[韓国MUSICAL] 歴代豪華キャストを揃えて『スリル・ミー』韓国10周年記念公演開催

2017.1.10
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韓国小劇場ミュージカルに変革をもたらし、再演するたびにミュージカルマニアたちに熱狂的な支持を受けてきた『スリル・ミー』が、韓国初演から10年を迎えて記念公演を実施する。

ミュージカル『スリル・ミー』は1920年代に米国で起こった誘拐殺人事件、通称「レオポルド&ローブ事件」を題材に、2003年に原作者ステファン・ドルギノフによりニューヨークで初演された二人芝居の小劇場ミュージカルだ。

2007年の韓国初演時には、韓国ミュージカル界の皇帝と呼ばれるリュ・ジョンハンをはじめ、実力派を揃えたキャストと同性愛の男性二人が主人公という作品性、中毒性の高い楽曲などが話題を呼び、韓国の観客たちに大きな衝撃を与えた。その後も繰り返し再演されながら、出演したキャストすべてを人気俳優として成長させるという不動の興業作となっている。2011年には、韓国版をベースにした日本版が栗山民也の演出によって上演され、翌2012年にはチェ・ジェウンとキム・ムヨルという韓国トップ俳優も交えた上演で、日本の多くの観劇ファンにも韓国版の魅力を知られることとなった。

今回の10周年記念公演には、2007年初演に出演したチェ・ジェウン、キム・ムヨル、カン・ピルソク、イ・ユルを筆頭に、歴代の人気キャストをズラリと揃えたアニバーサリーにふさわしい顔ぶれとなっている。

近年の再演では、私(ネイサン)と彼(リチャード)のキャストをシャッフルして共演させることが多かったが、今回はペアを固定して上演される。
元祖「彼」役として知られるキム・ムヨル(07、08、10年出演)と、相手役の「私」役チェ・ジェウンは、韓国では2010年以来7年ぶりの出演となる。二人は2012年の日本公演で限定復活し、韓国から多くのファンが海を渡って観劇をしたほど、完璧な相性を見せると評判のペアだ。

そして『スリル・ミー』初演に出演して大ブレイクを果たしたイ・ユルが、「彼」役で10年ぶりにカムバックする。相手役の「私」は初演以降、3度(07、09、15年)にわたり出演してきたカン・ピルソクが務める。07年のアンコール公演ですでにペアを組んでいた二人が10年ぶりに復活を果たすという大きな意味ある公演となりそうだ。

2008年に「私」を演じたイ・チャンヨンもイ・ユル同様、出演当時は新人でありながら本作に出演したことでブレイクした俳優だ。9年ぶりに出演する彼が、2013~2015年まで絶えず「彼」を演じ、そのキャラクターのハマり具合が高く評価されてきたソン・ウォングンとペアを組む。過去に他の作品でも共演歴がないという二人が、この初共演でどんな相性を見せるのか、期待されている。

『スリル・ミー』最多出演俳優であり、「私」と「彼」の両方を演じた貴重なキャストであるチョン・サンユン(09、11、13、14年出演)は、今回も上演期間中、相手役を変えて両役を演じる。序盤はエノク(14、15、16年出演)演じる「彼」を相手に「私」役を。後半ではチョン・サンユンとともに両役の経験を持つキム・ジェボム(10、11、15年出演)が演じる「私」を相手に、「彼」を演じる。

最後に、最も若いペアとなるのは「彼」チョン・ドンファ(14、15、16年出演)と「私」チョン・ウクジン(14、16年出演)の二人。すでに2016年公演でペアを組んだ経験があり、抜群の呼吸を見せて観客に愛されていた彼らを再び見ることができるのは朗報だ。

そして、『スリル・ミー』には欠かせない「第3のキャスト」と呼ばれるピアニストにも注目だ。2010、2014―2015年公演で聴かせた卓越した演奏で評判を呼んだオ・ソンミンが戻ってくる。さらに、昨年はミュージカル『ラフマニノフ』やオペラ『リタ』などで、演奏とともにそのルックスも注目を浴びていたイケメンピアニスト、イ・ボムジェが初参加する。

演出には2008年に助演出として本作に参加し、2014年以降は演出を務めるパク・ジへ。総合プロデューサーには、『スリル・ミー』韓国上演を実現させた元MUSICAL HEAVEN代表のパク・ヨンホが、初演からともに活動してきたカン・ヒョジンプロデューサーとともに制作する。

理想的なキャストと制作陣を揃え、争奪戦は必至の『スリル・ミー』10周年記念公演は2月14日から三成(サムソン)駅近くのぺガムアートホールで上演、1次は1月16日午後2時から発売開始される。




【公演情報】

ミュージカル『スリル・ミー』(쓰릴 미)韓国10周年記念公演
2017年2月14日~5月28日 ぺガムアートホール

<出演>
●私(ネイサン)役:カン・ピルソク、チェ・ジェウン、キム・ジェボム、チョン・サンユン、イ・チャンヨン、チョン・ウクジン
●彼(リチャード)役:エノク、キム・ムヨル、チョン・サンユン、ソン・ウォングン、チョン・ドンファ、イ・ユル
●ピアニスト:オ・ソンミン、イ・ボムジェ

原作:ステファン・ドルギノフ(Stephen Dolginoff)/総合プロデューサー:パク・ヨンホ/プロデューサー:カン・ヒョジン/演出:パク・ジへ

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