滝沢秀明の初主演作が国際映画祭でグランプリ狙う 清水崇監督『こどもつかい』がブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭へ出品
映画 『こどもつかい』 門脇麦 (C)2017「こどもつかい」製作委員会
滝沢秀明主演の映画『こどもつかい』が、4月4日から開催されるブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭のインターナショナルコンペティション部門に招待されることが決定した。
『こどもつかい』は、『呪怨』シリーズで知られる清水崇監督による完全オリジナルストーリーの最新作だ。新人記者の駿也が、連続不審死事件を追ううちに、“こどもの霊”を操る謎の男“こどもつかい”の存在にたどり着き、恋人とともに呪いに襲われる、という物語。本作で滝沢秀明が映画初主演を飾り、”こどもの霊”を操り大人の命を奪う謎の男を怪演。連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也役でHey! Say! JUMPの有岡大貴が、駿也の恋人・尚美役で門脇麦が出演する。
『こどもつかい』が出品されるブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭は、シッチェス映画祭、ポルト国際映画祭と並ぶ世界三大ファンタスティック映画祭に数えられるヨーロッパを代表する映画祭。今年は、4月4日から4月16日の期間で開催される。同映画祭では、昨年2016年度に佐藤信介監督の『アイアムアヒーロー』がインターナショナルコンペティションでグランプリを受賞したほか、中田秀夫監督の『リング』『仄暗い水の底から』、石井克人監督の『茶の味』、金子修介監督の『デスノート』、園子温監督の『ヒミズ』などが賞を受賞。特に清水監督は『稀人 まれびと』でグランプリ、『ラビット・ホラー3D』で準グランプリを獲得した過去がある。グランプリの発表は映画祭最終日の4月16日(現地時間20時)を予定している。
映画祭出品を受け、清水監督と、同映画祭プログラム・ディレクターのフレディ・ボッゾ氏のコメントも発表されている。
清水崇監督
清水崇監督
本作の世界最初のお披露目がベルギー、ブリュッセルの地で…光栄です!通常の映画祭ではなかなか目に留められない事の多いホラー作品ですが、僕の映画が初めて賞をいただいたのも、本映画祭でした。ベルギーでは、大人も子供も日本より個人主義で大らかですが、あの歴史ある可愛らしい町で、『こどもつかい』による、こどもたちの無邪気な〝おつかい〟がどのように受け止められるのか?楽しみです。
フレディ・ボッゾ(映画祭副代表、プログラム・ディレクター)
私たちが「こどもつかい」を選出したのは、清水監督がこれまで描いてきた作品に含まれる要素である、プロフェッショナルで強烈、人々に恐怖を与える、鋭く繊細な描写、冷静かつ効果的な技法をすべて含んでおり、尚且つ、サスペンスと感情表現の面において”新しさ”を発見したからである。清水監督が2005年に「稀人」を上映しグランプリを受賞した時と同様に、「こどもつかい」は私たちの誇り高い国際コンペティション部門で上映するにふさわしい作品であると確信している。
映画 『こどもつかい』は6月17日(土) ロードショー。
滝沢秀明
有岡大貴 (Hey! Say! JUMP) 門脇麦
尾上寛之 河井青葉 田辺桃子 中野遥斗 玄理 山中崇 吉澤健 西田尚美
監督:清水崇
脚本:フラシリィー・アン・山田 清水崇
音楽:羽深由理
製作:「こどもつかい」製作委員会
企画・配給:松竹
制作プロダクション:松竹撮影所 東京スタジオ
【ストーリー】
新人記者の駿也は、郊外で起こった連続不審死事件を追ううちに奇妙な偶然に辿りつく。小さなこどもが失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいるのだ。死んだ大人たちはこどもに怨まれていたという。街の人々の間に広がる、“こどもの呪い”の噂。これは、事件なのか?呪いなのか?そして、駿也の恋人・尚美がふとしたことでこどもに怨まれ、“こどもの呪い”が現実に迫りくる。尚美を守るため呪いの核心に近づこうとする駿也だが、2人の前に現れたのは、謎の男“こどもつかい”。男の笛の音と共に、物影から、廊下の奥から、そして背後から、次々に“こどもの霊”が現れ、襲い掛かる。“こどもつかい”とは何者なのか?果たして2人は、この“呪い” と“怨み”から逃れることができるのか。