木村カエラ、ビルボードでしっとり大人な「MTV Unplugged」ライブ

レポート
音楽
2017.1.16
木村カエラ(撮影:田中聖太郎)

木村カエラ(撮影:田中聖太郎)

木村カエラが本日1月15日に東京・Billboard Live TOKYOにて、MTV企画「MTV Unplugged」の収録ライブを開催した。

一夜限りのこの貴重な公演には抽選で選ばれた約250人のファンが参加。カエラと、ヒイズミマサユ機(Piano)、會田茂一(G)、佐藤征史(くるり / B)、柏倉隆史(toe / Dr)、徳澤青弦(Cello)が奏でるぜいたくなアンサンブルを味わった。

大きな拍手と歓声に迎えられステージに上がったカエラは、オープニングナンバーとして「Yellow」を座ったまま熱演。パンキッシュなオリジナル曲から一転して、しっとりしたアレンジで曲の新しい一面を観客に印象付ける。最初のMCでは「今年初めてのライブなので、いいライブにしたいのです。いつもと違って、大人なしっとりしたライブになっていくと思いますが……いや、ならないかな? どうなるかわかりませんが(笑)、最後までゆっくり楽しんでいってください」と挨拶。そして「ワニと小鳥」と「Butterfly」の2曲を届けファンタジックなムードを作り出す。代表曲とも言える「リルラ リルハ」は、カエラの弾き語りにピアノとチェロを加えたスタイルでパフォーマンス。また「TODAY IS A NEW DAY」はピアノとチェロの演奏に乗せてカエラが歌い上げる形で届けられ、オーディエンスを酔わせた。

再びバンドメンバーが勢ぞろいして始まったブロックでは、「高校生のときに衝撃を受けました。女の人は優しく歌わないといけないものだと思っていたんですが、彼女は力強く歌っていて。こんなふうな歌い方がしたいと憧れていたバンドであり、人でした」という紹介を経てNo Doubt「Just A Girl」をカバー。椅子に座りながらも力強い歌声を聴かせる。

その後、「EGG」「Sun shower」といったエモーショナルなバラードナンバーなどを挟み、最後は「誰かを大切に思えることはとても素敵なことだと思います。そんな歌を歌いたいと思います」という言葉から「向日葵」へ。ステージ後方の幕が開き、美しい夜景が広がる中、カエラは優しい歌声で会場を包み込んだ。

なお本日のライブの模様は、2月26日(日)22:00より1時間にわたってオンエアされる。ファンは大人なカエラのステージをお楽しみに。

木村カエラ「MTV Unplugged: Kaela Kimura」
2016年1月15日 Billboard Live TOKYO セットリスト

01. Yellow
02. SHOW TIME
03. ワニと小鳥
04. Butterfly
05. リルラ リルハ
06. TODAY IS A NEW DAY
07. Just A Girl
08. TREE CLIMBERS
09. EGG
10. Sun shower
11. You
12. 僕たちのうた
13. BOX
14. 向日葵

MTV「MTV Unplugged: Kaela Kimura」

2017年2月26日(日)22:00~23:00

音楽ナタリー
シェア / 保存先を選択