【山人音楽祭クイックレポ】04 Limited Sazabys リスペクトとともに決めた最高のスタートダッシュ
04 Limited Sazabys
山人音楽祭2017 【赤城ステージ】 04 Limited Sazabys
「全員でぶちあげて楽しんで行って帰ってください!山人、開幕~!」。前説を務めるNAIKAの開会宣言から、ついに幕を開けた『山人音楽祭2017』。スクリーンに04 Limited Sazabysのバンド名が映し出されると、RYU-TA (Gt)、 KOUHEI(Dr)、 HIROKAZ(Gt)、GEN(B/Vo)がステージに現れた。「やまびと~!」「最初から楽しむ準備できてますか~?」。RYU-TAとGENが叫び声をあげると、初っ端の「monolith」から、朝イチの赤城ステージを一気に大暴れさせる。いつものように<きっと忘れられないな>に続くフレーズを、その場所ごとに変えて、<G-FREAK FACTORYが用意してくれた 群馬のステージを>と歌えば、会場からは大きな歓声が湧いた。真っ赤な照明のなかで届けたエッジの効いたロックナンバー「knife」、軽快なドラムが心踊らせる「Chicken race」、与えられた時間をわずかでも惜しむように、フォーリミは次々と楽曲を届けていく。
04 Limited Sazabys
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「山人! 山人! G-FREAK FACTORY!」。RYU-TAによるコール&レスポンスでは、両手で山のかたちを作って一体となるフロア。トップバッターのフォーリミがそうであるように、今日このステージでは、多くの出演アーティストが何度もG-FREAK FACTORYの名前を呼ぶことになると思う。1ステージ1ステージ、確かに繋いでいくバトン。その第一走者となったフォーリミは最高のスタートダッシュで駆け抜けていた。
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「大事な大事な1音目を任されました。ずっと出たかったです。名前が変わる前から出たかった。心から尊敬するバンドです。G-FREAK FACTORYを初めて見たときのことをよく覚えてます。今日はG-FREAK FACTORYよりも楽しんで帰ります!」
MCでGENが喜びを爆発させると、ポップなメロディが弾む「Warp」や、トップギアで頂上まで上り詰めるファストチューン「climb」と、中盤以降も容赦なく攻めるフォーリミ。最後のMCでは、GENが自身も名古屋で主催フェス『YON FES』を開催するからこそ共鳴する想いを口にすると、「G-FREAK FACTORYに愛と感謝とリスペクトを込めて」と、“偽りなき自分自身に生まれ変われ”と想いを込めた最新ナンバー「Squall」を届けた。かっこいい先輩バンドの背中が、次の世代のかっこいいバンドを育てていく。そんな文脈のなかで成長してきた04 Limited Sazabys、文句なしのトップバッターだった。
取材・文=秦理絵 撮影=HayachiN
04 Limited Sazabys
1. monolith
2. knife
3. Chicken race
4. Warp
5. climb
6. fiction
7. escape
8. Squall
9. swim