ついに開幕『ピピン』のサーカス&ミュージカルに客席熱狂

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舞台
2015.9.5

サーカスとミュージカルを融合させた斬新奇抜な新演出によって、2013年トニー賞では「最優秀リヴァイヴァルミュージカル作品賞」「最優秀演出賞」など4部門を受賞した話題のブロードウェイ・ミュージカル『ピピン』来日公演が9月4日(金)ついに開幕した。

ガブリエル・マクリントンの演じるリーディング・プレイヤーによる「ボブ・フォッシー・スタイル」のミステリアスなダンスで始まる冒頭ナンバー「Magic To Do」。彼女の背後の幕が切って落とされるや一瞬にして、壮大かつ絢爛なサーカス風景が舞台全体に現れる!このマジカルな演出に観客は早くも興奮。編集子もここで涙腺が決壊。

その後も主な俳優の登場に対して、そしてアクロバットやマジックが披露されるたびに大きな拍手が湧き起きるなど客席は相当な盛り上がりを見せた(とりわけピピン王子の祖母が見せる驚異の場面で熱狂はピークに達する)。この反応を受けて舞台もさらにノリノリ感が増すという好循環の空気が初日から出来上がっていた。そんな中、名匠スティーヴン・シュワルツ(『ウィキッド』『ゴッドスペル』等)が24歳の時に作った名曲の数々や、初演の演出・振付をおこなったボブ・フォッシーのスタイルを受け継ぐダンスの数々も魅力を倍増させて観客の胸の中に熱く迫った。

新演出版の本邦初演の前日に、東急シアターオーブにてリハーサルが公開されたことは既に「SPICE」でも報じた通りだが、本日はその中で行われた会見の模様を新たに「まるまる映像で」お届けする。公演のスペシャルサポーターとして米倉涼子も参加、『ピピン』の魅力を熱く紹介しているのでぜひお聴き逃しのなきよう。

なお、その米倉涼子がナヴィゲイターをつとめる特別番組=「チャンネルΣ『米倉涼子のミュージカルライフ』~ブロードウェイ生活と「ピピン」との出会い~」が、9月5日(土)朝9:55よりフジテレビ(関東のみ)で放送される。これを観て、ぜひ『ピピン』の魅力の一端に触れていただきたい。

会場ロビーに設置された記念撮影用パネル。フォッシー・スタイルのポーズで撮るのが早くも定番化。

会場ロビーに設置された記念撮影用パネル。フォッシー・スタイルのポーズで撮るのが早くも定番化。

公演情報
ブロードウェイミュージカル『ピピン』
原題:PIPPIN
作曲:スティーヴン・シュワルツ
脚本:ロジャー・O・ハーソン
演出:ダイアン・パウラス
サーカス・クリエーション:ジプシー・スナイダー
振付:チェット・ウォーカー
期間:2015/9/4(金)~2015/9/20(日)
会場:東急シアターオーブ
公式サイト:http://www.pippin2015.jp/

来日キャスト
ガブリエル・マクリントン(リーディング・プレーヤー)
ブライアン・フローレス(ピピン)
ジョン・ルービンスタイン(カール神聖ローマ帝国大帝)
サブリナ・ハーパー(ファストラーダ、リーディング・プレーヤーとバーサのアンダースタディ)
ブラッドリー・ベンジャミン(キャサリン)
プリシラ・ロペス(バーサ)
エリック・アルテミス(ルイス、ピピンのアンダースタディ)
サッシャ・バックマン(プレーヤー)
ジェイク・バーマン(テオ)
ケヴィン・ラングロワ・ブーシェ(プレーヤー)
マーク・バレル (スウィング、アシスタント・コリオグラファー、ダンスキャプテン)
マシュー・デグズマン(プレーヤー、ルイスのアンダースタディ)
サミー・ディニーン(プレーヤー)
ローラ・ホール(プレーヤー、キャサリンのアンダースタディ)
ニコラス・ジェモーニ(プレーヤー)
アンナ・カチャロヴァ(プレーヤー)
アラン・ケリー(プレーヤー、チャールズのアンダースタディ)
ベン・クリーガー(テオ)
シャーロット・オサリバン(プレーヤー)
アンナ・シュナイター(プレーヤー、キャサリンのアンダースタディ)
ケイティー・スミス(プレーヤー)
ボリス・ヨーク(プレーヤー)

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