ノルウェー出身の歌姫が歌うラウド好きからアニソン好きまで届く新型ラウドバンド「SALTY DOG」へ直撃インタビュー

インタビュー
音楽
2016.11.19
SALTY DOG

SALTY DOG

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――いよいよ新アルバムのリリースがあり、2015~2016と活動が活発で名前をとても聞くようになりましたが、バンド歴自体は結構長いですよね? いつからなんですか?

TOMOYA:2011年からなんで長いですね。最初は大学のコピーバンドから始まったんですよ。INGERが日本に滞在し始めた期間というのが、2011年ぐらいで、大学もちょうど9月入学なんで、そこで本格的にやりますかってことになって。一応音源とか作ってたりしたんですけど、その一年後にKENTが入って、その2年後にNEMESANさんが入って今の体制になった感じですね。

――なるほど、最初はどういうきっかけでやろうと思ったんですか?

TOMOYA:最初は僕が軽音部の部長をやってて、その当時のボーカルが、大学で国際交流的なことをやっていた流れで、ノルウェー人軍団をライブで連れてきて。

一同:(笑)。

TOMOYA:何十人ものノルウェー人を大学の学祭とかに連れてきて。

SALTY DOG 写真=三輪斉史

SALTY DOG 写真=三輪斉史

――なんでノルウェー人だったんでしょう。

INGER:学部にノルウェー人が多かったんですよ。20人ぐらいきてて。

TOMOYA:そこで、僕がバンドやってるって言っていたから、そこで出会ったINGERとなんか洋楽のラウドなバンドやりますかってなって、他にメンバーを集めて、やりだしたのがきっかけです。

――北欧の匂いがするしいいなみたいな。

TOMOYA:そうですね。僕は英語が喋れないんで、英語を喋ってるINGERすげえなみたいな(笑)。

一同:(笑)。

――なるほど。

TOMOYA:その頃は英語喋れるだけで感動したんです。もう慣れちゃったんですけど。英語で歌ってるよ、ネイティブだみたいな。それに感動しましたね僕は。

KENT:ネイティブではないんだけどね。

INGER:ネイティブではない(笑)。

TOMOYA:でもそんな出会いがあって、バンドが始まったんです。そしてKENTは大学の後輩なんですけど、なんかギターやばいやついると思って、それで誘って。そんでその時KENTが組んでたバンドがちょうど解散したんですけど、その時のKENTがいたバンドのドラマーがNEMESANですね。

NEMESAN:僕が高校生ぐらいのときにやってて、入ったのは大学入ってからだったんですけど、解散してから1年か2年ぐらいした後に、なんかやっぱり入ってみたいなと思って入りました。

――KENTくんはどんなバンドやっていたんですか。

KENT:そもそも歌もののJポップみたいな、ロックみたいな。

TOMOYA:Jポップみたいなのやってましたね。

――全然違いますよね。

KENT:全然違いますね(笑)。

SALTY DOG 写真=三輪斉史

SALTY DOG 写真=三輪斉史

――結構ラウドみたいなのやりたいとは思ってました?

KENT:僕個人は本当に古臭いハードロック、ヘヴィメタルが好きで。SALTY DOGに誘ってもらったときに、こういういま流行っているというか、その時流行っていたラウドロックの路線に行きたいってTOMOYAさんに指名されて、まあ勉強しつつ。

――INGERさん的には、その時からそういうやっぱりバンドをやりたかったというか。

INGER:ああ、来た時にはバンドをやろうと別に思わなくて、日本語を勉強しようと思ったから来てたんですけど、でも音楽が好きだし、中学校のときもノルウェーでバンド組んでたし、カラオケとか大好きなんで。

――カラオケが好きなんですね。ノルウェーの人も。

INGER:カラオケないからね、ノルウェーは。歌うのが好きなんで、なんか、そういう歌える場所があるのがすごく楽しくて、やってたんですけど。まさかバンドに誘われると思わなかった。

――ノルウェーのバンドとかだと、やっぱ、メタル?

INGER:メタルが多いですね(笑)。メタルのイメージだもんね。でも他にも色々ありますよ。ジャズとか、結構大きなシーンらしいんですけど。でもわたしはその時、パンククラブとかよく行っていたので、そういうハードコアとか、パンク色々聞いてて、それにノックアウトされて。

SALTY DOG 写真=三輪斉史

SALTY DOG 写真=三輪斉史

――初めのリリースが2011年なので、そこまで結構時間かかりましたね。

TOMOYA:そうですね。色々時間がかかりましたよね。今から2年半ぐらい前に、初めて出したアルバムから、なんか結構、本格的にやり出したというか、なんかそれまで、働きながらとかだったし、もともと裏方志望だったし。

――なるほど。

TOMOYA:当時、アルバイトで裏方(レーベル)として働いていたんですけど、なんかその時に、アーティストなのか、裏方なのかみたいにすげえ問われて。

――制作さんに。

TOMOYA:いや、違います(笑)。普通のディレクターさんに言われて。なんか、アーティストが出ちゃうらしくて、現場で。めっちゃ怒られてて、それでやはり僕はアーティストがやりたいと改めて気が付いて、そこから結構本腰入れてやり出したという感じですね。

――それが2013年とか。

INGER:2013年だね。そんな前だっけ。

NEMESAN:リリースは2014年だね。

TOMOYA:リリースは14年なんですけど、制作期間が長かったんで。実際2013年の時に決意して。そこからやり出しているっていう感じですね。

――結構音源はリリースしてますよね。

TOMOYA:そうですね。一応3作、リリースしてます。

――そんな活動してて、去年、Red Bull LIVE ON THE LOADで優勝するわけですけども。ライブとかどうだったんですか。優勝すると思ってました?

TOMOYA:いや、思ってなかったですね。

INGER:(笑)。

――バンドの系統的に、 LIVE ON THE ROADがあうなと思って応募したんですか?

TOMOYA:そうですね。実は、2014年のHenLeeが優勝した年にやりたいなと思ってたんですけど。INGERが夏休みでノルウェーに帰りたいってなって。

INGER:(笑)。

TOMOYA:それで出れなかったんですよ。勝ち進んで行くと、ちょうど帰ってる時にライブ入ってて。出れずに悔しい思いをしたので、2015年は夏休みで帰らないでってお願いして。

――もう先に予約して。INGER予約ですね。

TOMOYA:INGER予約しておいて、それでまあ、挑んだっていうような形ですね。

――優勝、行きましたね。

TOMOYA:結構厳しい戦いでしたけどね。

NEMESAN:楽ではなかったね。

TOMOYA:厳しい戦いではありましたけど、なんとかオーディエンスを巻き込むことができ、皆さんの応援もあって優勝できたかなと思います。

SALTY DOG 写真=三輪斉史

SALTY DOG 写真=三輪斉史

――何か意識してライブをやったんですか?。

INGER:オーディエンス。音楽を見せるより、みんなを楽しませるということを意識しました。例えば曲をセトリから1曲抜いて、TOMOYAのMCをわざと、取って、それもオーディエンスを盛り上げるために入れたチョイスだし。

TOMOYA:ああ、O-WESTね。

INGER:そう(笑)。それはちょっと怖かったけど、でも結構うまくいったとおもう。曲を抜いても、その日の盛り上がりを大事にして。

TOMOYA:そうですね。普通5曲のところを、俺ら4曲いって。

――それ結構勇気いりますよね。曲見てもらった方が良いと思うのがバンドだったりしますから。

TOMOYA:結構そう言うことはやっていて、うーんなんだろうな、もともとサイクロン(※編集注:渋谷CYCLONE)のライブハウス枠で出てて。そこでも結構頑張ったし、ネット投票とかもあって、ライブハウス枠でやってもネット投票とその現場が合致していないとあれだなと思って、両方頑張りました。

NEMESAN:まああと大会自体も長かったんで、すごいプレッシャーが半年ぐらい(笑)。

INGER:(笑)。

NEMESAN:勝ち進んでいくたびに、ここで負けたらもったいないなみたいな気持ちがすごいありましたね。

――時間費やしてきたし。

NEMESAN:そうですね。サマーソニックのステージぐらいまでいくと、ここで負けたら絶対もったいないなって。

TOMOYA:もう優勝しかないなって。

NEMESAN:そうだよね。あそこまでいったらバンド数もいないしね。

TOMOYA:決勝が一番厳しい戦いだったと言うか、相手が結構強かったですね。

――熱戦だったと言うのは聞いているんですけど。

TOMOYA:そうですね、かなりレベルが高くて。今回が初めて、決勝前に音源を各バンドが作って、その投票とかもあったので。対戦相手が作った曲とかすごくよくて。それで、ちょっとやばいなと思って。勿論僕らも自信はあったんですけど、1リスナーとして、他のバンドの曲もとてもかっこいい曲達だったので。

――でもそれを勝ち抜いて優勝して、ドンドンいくかなと思ったら、そこで一回休みということですが?

TOMOYA:あ、そうなんですよ。

NEMESAN:春休み。

TOMOYA:INGERが大学生で来ているんで、ビザが4年間なんですよ。それで四年経ってしまって。

INGER:卒業したので、ビザがなくなって、帰らなきゃいけなかったんです。

――なるほど。優勝して全員で盛り上がっているところで、INGERさんもちょっと。

INGER:すごい残念な感じで。

TOMOYA:正直優勝したものの、今後どうなるかわからない状況で、でも事務所が決まって、助けてくれたって言うか。それはすごく嬉しい流れですね。

SALTY DOG 写真=三輪斉史

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――その間は日本チームは、何かしてたんですか。

TOMOYA:もう僕は事務所のやりとりというかバンドの存続に向けて、すごい動いていたというような形ですね。

KENT:僕とTOMOYAで夏アニメの『タブー・タトゥー』の主題歌を楽曲提供させてもらいまして。

TOMOYA:それで、その制作がありましたね。個人でできることはやっていくというような流れではありましたね。SALTY DOG以外で音楽制作とかやっていましたね。

――そういうのは、今までやっていたんですか。

TOMOYA:いや、初めてですね。初めてお声をかけていただいて、コンペで選ばれて。May'nさんなんで感動しましたね。超一流の人に書かさせていただいて。

――それは楽しいですね。May'nさんうまいですからね。でもだからなのか、SALTYDOGの楽曲って、アニソン臭がするんですよね。

TOMOYA:そうなんですよね(笑)。もともとアニソン好きで、そのファースト出した時点から、アニソンっぽいというのはずっと言われていて。それで3作目。前作のやつでめちゃくちゃアニソンだみたいな感じになって。

――なるほど。

TOMOYA: 4月ぐらいにアニソンのお話は、お声掛け頂いて、そこで結構やりとりしてて、すごい勉強になったんですよね。僕らの曲作りにおいて、ラウドでストレートでバンってのが多かったですけど、アレンジやなどのコツとかそういうのを色々教わって。それも消化しつつ今作に挑んだっていう流れはありますね。

―― 曲は二人で?

TOMOYA:僕とKENTが書いています。

――どういう風に二人だと書くんですか。まあ、例えば、どっちかがトラック作って、どっちかがトップライナーみたいな感じなんですか。

TOMOYA:僕がメロディー作ってKENTがオケ作って。歌詞はINGERが書いてという形です。

SALTY DOG 写真=三輪斉史

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――ドラムパターンみたいなのは、作られた曲の中でこういう感じかっていう。

NEMESAN:まあ、そうですね。そんな、大きくは変えないですね。だいたい作られたリズムとかは基本的に。

――打ち込みで作られると結構無茶されたり

NEMESAN:そこは結構KENTがわかってるので、気をつけてくれたりとか。フィルは変えちゃいますけど、ドラムパターンはあんまり大きくは変えないですね。

――KENTくんがトラックメイカー。

KENT:そうですね。元々打ち込みが割と好きだったりしたので。エレクトロ、ダンスミュージック的なところですか。そもそも、ユーロトランス。そのほかにも、サイケデリックトランスとか、ハウスとかも割と浅く満遍なく聞いてきて、いますかね。

――なるほど。インフェクテッド・マッシュルームとか。

KENT:インフェク好きですね。

―― インフェク好きな匂いがしましたよ。

KENT:マジですか。そうなんですよ。みんなわからないと思うんですけど、使っているシンセが割とサイケ寄りだったとか。わかってくれる人がいて超嬉しいです。

一同:(笑)。

――すごくいいバランスで出来ていると思って。好きな人が多い音楽の要素がぎゅっとされているのかなって思います。

TOMOYA:そうですね。ライブも意識はしていますね。今回からはジャンルとかじゃなくて、メロディをすごい大切にしてて。聴きやすくという感じですね。あとは、今回fadeのruiさんがプロデユーサーに入ってくれて、制作の仕方とかも大きく変わったっていうか、一つの進化だったりもしますね。今まで自分たちでやっていたんですけど、やっぱりruiさんがプロデューサーにつくことによって、このメジャーの環境で音源制作ができるっていう感じですね。規模感がすごい上がったかなと思います。

――どんなところが前と一番大きく変わったんですか。

TOMOYA:まずエンジニアさんが付いたことですね。メジャーで活躍している人たちにやっていただいたので、音源の質っていうのがすごく上がりましたね。あとはもうruiさんが入ることによって、作ったものをどんどんブラッシュアップしていってくれるので、今まで荒削りだった部分が、こうなったという(笑)。いいところはruiさんが滑らかにしてくれて、エンジニアチームがより、鮮明にしてくれた感じですね。

NEMESAN:あと選曲会議やったの初めてだった。全員で上がってきた曲に対して、5曲に絞るという作業は今までにはなかったかな。基本的にボツ曲は前からあったと思うんですけど、それをINGERと俺とかの制作チームじゃないチームが聞いてなかったりとか、割とあったんで。

TOMOYA:確かに初でしたね。もめたね(笑)。

NEMESAN:もめましたね(笑)。だいぶもめましたね。

TOMOYA:やっぱりそれぞれがやりたい音楽っていうのがあるんで、やっぱそこでもめますよね。俺はこれ作ってめっちゃ好きなのにみたいな。

NEMESAN:(笑)。

TOMOYA:いっぱいありますよね。それはKENTもあると思うんですけど。

KENT:そうですね。一曲問題の曲があって、プロデューサーと俺はちょっとなーと思ってて、でもマネージャーとか他の皆は全然、いいっていってたんですけど、結局ボツになって。

――へえ。

TOMOYA:結局ボツになるとか色々ありましたね。でも一致することもあって、一曲目「Eternity」は僕がやりたかったことがすごい体現されている曲で、ラウドの激しさの中にピアノとか、ストリングスも綺麗に入れたいなというのがあったんです。激しいんだけど、すごく繊細で、そういう美学みたいなのを表現したかったというのがあって。アニソンとかってロックでも、結構ポップ寄りのロックなんですよ。だから僕はロック寄りのポップをすごく作りたくて。

――なるほど。

TOMOYA:そこはうまくできたかなって思っていますね。今回頼んでいる人なんですけど、ハーフトーンの宗本康兵さんに頼んで、本当にプロ中のプロの人に頼んだんです。実はその出会いが、May'nさんのライブに行かさせていただいた時に、キーボーディストでやってて。めちゃくちゃかっこよかったんですよ。それで紹介してもらって、ほんと熱烈オファーをして、そしたらもうすごいのが上がってきた。もう感動しましたね。

――でもMVにする曲をその「Eternity」と「The Fateless」でもめてたとか。

TOMOYA:めっちゃもめてました。僕とKENTは「Eternity」で、INGERとNEMESANが「The Fateless」派、最後まで話つかなかったんですよ。

――それは何が決め手になったんですか。

KENT:マネージャーも「Eternity」を押しててくれてたことと、May'nさんの楽曲提供があった流れで、よりアニソンっぽい方が。っていう前提があったというのもありましたし、僕とTOMOYAさんが、もう譲らない(笑)。

TOMOYA:譲らなかったね。

KENT:そういう感じです。

TOMOYA:あとはレーベルも、「Eternity」がいいって。

――なるほど。

TOMOYA:マネージメントと、レーベルが「Eternity」だし、売る側のプロなんで、そこのところはわかっている方の意見を大事にしてという。ただプロデュサーはFatelessでした。

――(笑)。結構割れちゃったんですね。

TOMOYA:めちゃくちゃ割れていましたね。それくらい結構いいアルバムに仕上がったというか、どれがリードになってもおかしくないような楽曲が揃ったなっていうような感じですね。

SALTY DOG 写真=三輪斉史

SALTY DOG 写真=三輪斉史

――歌詞はINGERさんが書いていますけど、どんな歌詞の方向性でいつも書いているんですか。

INGER:結構いいフレーズとか、考えついたものを携帯とかに書いておいて、後で曲がきた時には、それ全部見て、この曲にはこれが合いそうだなとかと思ったり、色々自分の気持ちとか、フレーズをあわせていくというかんじですね。

――なんか全体的なテーマってあるんですか。

INGER:そうですね。TOMOYAからこの曲はこういう感じの曲、例えばポジティブとか、前向きとか、これは重くても大丈夫とか、そういう意見と、自分のノートを照らし合わせながらという感じでしょうか。
TOMOYA:作曲した段階でイメージがあるんで、こういう感じの歌詞でお願いみたいな。

――曲を作ってからのイメージですかね。

INGER:それを基本にして、でも結局書いたものはいつもすごくパーソナルな、自分の気持ちにあうようにしようとしてる。特に、今回のアルバムはすごくパーソナルになってると思っています。

――どんな経験とか、どんな日々とかから生まれることが多いんですか、そのフレーズとか。

INGER:悲しい気持ち(笑)。辛い気持ちとか、吐き出して書くと癒される。ライブやっている時にもそれを出しているから、同時に楽になるというか。世の中には他にも辛い人が多いんじゃないかと思ってて、だから歌詞を読んで理解してくれてる人には、それをみて、これは自分だと思ってもらえたらなと。そしてライブの時に、それをお互いにそこで出しあって、シェアして治そうみたいな、気持ちが多いですね(笑)。でも今回は結構、前向きな歌詞があった。

TOMOYA:今回、多いよね。「Eternity」とかすごい前向きだもん。

INGER:そう。「Eternity」はすごいことがあった時に書いたものなんです。自分的に辛い経験があって、その時にノルウェーの友達とか家族とかが、すごく応援を送ってくれて、それで感動して全部出した(笑)。その前にこういう感動する曲が欲しいと言われて、全然なんだか感動とか書かない人だから、ちょっとわからなくて書けないなっておもってたんだけど、その経験があってこれだってなったんです。

TOMOYA:初めてだよね。他人のことについてと自分のことについて書いたのが。結構今まで自分の感情のみとか自分の考えかたをすごい歌っていたんですけど。初めて相手を思いやる曲を書いたなっていう。

INGER:初めて感じた気持ちだった(笑)。かもしれない。

――そうなんですね。

INGER:結構自分にとっても新しいものが出来たと思います。

――でも、曲としてリードとしては「The Fateless」を押したんですね。

INGER:なんか一番聴いて、盛り上がるんじゃないかと。そしてその曲も結構、前向きで。

TOMOYA:前向きだね。

INGER:「The Fateless」が一番前向きだと思う。

TOMOYA:夢を歌ってるもんね。

INGER:そうね。夢は叶うというイメージの。MV見たらインパクトあるんじゃないかなと思ってて。まあ、どっちも好きなんだけど。

TOMOYA:MV撮影よかったじゃん。「Eternity」。

INGER:うん。だからチョイスは間違えてないと思う全然(笑)。

TOMOYA:崖みたいなところで撮影したんですけど、やっぱその曲の壮大感と映像の壮大感が一致してよかったんです。ドローンとか飛ばして空撮したり、いい感じに仕上げていただいて。

――MV撮って見たら、結構しっくりきたみたいな。

TOMOYA:しっくりきましたね。

――楽しみですね。その壮大な感じとかが前作のアルバムとか曲のタイトルとかも含めて、ちょっと共通なことがあるんですが。

TOMOYA:あ、お気付きですか。僕Final Fantasy好きなんですよ。

――ですよね(笑)。

TOMOYA:そうなんですよね。大好きが溢れ出ちゃいましたね。最強なんですよマジで。間違いないんですよ。俺が何でそうなったかというと、今までの人生で一番楽しかったのは何だろうって考えた時に、『FINAL FANTASY X』をやっている時だなって。あれをプレイしている時、一番楽しかったなと思って。その感じを前面に出した感じですね。

――なるほど。

TOMOYA:でもアルバムタイトルだけは、何かすごいいいものを、考えたいなと思って「YGGDRASiL ANTHEM」っていう風にして。曲名とかは「Meteor」とか「Spiral of Death」とか。インスピレーションをそこからもらってという感じですね。

――人を感動させるっていうのは、多分RPGと共通する要素だから、こういう曲やタイトルなら好きなんだろうなと思って。FFとか感動だから。絵を想像して作っている感じがすごくするというか。

TOMOYA:そうですね。それはすごい想像していますね。今回のジャケット提案する時マカラーニャの森の画像見せましたもん。この世には存在しないんですけど、こういう感じでお願いしますって感じで。

KENT:異界送りされているような感じで。

TOMOYA:異界送りされていそうだね。

――なんの話をしているんだっていうことになるんですけど(笑)。リリースがあって、またこのリリースからつづいて、『KNOTFEST2016』に出ることになりましたけど。どうですか、臨む気持ちは。

INGER:スリップノットはもちろん、あとデフトーンズとか。同じ日には出ないけど、同じベニューで同じフェスで出るんで。私はすごく興奮します。初めてバンドやった頃によく聞いてて、それでバンドっていいなって思って、音楽好きになったので。

TOMOYA:リスペクトすごいあります。でもライブは全部そうなんですけど、やっぱり俺たちが一番いいステージにするっていう気持ちはあります。トッププレイヤー達に負けない演奏はしたいなとは思ってるんで。オープニングアクトなんですけど、俺らから始まるKNOTFEST。スリップノットで終わるんですけど、まあやっぱりお客さんにも、SALTY DOG一番良かったなって思ってほしいし。そういう闘志はありますね。

――そう思うべきですよね。

TOMOYA:そうですね。そう思わないと届けられないですね。あの規模感と、あの距離感なので、そういうのはすごい意識しますね。

NEMESAN:今回Crossfaithがいるんですけど。去年LIVE ON THE ROADの決勝で、Tatsuyaさんと初めてあって挨拶した時、次は同じ土俵でみたいな感じで握手してもらったんです。でもそのあと、俺らも活休で。できるかなって思ってて。バンドにしても、事務所はもちろんついてて、環境はある程度良くなってたんですけど、とにかくCrossfaithとやりたい、もう一回やりたいってずっと言ってて。超ファンなんで。

TOMOYA:めちゃくちゃファンなんで。

NEMESAN:今回、運よく同じ日にもなったし、僕らとしてはすごいやる気が出てますね。コテンパンにされるかもしれないですけど(笑)。でも勝つつもりぐらいの気持ちで行かないと、もう2億%負けちゃうんで。この間もACROSS THE FUTURE行ったんですけど、ものすごいもの見せてもらったんで。いやーどうにかして勝ちたいなと思っていますね。

――最後に、11月9日「Unknown Horizon」をリリースして、ツアーもやっていくわけですけど、この先、来年に向けてこんな活動していきたいなみたいなそれぞれ考えていたりすることってありますか。

TOMOYA:今作で、自作では、アニメタイアップやりたいなっていうのがありますね。今回楽曲提供させていただいたのですが、あくまで作曲でしたから。そうじゃなくて、今度はアニメの主題歌をSALTY DOGで、やりたいなっていうのがありますね。

INGER:私は海外でライブしたいですね。自分の国とかヨーロッパとか、それが夢なんです。結構まだまだなんですけど。

NEMESAN:ぼくはやっぱパンチのあるバンドになりたいなっていうのがあって、技術とか、もちろん重要なんですけど、記憶に残るバンドになりたい。もちろん、パンチを見せるための技術ってあるんですけど、それも磨きつつ、自分のドラム一つでもそうだし、パフォーマンス重視でいきたいなっていうのがありますね。

――それは見てみたいですよね。

NEMESAN:そうですよね。覚えてもらいたいっていうのがあるし、具体的に言葉で、何が残ったかというので、見え方も鮮明になると思うので、パンチ重視のバンドでいたいなっていうのがすごいありますね。

KENT:僕は、僕が音楽をやる動機っていうか、原点として、自分が好きなものをみんなにも好きになってもらいたいっていう気持ちがアーティストとして絶対に必要だと思うんです。若い頃に僕が好きだったものが、なかなかクラスメートが興味を持たないっていうことが多くて。あんまりコアな方に行っちゃうと結局そうなるんですよね。誰でもそういう思いをすると思うんですけど、やっぱりそういう意味で、もっといろんな人に好きになってもらいたいっていう気持ちで、SALTY DOGで表現できていけたらいいかなって思っていますね。なので、「Eternity」とかもものすごい速弾きだとかしていて、そういうのもBABYMETALが流行ったりしてくれて、また戻ってくるんじゃないかっていう期待もありつつ、やって見たいと思いますね。

INGER:NEMESANさんが言ったみたいに、やっぱり、みんなが覚えてるバンドになりたいですね。一回聞いてこれずっと聴きたいって、もっともっと聴きたいって思ってもらえると、すごくいいことじゃないですか。


 

取材・文=秤谷建一郎 写真=三輪斉史
 

ライブ情報
『Unknown Horizon』Release tour 2016-2017

11月13日 (日) 山形 酒田Music Factory
11月20日 (日) 千葉 LOOK
11月26日 (土) 兵庫 Music Zoo 太陽と虎
11月27日 (日) 山口 LIVE rise SHUNAN
12月04日 (日) 京都 MOJO
12月22日 (木) 神奈川 CLUB LIZARD横浜
01月08日 (日) 新潟 CLUB RIVERST
01月22日 (日) 長野 CLUB JUNK BOX

 

 

リリース情報
UNKONWN HORIZON
アンノウン ホライゾン
 
SALTY DOG / UNKNOWN HORIZON

SALTY DOG / UNKNOWN HORIZON


 
2016.11.09
¥1,800 (Tax out) / DWRC-002
01. Eternity
02. The Fateless
03. This Means War
04. Nothing Left
05. Chase New Days
06. Silent Dawn
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