クラリネット界の貴公子のサウンドに酔う、第458回 日経ミューズサロン ダニエル・オッテンザマー(クラリネット) 

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クラシック
2017.3.12
ダニエル・オッテンザマー(クラリネット) ©Julia Stix

ダニエル・オッテンザマー(クラリネット) ©Julia Stix

 時に甘く、時に饒舌に。クラリネットという楽器が持つ、多彩な魅力を表現し尽くす、変幻自在のプレイで、世界中の聴衆の心を捉える、ウィーン・フィル首席奏者のダニエル・オッテンザマー。クラリネット界を牽引する貴公子が、日経ミューズサロンに登場、選りすぐりの名曲を届けてくれる。

 父エルンストは長く“ウィーン・フィル不動の首席”として活躍、弟アンドレアスもベルリン・フィル首席を務めるという、音楽の街ウィーンが育んだ、クラリネットの名家の出身。ダニエルは、2009年からウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場の首席を務める一方、ソリストとして、世界中の一流楽団や演奏家とも共演を重ねている。

 今回のステージは、ピアノの村田千佳と共演。ベートーヴェン「モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より『お手をどうぞ』による変奏曲」やロッシーニ「序奏、主題と変奏」、ストラヴィンスキー「3つの小品」、ドビュッシー「第1狂詩曲」など多彩な作品に、自作「アーティへのオマージュ」を添える。

文:笹田和人
(ぶらあぼ 2017年3月号から)


第458回 日経ミューズサロン ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)
3/13(月)18:30
日経ホール
問合せ:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com/
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