大原櫻子初主演舞台『リトル・ヴォイス』に高橋和也の出演が新たに決定
高橋和也
大原櫻子の舞台初主演作となる『リトル・ヴォイス』が、2017年5月、東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。人気の劇団チョコレートケーキの日澤雄介が演出を担当することも話題だ。
本作は、自分の殻に閉じこもり部屋から出られない少女リトル・ヴォイスが、歌の力で自分の人生を切り拓いていく過程が魅力的に描かれた感動のストーリー。1992 年にロンドンのナショナルシアターにて、サム・メンデス演出により初演され、リトル・ヴォイス役ジェイン・ホロックスの抜群の歌唱力が注目を集めた。後に映画『アメリカン・ビューティ』でアカデミー賞を受賞する、サム・メンデスのスタートになった作品。1998 年にはマーク・ハーマン監督により映画化され(日本公開99年)、ビリー役をユアン・マクレガーが演じ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した。
このほど、リトル・ヴォイス(大原櫻子)の母親マリー(安蘭けい)の恋人で、リトル・ヴォイスの才能を見つけ売り出そうとするレイ・セイ役に、高橋和也が新たに決定した。
高橋和也のコメント
『リトル・ヴォイス』を映画館で観たのは、確か 98 年頃のニューヨークだったと思います。主演女優の見事な歌唱力が当時話題になっていました。あの作品を観てから 20 年もたって、今度は自分が出演する事になるとは!今からとてもワクワクしています。切ないけれど、胸の奥底に微かな灯がともるような、そんな舞台になるといいなぁ。
高橋和也プロフィール
1988 年男闘呼組として音楽デビュー、男闘呼組主演の映画に`88 年「ロックよ 静かに流れよ」(長崎俊一監督)、また舞台では`90 年「ペールギュント」(蜷川幸雄演出 青山劇場)`93 年「スラブボーイズ」(ロバート・アラン・アッカーマン演出 パルコ劇場)等がある。`93 年解散後、1 年近くのアメリカ放浪の旅の後、`94 年舞台「NEVER SAY DRAEM」(栗山民也演出 シアターコクーン)、映画「KAMIKAZE TAXI」(原田真人監督 役所広司主演)で俳優活動を本格的に開始。以後、その確かな演技力によって、舞台、映画、TV にと幅広く活躍。また、ラジオドラマ、韓国ドラマの吹き替え(イ・ビョンホンの声等)、文学作品の朗読、ナレーションなど声の仕事でも活躍している。音楽活動もライブハウス中心にマイペースで続けている。
場所:英国北部の町 時代:1992年
英国北部の田舎町に住むリトル・ヴォイス(LV)。消え入りそうな小声でしか話さない彼女に、母親がつけたニックネームだ。家に引きこもり、人と会うこともない彼女の唯一の楽しみは、父親の形見の古いレコードを聴くこと。母親のマリーは、酒と男が大好きで、娘のことなど気にもかけずに奔放に遊び回っている。
ある日、マリーは新しい恋人、レイを家に連れて来る。うだつの上がらない芸能プロモーターであるレイは、たまたま耳にしたLVの歌声に魅了される。LVは繰り返しレコードを聴くうちに、ジュディ・ガーランド、マリリン・モンローなど往年の有名歌手たちの物まねを完璧にマスターしていたのだ。
レイは嫌がるLVを町のクラブで歌わせようとする。マリーもレイの言いなりで、娘の気持ちなど一切考えようとしない。そんなLVの支えとなったのは、電話工事でLV宅を訪れた青年、ビリー。自分と同じく内気で繊細なビリーに、LVはいつしか心を許すようになった。「お父さんのために歌うべき」だとレイから説得されたLVは、一度だけという条件でステージに立つ。LVの素晴らしい物まねと歌声に観客は大喜び。レイは大々的にLVを売り出そうと画策するが…。
■作:ジム・カートライト
■演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ) 第21回読売演劇大賞 優秀演出家賞受賞
■配役:
リトル・ヴォイス:大原櫻子
マリー・ホフ:安蘭けい
ビリー:山本涼介
セイディ:池谷のぶえ
ミスター・ブー/ビリーの上司:鳥山昌克
レイ・セイ:高橋和也
翻訳:谷 賢一/音楽監督:扇谷研人/美術:原田 愛/照明:原田 保/音響:山本浩一/
衣裳:藤田 友/ヘアメイク:宮内宏明/振付:川崎悦子/歌唱指導:花れん/ 演出助手:和田沙緒理/舞台監督:齋藤英明、八木 智
■日程:5月15日(月)~5月28日(日)
■会場:天王洲 銀河劇場
■主催:ホリプロ/フジパシフィックミュージック 企画制作:ホリプロ
■日程:6月3日(土) 18:30 、6月4日(日) 13:00
■会場:富山県民会館 大ホール
■主催:イッセイプランニング/富山テレビ放送
■問合せ:イッセイプランニング 076-444-6666 (平日 10:00-18:00)
■日程:6月24日(土) 12:00 /17:00
■会場:北九州ソレイユホール
■主催:RKB 毎日放送/キョードー西日本
■問合せ:キョードー西日本 092-714-0159