマンライブ「Laughin’10周年突入記念イベント La族がまたやって来た、ジュー!ジュー!ジュー!」が開催された。

このライブは、ハナレグミレキシが所属する事務所・Laughin’の設立10周年を記念して行われたもの。公演は東京、大阪、福岡の3会場で実施された。

先攻でライブを行ったのはハナレグミ。バンドメンバーに続いて姿を見せた彼はマイクの前に立つなり「今日はレキシがいるから長いよ(笑)。楽しんでいってね!」と呼びかけ、流れるように「光と影」を歌い出した。マイクスタンドにはランプが吊り下げられ、揺れる灯がほのかにステージを照らす中で彼は優しくギターを爪弾く。オーディエンスを一気に引き込んだハナレグミはこの曲を終えると「アンタたちのためにこの会場借り切ったんだから、思いっきり騒いでいいんだぜ!」と「音タイム」を披露し、観客の手拍子を誘った。

「家族の風景」「きみはぼくのともだち」をしっとりと届け「これ、キマっちゃった感じかな?……って、いつも『曲とMCが合わないですね』って言われちゃうんだよ」と笑った彼は、続くMCでレキシについてのトークを展開する。「池ちゃん(レキシ)、本当はキレイなストレートヘアなんだぜ。俺だけは知ってる。アフロの十字架を背負う前の彼を!」と“暴露”すると、ハナレグミは次にレキシ(池田貴史)と楽曲を共作した「フリーダムライダー」を届けた。ホーン隊のフレーズが華やかに楽曲を彩ると、ここからはアップチューンが次々と披露される。スカアレンジの「オリビアを聴きながら」ではオーディエンスが総立ちになって軽快に体を揺らし、ハナレグミの指揮で大合唱を響かせた。ライブ終盤に向けてぐんぐんと熱を帯びていく会場を見渡したハナレグミは「ここから見える景色は“オアシス”だ! みんな、まだまだ踊れそうかい?と呼びかけ「オアシス」をドロップ。icchie(Tp)と武嶋聡(Sax)は圧巻のソロで歓声を誘い、ハナレグミはギターを置いて楽しげにダンスを踊る。温かなムードで会場をひとつにした彼は、ラストナンバーとして「深呼吸」を披露。繊細なアコースティックギターの音色と柔らかな歌声を最後に届け、「ハナレグミでした!」とピースサインをして自身のステージを終えた。

ホラ貝の音色がライブの始まりを告げると、レキシは「KMTR645」で威勢よく自身のアクトをスタートさせた。彼は手にしていたイルカの浮輪を客席へ投げ込み、オーディエンスは「キュッキュッキュ!」と歌いながら飛び跳ねて会場を揺らす。レキシは続く「年貢 for you」で「明日年貢になれー」と口ずさんだり、RADIO FISH「PERFECT HUMAN」を踊ったりと、冒頭からエンジン全開。「やばい、2曲しかやってないのに20分経った」と左腕のリストバンドを時計代わりに見つめると、3曲目にライブ終盤の定番曲「狩りから稲作へ」を早くも届けた。

オーディエンスは待ってましたとばかりに彼のグッズの稲穂を掲げて音に乗る。レキシは「5年もこの曲やってるとさ、『いなHO』も『キャッツ!』も卒業したくなるんだよ」とぼやきながらも、彼のアドリブに柔軟に対応する歴戦のバンドメンバーとともに尾崎紀世彦「また逢う日まで」やスティービー・ワンダー「Isn't She Lovely」などを楽曲に盛り込んでいく。「また逢う日まで」では「2人で稲穂振って みんなで稲穂振って そのときレキシは何かを歌うだろう」という熱唱から「おざキャッツ!」をさく裂させ、会場は大盛り上がりとなった。

続く「最後の将軍」でライブを折り返すと、5曲目の「SHIKIBU」で再びレキシの遊び心が爆発。この曲のドラムパターンは「いろいろな曲に行ける」と説明すると、彼は荒井由実「ルージュの伝言」やチェッカーズ「涙のリクエスト」の演奏をバンドに求め、オーディエンスを楽しませた。そんな長い前振りからスタートした「SHIKIBU」では、TAKE島流し(武嶋聡)の吹くフルートの音色が幽玄さを醸し出す。ラストナンバーはレキシ本人も出演しているダイハツ「トール」のCMソングとして使用されている「きらきら武士」。彼は「事務所は成長する。池田はどうする? ライブ会場が大きくなっても、レキシはずっとこんな感じでやっていきまーす!」とCMのキャッチフレーズを引用しながら高らかと宣言し、曲中にはパワフルなキーボードソロも披露。華やかなパフォーマンスで自身のライブを終えた。

アンコールが始まるとハナレグミは「L」、レキシは「A」の形を模した大きな被り物をしてステージに再登場する。舞台の中央に立つと、2人は「La族がお送りするショートコント」と題した軽妙な掛け合いで観客を笑わせた。続けてレキシは「うちの事務所の社長の悩みをここで解決しようと思います」と切り出し、2人は「事務所の求人募集」をテーマにしたオリジナルソングを披露。「Laughin’では求人募集中」という印象的なサビのフレーズで息の合ったハーモニーを響かせる。歌詞は、事務所の女性社員が書いたという新入社員に求める条件の数々で構成され、「いい匂いの人が好きです」「星野源のような人」といった要望に、レキシはこれを読み上げながら「ただの好みじゃん!」など細かくツッコミを入れていた。また、ギター演奏を担当したハナレグミが曲中に「家族の風景」のフレーズを奏でると、レキシは「7時には帰れないけど 残業代が付くよ どこにでもあるような 事務所です」とその場で替え歌をしてみせる。2人のコンビネーションにオーディエンスは笑いながら喝采を送り、切実な求人募集の歌に耳を傾けていた。

バンドメンバーを再びステージに呼び込むと、2人は最後に大黒摩季「ら・ら・ら」をパフォーマンス。曲の途中には久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」を盛り込むなど、“ららら”尽くしでこの日のライブを締めくくった。この日のライブの模様は、1月29日(日)にフジテレビNEXTおよびフジテレビNEXTsmartでオンエアされる。なお、ハナレグミが3月より全国ツアー「名前のないツアー」を開催することが発表となった。彼のオフィシャルサイトでは12月21日にチケットの先行予約受付がスタート。一般販売は1月22日より各プレイガイドにて実施される。

Laughin’10周年突入記念イベント La族がまたやって来た、ジュー!ジュー!ジュー!
2016年12月11日 東京国際フォーラム ホールA セットリスト

ハナレグミ

01. 光と影
02. 音タイム
03. 家族の風景
04. きみはぼくのともだち
05. フリーダムライダー
06. オリビアを聴きながら
07. 無印良人
08. オアシス
09. 明日天気になれ
10. 深呼吸

レキシ

01. KMTR645
02. 年貢 for you
03. 狩りから稲作へ
04. 最後の将軍
05. SHIKIBU
06. きらきら武士

フジテレビNEXT / フジテレビNEXTsmart「ハナレグミ&レキシ ライブ Laughin'10周年突入記念イベント La族がまたやって来た、ジュー!ジュー!ジュー!」

2017年1月29日(日)21:00~22:30

ハナレグミ「名前のないツアー」

2017年3月3日(金)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
2017年3月5日(日)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
2017年3月17日(金)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
2017年3月19日(日)岐阜県 CLUB ROOTS
2017年3月21日(火)京都府 磔磔
2017年3月22日(水)京都府 磔磔
2017年3月24日(金)富山県 MAIRO
2017年4月2日(日)北海道 CASINO DRIVE
2017年4月4日(火)北海道 小樽GOLDSTONE
2017年4月7日(金)岩手県 Club Change WAVE
2017年4月9日(日)宮城県 石巻BLUE RESISTANCE
2017年4月14日(金)鹿児島県 CAPARVO HALL
2017年4月15日(土)長崎県 DRUM Be-7
2017年4月17日(月)山口県 周南RISING HALL
2017年4月19日(水)兵庫県 Harbor Studio
2017年4月21日(金)香川県 高松MONSTER
2017年4月23日(日)和歌山県 SHELTER
2017年5月12日(金)神奈川県 Yokohama Bay Hall

音楽ナタリー
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