乃木坂46が薙刀を手に立ち回る! 齋藤飛鳥ら“緊張感を楽しむ”舞台に挑戦『あさひなぐ』開幕

レポート
舞台
2017.5.21

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小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて好評連載中の漫画『あさひなぐ』を、同時に舞台化・映画化するという東宝初のプロジェクトがいよいよ幕を上げる。まずは舞台版『あさひなぐ』が、2017年5月20日(土)に東京・EXシアター六本木にて公演初日を迎え、開幕に先立ち公開稽古が一部披露された。またキャストの齋藤飛鳥、井上小百合、新内眞衣、若月佑美、生駒里奈、堀未央奈、衛藤美彩、北野日奈子ら8名の乃木坂46メンバーと、真琴つばさによる囲み会見も行われ、初日を間近に控えての思いを語った。

こざき亜衣原作の漫画『あさひなぐ』は、薙刀部の活動に打ち込む女子高校生たちの青春物語で、2014年には第60回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞している。今回の実写化においては、原作者のこざき亜衣が「仲間であり同時にライバルでもあるという、部活動における武道の性質は、なんだかアイドルに似ているなと常々思っていました」とコメントしているように、かわいさだけでなく個々の意志の強さを感じられる乃木坂46のメンバーをキャスティング。さらに舞台版では元宝塚トップスター・真琴つばさらの実力派も加わり、プロジェクトを盛り上げる。

まず囲み会見では、乃木坂46のメンバーと真琴が、それぞれの役どころと意気込みを語った。主人公を演じる齋藤は「もともと感情の表現が薄くて、表情筋が動かないのがコンプレックスだったので・・・。舞台では大きく見せなければいけないので私には向いてないんじゃないかなと思っていたのですが、やっていくうちに表現する楽しさだったり、舞台に立ってる間はずっと気を抜けないので、その緊張感も段々と楽しめるようになってきました」と打ち明けた。それを聞いた真琴が「セリフにエネルギーがあります」と齋藤を称賛するも、「つばささんがハードルを上げると私は苦しいので…!」と恐縮しきりな様子だった。また齋藤が演じる東島旭は、大きなメガネ姿が特徴のキャラクターだが、これについて斎藤は「メガネ姿がどんくさいなぁと思って・・・その姿を見られるのが緊張します(笑)」と不安を吐露。「似合ってるから大丈夫!」「顔が小さくてメガネが大きいんだよ」とメンバーからフォローされると、安心したように笑顔を見せた。

会見後の稽古で披露されたのは、主人公の東島旭(齋藤)、八十村翔子(井上)、紺野さくら(新内)が薙刀部の勧誘を受けるシーン。全出演者が登場し、音楽に合わせた剣舞で薙刀の世界が表現された。また次に、主人公らが通う二ツ坂高校と、ライバル校・國陵高校による練習試合のシーンも公開。防具を身に着けての本格的な殺陣と、ライバル同士である東島旭と一堂寧々(堀)が互いに思いをぶつけ合う熱い場面も見どころだ。

舞台『あさひなぐ』は、5月20日(土)から5月31日(水)まで東京・EXシアター六本木にて上演。その後、6月2日(金)から6月5日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、6月9日(金)から6月11日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホールを巡演。また9月22日(金)には映画版の公開も控えており、舞台とは配役が異なることでも話題を集めている。

囲み会見に登壇した全キャストのコメントは以下の通り。

◆齋藤飛鳥:東島旭役
主人公の東島旭役を演じます。みんな薙刀を握ったことない状態から初めて、一緒にステップアップしてきました。今まで自分たちがやってきたことを信じれば、きっと初日もうまくいくと思っています。

◆井上小百合:八十村翔子役
八十村翔子は、剣道経験者から薙刀部に入り、剣道にコンプレックスを持ちつつ日々自分と戦っているキャラクターです。繊細なところと辛い口調のギャップをうまく表現できたらいいなと思っています。見た目からしても普段のアイドル姿とはまったく違うので、最後まで乃木坂46とバレないようにやっていきたいです(笑)。

◆新内眞衣:紺野さくら役
紺野さくらは高校一年でお嬢様で、毒舌を繰り出すブラックな感じで、私と似ている部分は身長の高さくらいしかないのですが・・・だからこそやりやすい役でもあります。原作でこざき先生が「ナチュラルボーンクズ」と書かれているように、たしかにクズみたいなことしか言ってないのですが(笑)、本当は薙刀が大好きだという真の部分を演じられたらいいなと思います。

◆若月佑美:宮路真春役
宮路真春先輩は、原作者のこざき亜衣先生の憧れを全部詰めたキャラクターだというお話を聞いたときに“どうしよう、がんばらなきゃ!”と思いました。主人公の東島旭を薙刀部に入れた張本人なので、そこを表現することが大変だと思いつつやってきました。映画版の宮路真春役は(乃木坂46の)白石麻衣だと公表されていて、ファンの方たち的に気持ちが高まっているところですが、この舞台で“若月もいけるんじゃないか”と言ってもらえるようにがんばらなきゃと思っています(笑)。

◆生駒里奈:野上えり役
二ツ坂高校薙刀部の部長、野上えりを演じさせていただきます。初めて薙刀を触り、初めての殺陣です。乃木坂46の中では舞台経験が豊富なメンバーもいれば、まだまだ演技経験が少ないメンバーもいる中で、初体験の苦労がたくさんあった稽古期間だったなと思います。自分の中にどんどん野上えりが入ってきて、皆さんにもちゃんと薙刀をお見せできると思っています。素敵なキャストの皆様に囲まれて初日を迎えられることがすごく嬉しいので、精一杯がんばりたいと思います。

◆堀未央奈:一堂寧々役
一堂寧々は、一年生にして薙刀が強い役です。主人公・東島旭(齋藤)のライバルですが、実際は(齋藤と)バチバチしていなくて、二人ともマイペースでゆったりしているので、喧嘩のシーンでも“ごめん!”と思いながらやっています(笑)。日常のストレス発散じゃないですけど(笑)、ここで思い切って殻を破り演じたいと思います。

◆衛藤美彩:寒河江純役
主人公たちが通う二ツ坂高校にとってのライバル校で、強豪・國陵高校キャプテンの寒河江純を演じます。一堂寧々(堀)のことを気にかけていて、とてもやさしい性格のキャプテンです。ライバル校という立ち位置ではありますが、二ツ坂高校の成長とともに國陵高校もどうなっていくのか、そこが見どころです。皆で最後までがんばりたいと思います。

◆北野日奈子:的林つぐみ役
的林つぐみはライバル校なので、なかなか姿を現さないのですが・・・。こざき先生は、つぐみのことを「気のいい不器用」と仰っていて、その「気のいい不器用」について3日間くらい考えたんですけどよく分かりませんでした(笑)。でも台本を読むことで理解できて、演じられています。試合シーンは防具の面を被っていますが、実際に私たちが行っているのでがんばります!

◆真琴つばさ:寿慶役
白滝院の副住職の寿慶役をさせていただいております。私のお寺に二ツ坂高校の皆さんが合宿で来て、薙刀の教士として精神を教えるのですが、皆さんのがんばりに感銘を受けて“強さとは何か?”をあらためて感じさせてもらっている役です。皆さん薙刀経験ゼロから始まっているので、そこからの成長ぶりを見て、役と自分が重なり感動しています。

(C)2017 舞台「あさひなぐ」製作委員会 (C)2011 こざき亜衣/小学館

(取材・文・撮影/堀江有希)

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