前代未聞の“キャスティング参加型演劇”が乃木坂46の3期生初公演として再演!『3人のプリンシパル』開幕

レポート
2017.2.4


2016年2月2日(木)より東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて舞台『3人のプリンシパル』が開幕した。本作は、2012年PARCO劇場で乃木坂46の初舞台公演となった出演者総勢31人による『16人のプリンシパル』の3期生バージョン。その初日前に、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、乃木坂46・3期生の伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、大園桃子、久保史緒里、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、山下美月、吉田綾乃クリスティー、与田祐希が登壇した。

本作が乃木坂46の3期生初公演ということで、まず、伊藤が「3期生として初めての舞台に立たせて頂くので、3期生の魅力がたくさん伝わるような舞台にしたいと思います」と挨拶。久保は「素敵な舞台を用意していただいたので、この機会を無駄にせず、毎公演を大切に、3期生を多くの方に知って頂けるようにがんばります」と気合十分に語った。

囲み会見に登壇した乃木坂46・3期生の面々は、初公演ということもあって、緊張した様子。特に登壇時から緊張のあまり、目に涙を浮かべていた大園は「練習してきたことが、緊張で出来なくなってしまわないか不安です。舞台上で絶対泣かないようにがんばります」と声を震わせ、最年少の岩本は「最後まで諦めずに、今まで練習してきた成果を発揮できるようにします」と意気込んだ。そんな中でも、向井は「本気でやることと、ケータリングのお菓子を食べ過ぎないようにします(笑)」と会場の笑いを誘った。

本作は一幕でオーディションが行われ、幕間に観客の投票によって二幕の出演者が決まるという、毎公演出演者が変わる“キャスティング参加型演劇”。中村は、オーディションについて、乃木坂46の衛藤美彩から「選ばれる、選ばれないがあるから、精神的につらいとかあると思うけど、今後、絶対に自分の力になるから最後まで諦めないで」とアドバイスを受けたという。山下も、生駒里奈からもらった「本作はつらい舞台だけど、なぜその舞台を3期生にやらせていただけるのか、意味を考えてがんばって」というエールの内容を披露。

そして、梅澤も「若月(佑美)さんに、個性を出すことについて相談したら、『そのままで大丈夫、ファンの方は全員味方だから、自分らしくやればいいよ』とアドバイスをいただきました」と明かした。

『3人のプリンシパル』では、『銀河鉄道の夜』のジョバンニ、カムパネルラ、サソリの3役のキャスティングが行われるが、男の子役を演じることについて、吉田は「仕草やしゃべり方が女の子ぽいと指摘されていたので、男の子らしさをどう見せるか苦労しました」と説明。

稽古での苦労や思い出について質問されると、佐藤は「人前に立つことでの緊張を振り切ってお芝居をすることと、周りの皆が個性を出していく中で、自分らしさを見つけることが大変でした」と振り返った。与田は「声の大きさを褒めていただきました。今まで意識したことがなかったんですけど、 意外と声が出るんだなと気づきました(笑)」と笑って答えた。

さらに、坂口は「ダンスだけは誰にも負けない自信があったので、ダンスを生かせるように頑張りました」とアピール。阪口は「苦手な歌からも逃げずに、人よりも努力しようと意識しました」と打ち明けた。

一幕では、ダンス審査、自己PR、エチュード、演技審査という内容でオーディションが実施され、3期生メンバーたちの個性豊かなアピールが行われた。そして二幕の冒頭で、ジョバンニ、カムパネルラ、サソリの役が発表され、そのまま乃木坂版『銀河鉄道の夜』が上演される。今回のゲネプロのオーディション結果では、ジョバンニ役に山下、カンパネルラ役に久保、サソリ役に阪口が選ばれた。酒井敏也、大高洋夫、柿丸美智恵というベテランの支えもあって、3人は緊張した面持ちであった一幕とは違って、堂々と役を演じあげた。

オーディションと芝居だけでなく、劇中では乃木坂46の「君の名は希望」「左胸の勇気」「きっかけ」「羽の記憶」「僕がいる場所」「命は美しい」という楽曲が歌唱される。さらに、カーテンコールでは、乃木坂46の衣装を身にまとった3期生たちにより、「ぐるぐるカーテン」「おいでシャンプー』「走れ!Bicycle」のパフォーマンスが披露されるのも注目だ。

舞台『3人のプリンシパル』は2月2日(木)から2月12日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

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