『フジロック2017』今年見逃せない女性アーティスト10組

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2017.7.3

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’おひとりさま’という言葉が多用されて久しいが、日本各地で行われる夏の音楽フェスティバル(通称・夏フェス)における’おひとりさま’での参加は、元来ノーマルな、極々普通のことである。どの趣味でも共通して言えることだが、周囲に趣味の合う人がいなければ一人で参加するしかないし、音楽に関して言えば、一人でコンサートやライブへ足を運ぶこと自体が特別でもなんでもなく、それがフェスに転化されただけのことだ。

そしてまた、夏フェス会場では音楽やそれぞれのフェスの持つ魅力に惹かれ、終日歩いて汗を流すなど、スポーツにも通じるところのある夏フェスでは颯爽と我が道をゆくオシャレな大人女子をよく目にする。彼女たちは一人で参加している場合もあるし、グループを組んでいたりもするが連んでいるわけでもなく、ただ自由に、翼を広げて個々に楽しんでいる姿が魅力的だ。

各夏フェスも、ヘッドライナーはもちろんのこと、ステージ割や出演者もほぼ出揃うのが恒例となる梅雨入りのこの季節。情報を吟味しながら今年はどの夏フェスへ行こうかと考えを巡らしている人も多いのではないだろうか。そこで今回は、オシャレ大人女子が多く集う、自然と音楽の共生を目指す日本最大級の野外ロックフェスティバル『FUJI ROCK FESTIVAL』に焦点を当てて、オシャレ大人女子として「今年見逃せない女性アーティスト10組」をステージ毎に紹介していこう。まずはグリーンステージから。最初のアーティストは……

<GREEN STAGE>

ビョーク

ビョーク

■ビョーク(BJÖRK)
今年のヘッドライナーのうちの1組、世界の歌姫ビョーク。アイスランド生まれ、レイキャビーク出身である彼女は、これまでに8枚のスタジオアルバムをリリースし過去12回グラミー賞にノミネートされているアイスランド屈指のアーティスト。フジロックフェスティバルでは98年、03年、13年と来日し、常に新しい物を出し続けて話題を呼び続けている最重要アクトであるビョークが、フジロックフェスティバル'17で再来日を果たすステージは見逃せない。

 

YUKI

YUKI

YUKI
バンド時代の可愛いポップ・ロックボーカリストから透明感のある美しい女性アーティストへと変貌を遂げ、今年ソロデビュー15周年を迎えたYUKI。JUDY AND MARYのヴォーカリストを経て、2002年にシングル「the end of shite」でソロ活動を開始。前衛的でありながらポップに仕上げる独自の世界観、独特の歌声、唯一無二のライブパフォーマンスで圧倒的な存在感を放ち続けている彼女が、フジロックのメインステージに初登場する。


 

Cocco

Cocco

Cocco
今年これまで発表された日本人アクトの中で、最も驚きの声が上がったアーティストの一人であるCocco。1977年、沖縄県那覇市出身のアーティストは今年でデビュー20周年を迎えた。これまでにCDシングル17枚とオリジナルフルアルバム9枚を発表。音楽活動以外では、絵本、エッセイ集、小説などの書籍を上梓、その他舞台や映画への出演など、その活動フィールドは多岐に渡る。沖縄が生んだ奇跡の歌姫が苗場の自然とどのように溶け合うのか、必見。
 

 

ロード

ロード

■ロード(LORDE
デビュー・シングル「ロイヤルズ」で全米・全英1位を獲得、全米シングル・チャートでは9週連続1位という驚異的な記録を達成、そして史上最年少17歳でのグラミー賞の年間最優秀楽曲賞受賞という衝撃のデビューを飾ったニュージーランド出身のシンガー・ソングライター、ロード。初来日となったフジロック2014では、レッドマーキーのヘッドライナーとして幻想的で圧倒的なパフォーマンスを披露。満を持してグリーンステージに登場する。

 

<RED MARQUEE>

ニナ・クラヴィッツ

ニナ・クラヴィッツ

■ニナ・クラヴィッツ(NINA KRAVIZ
現代の電子音楽シーンの最重要人物の一人であるシベリア出身のニナ・クラヴィッツ。シンガー/プロデューサー/DJ と幾つもの顔を持ち、情熱的なレコードコレクターである彼女の持つ独特な電子音楽のセンスでレーベルтрип(読み:トリップ)を立ち上げるに至った。DJとしてのパフォーマンスでも絶大なる支持を得ており、世界中のフェスティバルのヘッドライナーから小規模なクラブでのパフォーマンスまでをこなす現代のカリスマDJ がついにフジロックに降臨。
https://soundcloud.com/nina-kraviz
 

スロウダイヴ

スロウダイヴ

■スロウダイヴ (SLOWDIVE)
ニール・ハルステッドと紅一点のレイチェル・ゴスウェルを中心とするイングランドのオルタナティヴ・ロックバンドで、90年代シューゲイザーを代表するバンドとして名を馳せるスロウダイヴ。91年にデビュー、95年に3rdアルバム『ピグマリオン』のリリース後にバンドは解散したが、2013年、19年ぶりに再結成した。同年の伝説のフジロック初来日公演を超える最高のステージを魅せてくれるだろう。


 
マギー・ロジャース

マギー・ロジャース

■マギー・ロジャース(MAGGIE ROGERS)
2016年、ニューヨーク大学の芸術学部ティッシュ・スクール・オブ・アート内の機関であるクライヴ・デイヴィス・インスティテュート・オブ・レコーデッド・ミュージックの学生だったマギーが、ファレル・ウィリアムスによる特別授業で「アラスカ」の初期バージョンを披露。その際、ファレルが言葉を失う程にまで感心したことがきっかけとなり、各メディアから大注目を浴びることに。米メリーランド出身の22才、フジロック参戦で初来日を果たす。

 


水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ

■水曜日のカンパネラ
2013年からコムアイを主演とするユニットとして始動。メンバーはコムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)、Dir.F(その他)の3人だが、表に出るのは主演のコムアイのみというスタイルの表現者たち、水曜日のカンパネラ。その音楽性もさることながら、主演のコムアイはDOLCE&GABBANAがミラノで発表した2017-18年秋冬コレクションのショーでランウェイモデルとしても歩くなど多様な活動を行なうなど、オシャレ系大人女子には外せないアクトはSUNDAY SESSION に登場する。

 

<FIELD OF HEAVEN>

LOVE PSYCHEDELICO

LOVE PSYCHEDELICO

■LOVE PSYCHEDELICO
2000年にデビューしたユニット、LOVE PSYCHEDELICO。1stアルバム『THE GREATEST HITS』は200万枚を超える驚異的なセールスを記録し、現在までにシングル14枚、オリジナルアルバム6枚をリリースしている。NAOKIの卓越したギターテクニックとKUMIのヴォーカルスタイルは、印象的なリフ・日本語と英語が行き交う独特の歌詞によって唯一無二の音楽を作り出し続けているフジロックの常連。

 


T字路s

T字路s

■T字路s
2010年5月に結成された伊東妙子(Gt,Vo)篠田智仁(Ba. / COOL WISE MAN)によるギターヴォーカル、ベースのデュオ。二人が織りなす音楽はブルースやフォーク、ロックンロールを飲み込みつつ、ジャンルの壁を超え、人生の激情や悲喜交々をストレートに表した楽曲たちがファンの心を揺さぶり続けている。今年のフジロックでは FIELD OF HEAVEN の他、土曜にはCRYSTAL PALACE TENT にも出演する。

 

この他、Gypsy Avalonをはじめ、PYRAMID GARDEN、Café de Paris などのステージにも多数の女性アクトが出演するので詳しくはオフィシャルサイト(http://www.fujirockfestival.com)でチェックして欲しい。

フジロック本番まで残すところ2ヶ月弱、そろそろ準備を始めてもいい頃合いと言えるだろう。や駐車券、宿泊、アクセス方法などは勿論のこと、持ち物の準備も今からやっておけば安心だ。そしてタイムテーブルが発表されたら、オシャレ女子的マイ・タイムテーブルを作成して、今年も夏を満喫しよう!


文=早乙女‘dorami’ゆうこ

 
イベント情報
FUJI ROCK FESTIVAL'17
 日時:2017年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
 会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場

 
・オフィシャルサイト  http://www.fujirockfestival.com
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