舞台で神化!矢島八雲、塩川渉ら出演『The Stage 神々の悪戯 太陽と冥府の希望』レポート

レポート
2017.8.19


2017年8月16日(水)に東京・CBGKシブゲキ!!にて『The Stage 神々の悪戯(あそび) 太陽と冥府の希望』が開幕した。「神々の悪戯」とは、2013年10月に株式会社ブロッコリーが企画・制作したPlayStation Portable用ゲームで、アニメ化に続いての舞台化となる。公演では、「アポロン」と「ハデス」の2ENDが上演されているが、本レポートでは「アポロン」ENDをレポートする。

ギリシャ神話の神・ゼウスが造りし「神々の学園」に、人間代表として召喚された草薙結衣。太陽神アポロンと冥府の王ハデス、豊穣の神ディオニュソス、学園の教師トトがステージ上に集まり、ゼウスの深くすべてを包み込むような歌声で幕が上がった。

まさに太陽の化身のような無邪気なアポロン役を、矢島八雲が好演。前半と後半ではがらりと違う印象になっている。もう一人の主人公・ハデス役の塩川渉は、「アポロン」ENDではアポロンの叔父という立場で見守っていたが、「ハデス」ENDではどういう姿を見せるのかが楽しみだ。

トト役の本川翔太は長身を生かし、問題児の神々たちの教師として、主人公を厳しく、そして優しく見守り、ディオニュソス役の丹野延一はトリックスター的立ち回りで新しい一面を感じさせた。

草薙結衣役を演じるのは、アイドルユニット「Cheeky Parade」で活躍中の関根優那。慣れない環境で指名をまっとうしようとする必死さが胸を打つ。ゼウス役は元劇団四季の金すんら。学園のすべてを取り仕切る傲慢とも言える面を持つ一方、兄であるハデスとの葛藤をしなやかに、素晴らしい歌声で魅せていく。

結衣という存在と共に、人間の生活を学んでいく神々。体育祭や部活動を通してそれぞれの距離感が変化し、学園生活は順調に進んでいるようだったが、結衣はゼウスにアポロンの卒業は危ういと告げられる。どんな時も楽しそうに明るく振る舞うアポロンだったが、それにはわけがあり、結衣にそのことを突かれたアポロンは、感情を爆発させ「神化」してしまう。ゼウスを始めとする他の神々がためらう中、結衣は人間の体で神と化したアポロンと対峙する・・・。

“神ステ”見どころの一つである「神化」は、映像のみの表現にとどまらず、演劇としての表現に挑戦し、観客の心を根底から揺さぶる名シーンとなっていた。ぜひ、劇場で生で観てほしい。

『The Stage 神々の悪戯 太陽と冥府の希望』は、8月20日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。

(取材・文・撮影/オフィシャル提供、Photo by K.Hikaru)

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