祝・アニメ放送20周年＆新プロジェクト始動！　『ケロロ軍曹 超共鳴(ゲロゲロ)展 であります！』レポート

漫画家・吉崎観音による大人気コミック『ケロロ軍曹』のアニメ放送20周年を記念した展示会『ケロロ軍曹 超共鳴(ゲロゲロ)展 であります！』が、2024年4月27日（土）から5月12日（日）まで、池袋・サンシャインシティにて開催されている。本記事ではその見どころについて、内覧会の写真と併せてレポートしていく。

2004年〜2011年に放送されていた、アニメ『ケロロ軍曹』。そして今年の4月に入り、アニメ新プロジェクト始動が発表されたことは記憶に新しいのではないだろうか。よりにもよってエイプリルフールにお知らせがアップされたというのも、いかにも『ケロロ軍曹』っぽい。

心ほっこり、侵略の思い出であります

展示の冒頭では、ケロロ小隊のペコポン（地球）侵略計画の一コマを鮮やかなパネルで振り返る。

眺めていると、侵略とは名ばかりの仲睦まじいカットばかりでニコニコしてしまう。くの一の小雪の振り向き姿がかわいすぎるのでぜひ注目を。

日向邸に潜入であります

そして展示室内に突如現れる、普通の玄関。ここからはケロロが居候する日向家にお邪魔して、家の中を歩き回っているような気分で進んでいこう。

こちらはケロロの部屋をイメージした空間。棚から溢れるようにガンプラの箱が積まれている。上の段も使えばいいのに……と思って気づいた。もしかして手が届かないのか……？

ちなみに、本展の楽しみどころのひとつは、展示の各所で聞ける“キャラクターたちの新規録りおろしボイス”である。イキイキしたボイスがあちこちで流れており、展示室内はタイトル通りの「共鳴」状態。とても賑やかで、見ていくうちに自ずとテンションが上昇していく。

冬樹の部屋では、オカルト好き・不思議なもの好きというキャラクターを反映して、ドラゴンの本（なんと洋書）や、仮面などが飾られていて面白い。

地下秘密基地にも潜入であります

進んでいくと、日向家の地下にあるケロン軍の秘密基地に到着。写真には写っていないが、足元にもケロロたちの顔が投影されているのもかわいい。

ケロロロボはじめ、隊員たちお揃いのロボットもパネルで登場。ポーズを決めて一緒に記念撮影したくなる一角だ。

隊員の名セリフを集めた「名言（迷言）の森」コーナーも。『ケロロ軍曹』の名言といえば何が思い浮かぶだろうか。個人的にはギロロの「気をつけェェー！目を食い縛れェェ！」だったので、セレクトされていてとても嬉しかった。足を止めてじっくりと名場面に思いを馳せてみてほしい。

ケロロ小隊メンバー、ご壮健で何よりであります

日向家にとどまらず、タママの暮らす西澤家や、「ドロロの忍者教室」の再現スポットも。さらに「クルルのラボ」「ギロロのテント」「623とラジオ奥東京スタジオ」なども用意されており、ボイスと合わせて鑑賞することで物語の中に入ったような感覚を味わうことができる。

満を持して記念撮影であります

なかなか姿が見えなかったケロロと、終盤でついにご対面。ツルッとした立体ケロロがとてもかわいいので、ぜひ来場を記念して一緒に記念撮影をどうぞ。

展示空間と物販コーナーの間で、不思議なものを発見。ポスターの下に作られた凹みは一体……

覗き込むと、地下秘密基地や宇宙、花畑など、ジオラマ風に背景が貼られている。はっ！ もしかしてこれは持参したmyケロロとか、“アレ”を置いて撮影できる場所なのでは？

バンドル付きチケットも発売中であります

ババン。本展のチケットとセット販売されている「ケロロ軍曹プラモコレクション ケロロロボMk-II 超共鳴 (ゲロゲロ)展 限定クリアカラーVer.」だ。クリアグリーンが目に眩しく、カッコ良さとかわいらしさとへっぽこ感が渋滞する逸品。先ほどの背景で撮影するには、購入後、組み立ててもう一度来場……とはなるが、ディープなケロロマニアの方にはぜひ挑んでみてもらいたい。

物販コーナーは宝の山であります

物販コーナーは画角に収まりきらないほどの広大さ。おもしろ系から日常使いできそうなお洒落グッズまで豊富に揃っているので、たっぷりショッピングを楽しもう。アニメ『ケロロ軍曹』のキャラクターデザイン・追崎史敏氏による描き下ろしの本展メインビジュアルを使ったグッズなど、会場限定のものも多いので要チェックだ。

例えば会場限定アイテム「サクサク！ 変顔ボーロであります！」は、ケロロ小隊メンバーの変顔がプリントされたかわいいひとくち菓子だ。仕事の合間につまんだら癒されそうである。

『ケロロ軍曹』のこうした大規模なイベントが開催されるのは、令和初とのこと。『ケロロ軍曹 超共鳴(ゲロゲロ)展 であります！』は、2024年5月12日（日）まで池袋・サンシャインシティにて開催中。いざ会場に足を運び、アニメ新プロジェクトに向けてのテンションを高めるのであります！

文・写真＝小杉 美香